人生: 過去ログ 2000年05月

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過去ログ 2000年05月

※下に行くほど新しい記事です。

2000.05.01(家電・エレクトロニクスより)

タカラ ダイノバイザー

ダイノバイザーといえば家庭用ヘッドマウント・ディスプレイ (頭からかぶって目を覆うタイプのディスプレイ装置) のさきがけ的存在である。発売はもうかれこれ5年くらい前である。いまやオリンパス光学工業の『アイトレック』が人気だというのにいまさらダイノバイザーである。なにしろ安かったのだった。発売当時定価5万円代 (あいまい) だったというのに、いまやヨドバシカメラで決算処分3千円 (これもあいまい) で売られているのだった。ヨドバシのゴールドポイントで買えてしまうのであった。

まあ安かったわけだし

 やっぱデカい! 総プラスチックみたいなもんだから軽いけどデカ! とか思いながら接続。これ、ビデオ入力からヘッドマウントに直じゃなく、一回コネクタ(*1)経由するんですね。電源も含めてコードが一本にまとめられるのでいい感じ。で、さっそくヘッドマウントをヘッドにマウント!(頭悪そう)
 うわ、見づらい!
 というか、予想はしてたんだけど。広告とかでは映画館のスクリーンばりの大画面効果、的なことがうたわれてましたが、当然そんなことはありません(*2)。なにしろ粗い走査線がバシバシ入ってるので、大画面というよりはどう見ても「小さな画面が眼前に置いてある」ようにしか見えません。コントラスト強いし、だいいち左右の視界調整がうまく合わないのでイヤな影とか入るし。一応調整はできるんですけど、微調整はできないという感じですか。画質はいまいちと言わざるをえまい(*3)。ひとことで言えば『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の広告みたいな感じになると言えます。
 どうやらヘッドマウントのサイズがでかい関係上、いまひとつベストの位置に固定されないみたいなんですな。ベルトできっちり固定したつもりでも、いつのまにかズレてたりする。ちなみにメガネ着用のまま使用可能ですが、フレームが微妙に圧迫されてクラッシュの恐怖がけっこうデカいです。でも、安かったしこんなもんだと思うな、オレは。

使ってみまショー (しょぼい)

 まずは映画を見てみましょう。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を見るとちょうどいい気もしますが、ここはたまたま手元にある的な感じで『ダイ・ハード』を見てみましょう。……こ、こいつは! 迫力満点です! 嘘です! 迫力ゼロです。あーなんか画質の悪さがものすごく悪い方向に向かいますね、映画とかドラマとかだと。超ミニ画面でしかも画質悪いテレビをむりやり近距離で見せられてるような感じで、全然ダメです。
 そのへんはわりと予想されてたことではあるので、今度はゲームいってみます。自分視点のゲームとかだと面白いんじゃないでしょうか。ドリームキャストの『クレイジータクシー』(*4)あたりで。……こ、これはマジで迫力ある! 冗談抜きに! 意表を突かれました。おおお、なんだこの奇妙なうねりは。ん? これって3D酔いに近い状態じゃないのか。
 つうことで、このダイノバイザーを装着してると、今までと違う視点世界が広がることが判明しました。簡単にいうと、自分視点のゲームだと微妙ながら体を振ったり首を振ったりしてるもんですね、ゲーム中。普通だったら首を振ればテレビ画面は視界から消えたり見切れたりするんですが、ダイノバイザーだと自分の首を振っても画面がつねに眼前についてくるわけです。これ、けっこう平衡感覚が失われて楽しいです。うわ、これ面白いわ。手軽な絶叫マシーンみたい。これだけのために買う価値アリとみたね。3千円だし。

続・使ってみまショー

 では、もっと3D酔いっぽいかんじで、視点移動ばりばりのニンテンドウ64版『ゼルダの伝説』(*5)いってみましょう。……あ、意外に酔わない。視点移動しすぎるゲームだとかえって三半規管がそれにそなえるのか、それほど平衡感覚に問題はありませんでした。
 でも『ゼルダの伝説』、これ、しばらくプレーしてるとけっこう画面にド迫力が出てくることを発見。もともと風景の遠近がすごく計算されたゲームなんで、画質悪いとはいえダイノバイザーで見るとけっこう遠くのものは遠くに、近くのものは近くに見えます、マジに。慣れると本当に映画のスクリーン気分にすらなれます。これはスゲエ。拾い物。
 さてそれではこのダイノバイザーを買ったそもそもの理由、『フロントミッション・オルタナティヴ』(*6)やってみます。……ウオオオオ! すげえ! サイバー感満点です。画質の悪さとか走査線とかがまさに未来兵士気分を助長しまくってとんでもない臨場感です。オッス! オラ、サイバー兵士! とかいう雰囲気です。決してゲーム中エキサイティングとは言えないゲームですが、ダイノバイザーを装着すると臨場感が500%程度アップするので大変ドキドキしながらゲームできます。死ぬのか! オレはここで死ぬのかーッとか思いますよマジで。やべえ、楽しすぎるわコレ。いまなら『オルタナティヴ』じたい中古だったら1000円以下という超安値で売られてるので、これはダイノバイザーとセットで購入すべきですよ。
 まあ、どっちもいまどき売ってないとは思うけどな。

*1 コネクタ


それほどかさばらないので安心です。

*2 当然そんなことはありません

当然って。

*3 画質はいまいちと言わざるをえまい

 
通常の画像(左)を記憶をもとに画像ツールを使って再現してみた(右)。

*4 『クレイジータクシー』

通常のレースゲームに比べて上下・左右の動きがハデなので実験に使用。

*5 『ゼルダの伝説』

一見ふつうな画面のようで、さりげなくこだわりぬいてある。

*6 『フロントミッション・オルタナティヴ』

鉄と泥と硝煙のゲーム。それ以上言いようがない。

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2000.05.03(マンガ・アニメ絵より)

GP

立ち読みした今号のコミックキュー(LOVE号)、なんかガチャポン関係のマンガがあって(全てにおいてあいまい)、個人的にけっこうツボだったので記憶をたよりに描いてみました。似てない。
で、このマンガの中では商標とかの関係なのか、ガチャポンのことを「GP」って書いてたのでタイトルが「GP」。それ以外の情報についてはいまだすべてあいまい。作者が誰であるかさえも。

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2000.05.21(その他もろもろの話より)

37度8分線

 ひとむかし程度の以前、PSY・S(*1)というバンドがあって、彼らのある曲の一節に「7度8分のデジャ・ヴ」という歌詞があった。曲名はぜんぜん思い出せない。『パラシュート・リミット』だったかと一瞬だけ思ったが、ぜんぜん違う。たしかに曲調は似ているがしかし違う。タイトルに「薔薇と」という言葉が入っていたような気もする。じゃあ『薔薇とパラシュート・リミット』か。そんなわけがないじゃないか。
 ここで私が問題にしたいのは実はPSY・Sのことではない。7度8分というあいまいな温度のことである。緯度かもしれないが。経度だったらどうする。どうすると言われても困るだろうが。
 たとえばあなたのいまの体温が37度8分だったとしよう。いきなりそんなことを規定する私は何様なのかと少し思ったが、ここはひとつ泣いて37度8分になってほしい。どうだろう、この中途半端な体温は。そして規定したかと思えばいきなり中途半端とこきおろす私はいったい何様なのだろうか。
 それにしても37度8分である。37度2分だったらまあ、比較的平気でいられる。ちょっと頭が重いかなとか言っていられる。だが37度8分ではそう呑気ではいられないだろう。かといって、ただ寝ているというのもどうだ。何もしないでいる分にはけっこう体は楽なのだ。なにしろ、何もしてないんだから。これでなおふらふらだったとしたら、それは37度8分ではない。38度を超えていると私は断言する。別に力を入れる場所じゃなかったか。とにかくそういうものなのだ。
 寝ていると楽ではあるが、暇でもある。そりゃあまあ、何もしていないわけだから。おまけに体が楽なので、これならイケるとか思ったりもする。かといって起きてなにか書き物のひとつもしてみようかと思うと、これが一向にすっきりしない。頭が痛い。体の動きがどうもしっくりこない。37度8分も熱があればそれも当然なのだ。じゃあ、俺はいったいどうすればいいのだ。病院に行ったところでこの程度では点滴がいいところで、たいして効き目も薄い。だいいち病院に行く道中の手間がいかにも体に悪そうじゃないか。外は寒い。病院は遠い。これはいけない。なんだかよくわからないが、とにかくいけない。明日は学校とか仕事とかに行けるのだろうか。いや、間違いなく行けるんだが、行ったら行ったでふらふらになることは目に見えているのだ。だからといって休んだらそれはそれで寝てる分には元気だったりして、休まなくても良かったような気にさせられるのだ。くそ、なんだこの37度8分というやつは。
 ということを、37度8分の熱を出しながら思いました。

*1 PSY・S

サイズと読むが、そんなことよりなによりも、私はこのバンド名の間に入っているテンがナカグロだということがどうにも厄介だと思う。半角で書けないからだ。

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2000.05.22(その他もろもろの話より)

37度8分線 (ディレクターズカット)

 昔PSY・Sというバンド名の間にナカグロがあることがどうしても気になるバンドが「7度8分のデジャ・ヴ〜」とか歌っていましたが、あれは体温のことだったのだろうか。経度だったのだろうか。緯度だったとしたらどうする。ドキドキしますね。するか? そもそも曲名をぜんぜん思い出せないし。
 問題は体温なのです。37度8分なのです。たとえPSY・Sのあの曲が緯度や経度を歌っていたとしても、私はあえて体温にこだわるのだった。なんて話だ。
 それにしても37度8分は中途半端な体温だと思う。37度2分だったら話は早かったのだ。ふつうに生活できるというものだ(*1)。7度8分である。頭が痛い。つらい。もうだめだ寝る。で、寝たら寝たで今度はけっこう楽勝な気分だったりしてあれ、意外と病気軽いじゃん、起きて大丈夫じゃん、とか思ったりする。それが37度8分だ。そんで起きたら起きたで頭痛いっていうからこれは人を馬鹿にしてるって思わないですか。俺は思うよ。チキショー! なんなんだよ37度8分、休んだらいいんですか出かけたらいいんですかはっきりしてください。
 とかそんな具合のことを37度8分の熱でくらくらしながら書いてみた。

*1 ふつうに生活できるというものだ

ここで「いやそんなことはない」と言う人がでてきそうだが、そんな人に私はあえて言いたい。それもそうですね。

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2000.05.22(その他もろもろの話より)

お詫びと訂正

 「37度8分線」という文章を書く1日前にですね、実はこのような文を書いていたわけですが、いやあやっぱり熱のあるときに書く文ってすごいダラダラしてしょうがねえなあ、とか思いました。反省しました。でも読むほうにはたいして違いがなかったり前の方がよかったりするんだよなあ、とも思いました。おもしろいんで両方載せときます。君はどっちの文が好きだ(*1)
 あと、これタイトルと違ってぜんぜんお詫びも訂正もしてない。

*1 君はどっちの文が好きだ

そう問われても困るだろう。

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2000.05.28(その他もろもろの話より)

コタミカ

 なんとなく思ったのは、「夏はやっぱりレゲエだね」という表現は、もういいかげん「冬といえばコタツでミカン」みたいに陳腐化してるという気がする。たしかに僕もレゲエは聴きますが。夏だなあって思いますが。

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2000.05.30(ゲームの話より)

リスペクト・坂本賀勇!

 いや何がびっくりしたって今週のファミ通ですよ。今週って、もう発売日(公称)から4日もたってるわけなんで今週もなにもないんですけど。
 特集『21世紀を担うクリエイターたち』ですよ。その中で『トレード&バトル カードヒーロー』(*1)のプロデューサーの坂本賀勇って人のインタビューあったんだけど、この記事読んでビビったね正直。この人スゲエよ。『メトロイド』(ディスクシステム版)(*2)、『パルテナの鏡』(*3)、『ファミコン探偵倶楽部』シリーズ(*4)、『カエルの為に鐘は鳴る』(*5)、そんで『カードヒーロー』ですよ。スーパーヒットメーカーじゃないですか。あ、言いすぎたごめん。スーパーヒットメーカーはちょっと違うかもしれない、違うかもしれないけど、面白ゲームメーカーですよ。ヤベエよこの人。いきなりファンだぜ、坂本賀勇! 賀勇! 賀勇!
 いやちょっと待って、この「賀勇」って名前なんて読めばいいんですか?

*1 『トレード&バトル カードヒーロー』

やればやるほどその凄さがわかる。ファミ通で推しすぎててかえって引いてる人とかいそうですが、このソフトにはそれだけの価値はある。やるベシ。

*2 『メトロイド』(ディスクシステム版)

いい記憶しか思い出せない。スーパーファミコン版 (ニンテンドーパワー版あり) もマジオススメ。今やっても確実に面白い。

*3 『パルテナの鏡』

主人公がナスに変身することしか思い出せない。たしかおもしろかった気がする。

*4 『ファミコン探偵倶楽部』シリーズ

本当に怖くて本当に面白かった。このシリーズと比べると『探偵・神宮寺三郎』シリーズがケツの毛のような存在に思えてしまうくらい面白かった。ごめん神宮寺。

*5 『カエルの為に鐘は鳴る』

実はやったことない。がぜん気になってきた。買うかも。

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