書評
しりあがり寿の『弥次喜多 in DEEP』は本当にすげえなあ。
いくらニール・ゲイマンが凄くて『SANDMAN』で世界幻想文学賞やアイズナー賞をとってようが、そんなの『弥次喜多 in DEEP』が英訳されたらそれどころじゃないぜ。とか思ってしまう
(*1)。
祖父江慎+大津千秋(コズフィッシュ)の狂いまくった装幀も最高。祖父江+COZ FISHは僕のここ数年来の一押しなのだ
(*2)。
どんな内容なのかは腰巻の文が見事に説明しきってるので、引用して説明に代えておこう
(*3)。「『お約束の地』お伊勢さんを目指して、笑いと悲しみ、生と死、妄想(
ゆめ)と真実(
リアル)の波打ち際をさまよう、ご存じ弥次喜多、魂のふたり旅。千年世紀末にマンガ表現がたどり着いた極北として、圧倒的喝采を呼ぶ、愛と命の物語。」 本当にこういう話なんだよ。最初のうちはわりと昔ながらのしりあがり調ギャグノリが残ってるんだけど、後になればなるほど本当にマンガ表現の極北になってくる。いやー、マジに面白すぎるわ。
現在二巻。コミックビーム連載中
(*4)。アスペクト刊。
*1 『弥次喜多 in DEEP』が英訳されたらそれどころじゃないぜ。
大丈夫か? 俺。
*2 祖父江+COZ FISHは僕のここ数年来の一押しなのだ
小学館プロダクションの『X-MEN』は本当に物凄い完成度だった。最近は同社では『BATMAN: BLACK & WHITE』のような豪華本にしかタッチしてないのが残念。やっぱり仕事料が高いんだろうか。
*3 引用して説明に代えておこう
手抜きか?
*4 コミックビーム
いつ休刊になってもおかしくない事で有名な雑誌。