人生: 砂漠にて

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2006.06.21(MOTHER2より)

砂漠にて

 ゲーム進行だけでいえば、4つ目の町についたところです。
 が、いま何をしているかといえば、3つ目の町と4つ目の町の間にある砂漠をうろうろしているところです。

 順序立てて書こう。
 3つ目の町のボス敵を倒し、4つ目の町に行けるようになった僕らは勇躍バスに乗ったのだった。4つ目の町に行く途中には砂漠を通過するのだけど、その国道でちょっとした事故があって、僕らは砂漠で立ち往生するはめになったのだった。
 さらにもうちょっとゲーム進行を進めると、なかなか広いうえに敵だらけな砂漠を歩いて突っ切るとその先には4つ目の町に通じる道がある。僕らはそこを進んで4つ目の町に着き、すぐにホテルが目に入ったので泊まってセーブして電源を切ったのだった。
 ここまでが昨日の話。
 で、今日はといえば4つ目の町で話をきくわけでもなく、昨日歩いた砂漠をまたもやうろうろしているのだった。だがこれは新手のスタンド攻撃を受けているわけでは断じてない。←そうでしょうね

 昨日は砂漠をたしかに突っ切ったけど、あの広い砂漠のすべてを見たわけではないのだ。比較的最短ルートを通って歩いてたのだ。でもそれってもったいない気がしませんか。僕はします。とても。
 ただ意味もなくだだっぴろいってことはないだろう。砂漠中をくまなく歩けば、たとえばなにかプレゼント(くどいようですがこのゲームにおける宝箱のようなもの)が落ちていたりするかもしれないじゃないか。
 で、逆方向に歩く。今度は横に1画面分ずつスクロールさせては縦に歩き、縦方向に行き止まりになったらまた横にスクロール、そして縦に……とまあヘビがのたくるように歩いていく。やってみたら意外と厳しい旅路だ。敵はそこそこ強いし、最短距離ならともかくこうやって歩くと本当に広い。砂漠はゲーム的な意味で本当に暑く、すぐ日射病になる(ゲーム的な意味で。回復アイテム等で回復する)。特にあのニヤニヤした丸い敵が実にめんどくさく、しばしば全体攻撃をしてくる上に回避不能な大ダメージを必ずこっちに与えてくる。
 気がつけば、1人気絶していた。「きぜつ」というのは他のゲームでいうところの「しぼう」とか「せんとうふのう」のことだ。回復アイテムはレアなのであいにく手持ちにない。こうなると町まで戻って病院に行くしかないが、これなまじ広い砂漠なだけに町まで戻るのもひと苦労なのよ。
 途中どんどん敵に出くわす。えーとこれ人によって全然共感が得られないと思うんですが、パーティーの仲間が1人死亡(きぜつ)している時に敵を倒すのって、いささか抵抗がないでしょうか。だってほら死んでる人おいてきぼりで残った人にだけ経験値が入るでしょ。たしかに若干ではあるけどパーティー内のレベルのバランスが悪くなりそうじゃない。1人だけレベル低くてHP足りないお荷物キャラになったら困るじゃん。いや机上の空論というか本来はそこまでバランスが悪くはならないんだけど、気持ち的に。
 ……何行も費やして書いたけど、本当に単なる気持ちの問題でしかないのでたぶん共感は得られないと書きながら悟った。まあいい、とにかく僕はこうなっちまったらできるだけ戦闘は避けたいのだ。町に着いて病院で回復するその時まで。でも敵がわんさと現われるのよこれがまた。
 「にげる」コマンドを毎回使うんだけど、とうとうある場面でいくら逃げても失敗し続け、パーティーは全滅した。あああ1人きぜつした段階ですでにちょっとへこんでたけど、いっそうへこむなあ。

 このまま電源を切るとすごく負けな気がするので、気を取り直してもう1回砂漠に行く。例によって1画面ずつスクロールしながら歩いて、珍しいプレゼントを見つけたりもした。途中、くすりとするようなセリフにも出会えた。はっとするようなものが視界に入り、あわてて近づくとそうでもなかったりもした。あいかわらずあのニヤニヤした丸い敵はめんどくさい。くまなく探さないと見つからないような物を見つけたりもした。まず4つ目の町で話を聞いてから砂漠を探索した方が順序的に良かったのかなとちょっと思うようなこともあった。びっくりするくらい高い経験値を残す敵がいた。そうかと思うとあのニヤニヤした丸い敵は本当に心底めんどくさかった。
 だいたい砂漠の半分くらいを歩いたあたりで、やっと待望の宿泊兼セーブ施設が見つかった。今日は砂漠の半分で十分だろう。いや本当もう疲れたし。で、セーブして電源を切る。
 セーブしてゲームを終わるときに必ず聞けるメッセージの「おたがい よくがんばったよな。」が、今日はすごく実感がこもって聞こえた。いやあもう本当に今日はがんばった気がする。

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 匿名上等・あいさつ不要・タメぐち有りというルール無用の残虐ファイトがまかり通る悪夢のコメント欄。そこでは管理者の「なんかノリが合わねえ」の一言でコメントが削除される恐怖政治が横行していた。
 その時、この地獄の地にあえてコメントを投稿する恐れ知らずの猛者が現われたのだ! いや、あなたの事ですよ?
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