人生: 過去ログ 2004年09月

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過去ログ 2004年09月

※下に行くほど新しい記事です。

2004.09.05(ドラゴンクエストVより)

誠意ってなにかね

 しばらく書いてなかったけど、まあ僕だってヒマじゃなかったってことさ。(いやな言い草)
 でまあその間ゲーム進行どうなってたかっていうと、いまやそのなんだ、青い髪の女性をめぐり竹取の翁おおいにパシらすという感じの場面である。具体的な表現をさけて比喩を駆使した結果、なんだかよくわからない説明になってしまった。

 ところでこの場面、なんつってわかってもらえてるのかどうか不安なんでもうちょっと真面目に書くと、青い髪の女性にまつわる争奪戦(パンチDEデートみたいなもの)のこの場面、僕はどうしてもしっくりこないものを感じている。
 主人公の行動が理解できないんですよ。
 いや、そもそもドラクエの主人公なんでしゃべらないし行動もプレイヤーまかせではあるんだけど、イベントの進行のために強制的にせざるをえない行動とか、周囲の反応とかで類推できる主人公の動きとか、あるでしょ? そうそれ。
 えーとこのあたりシナリオの重要な点についてふれるので非常にどう書いたものか悩むとこなんですけど、見るかぎりどうもこの主人公、その気もないくせにあのビッグイヴェントに参加してるようなのだ。
 けっこう人生かけて参加してる人もいるような一大イヴェントである。賞品そのものがケタ外れであるし、あだやおろそかにしては人格が疑われるタイプの賞品である。なのに、主人公は実のところおおいに副賞めあてである。そりゃたしかに副賞もデカいことはデカいが、なんつうか他人の人生とかそういうのを左右しかねない、1位賞品はアメリカ大統領の座、副賞でソニーのPSXとかそういうイヴェントにPSXめあてで参加してるようなものである。そのたとえもちょっとどうだろう。
 もう、このさい最初からPSXめあてだって主人公言っちゃえばいいじゃん、と僕などは思う。あるいは「こんな方法で大統領を決めるなんて間違っている! それをこの戦いに勝つことで証明してやる! 民主主義万歳!」とか言うんでもいい。たとえにたとえを重ねることでいよいよわかりづらくなってきてる気がする。
 とにかくそういう気配もなく、主人公と話をする町の人の反応は「あんたも大統領の座がめあてですか。核とか撃てるもんねえ」みたいな反応である。マイケル・ムーア監督が見たら憤慨ものである。別に話の流れから言って、「えっ? 大統領めあてじゃない? あんた無政府主義者じゃないだろうね」とかいうセリフが出ても不自然じゃない場面ながら、決してそういう声は出てこない。主人公は少なくとも否定はしていないということだ。どうしちまったんだ主人公。あんたはそんな不誠実な男じゃなかったはずだぜ。

 わかります、わかりますとも堀井雄二さん。ストーリー展開によっては今後「第二部:大統領編」もアリとしておきたい。そのために今のうちはまだ伏線をつぶしておきたくはない。そういうことなんでしょ堀井さん、雄二さん(人名をふたつに分けて呼ぶとゆでたまご先生っぽくなるね)。
 しかしここは主人公に感情移入できるかどうかのせとぎわである。もうちょっとさ、最初こそPSXめあてを公言していたものの、徐々にこう、大統領…か……やらねばならんのかもしれん…俺が!と思うようになるとかさ、なんかこう流れってものがありましょ? そうは思わないかね君ィ(堀井雄二)!

 むかしスーファミ版を遊んだときもここがすっごい気にかかってて、今回なんかしらフォローあるかと思ってたんですが、別にないっぽいですよ。えーっ? 普通ここ引っかからない場面なの? その、一般的プレイヤー的には。どうも納得いかざるわー。
 そんで今日、そんなことを考えながら遊んでたら、例のダンジョンでボス敵に大苦戦。ていうか主人公チーム全滅で、馬車の中の2軍チームの出番に。そこは1軍がおおかた弱らせてた相手なんでどうにか勝てたものの、リレミトどころかホイミも憶えてない2軍チームのこと、帰る途中あともう1歩というところでどうでもいいザコ敵あいてに全滅させられました。
 あんな不誠実なことやってるからバチが当たったんだよ。まったく、思い知りやがれ! しかし主人公にバチが当たると困るのは僕自身なのだが。

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2004.09.16(ドラゴンクエストVより)

ジゴロ7

 オマエという奴はいったい何を考えてるんだドーン!(不意打ちの衝撃波つき)
 ジゴロ気取りか、GI・GO・ROを気取ってでもいるのか! ここで唐突に関係ない話をするが僕はけっこう大人になるまで「ジゴロ」が外来語だと知らなかった。だってみんなもそうでしょ?(捨てられた子犬のような瞳で)
 それはさておきジゴロだ。そう、要するにアレのことだ、その、まあ物語上わりと重要なことを言うことになるけど、つまりは主人公の行動だ。あいつはなんだその、ダメだ! 正義か悪かで分類するなら、悪だ! 前回さんざ「ちょっとキミ、その態度は一人前の男としてどうかな」と諭したにもかかわらず(たぶん聞こえてない)、奴ときたら……奴ときたら……。
 申し訳ないよ僕は! その、青と金のお二人に。

 というわけで今の進行状況はといえば、青のために黄を利用しているがそうかといって青に対してはその気がないという、お、オ、オマエって奴はー!
 これで自分は何もモーションをかけていないのに誘蛾灯のごとく先方から惹き付けられてくるとかならまだちょいとしたネギまとして納得もいくのですが(←それもどうだろう)、こいつときたらまさしくGIGOROのやりくちですよ。これがジュリー(沢田研二)ばりのモテ男キャラならそれもよかろうですが、見ての通りの生真面目フェイス。いや、だいたい今までだってオマエそうとうマジメに生きてきたじゃないか。僕はお前をそんな奴だとは思っていなかったよ。一応言っとくと主人公のことをですよ。

 ドラクエの主人公はしゃべらない。
 つまりゲーム中に主人公のセリフとして文字が出ないということだけど、しかし事実まさに「しゃべらない」かといえば、そうではあるまい。たぶんゲーム画面に映らないところでなんやかんやしゃべってはいるはずだ。そうでないとしたら無口にもほどがあるだろう、実際。いやたしかにゲーム中ときどき「無口」と描写されることはあるけれども。
 みんながそうかどうかは知らないけれども、僕はドラクエのプレイ中、主人公が何をしゃべっているのか想像する。町の人のメッセージに対してリアクションを返したり、仲間のメッセージにあいずちを打ったり、戦闘中に大声で指示を出したり。
 言ってみれば主人公がどんなキャラしてるかは自分のさじ加減ひとつってことではありますが、しかしジゴロはあるまい。
 むしろ僕は主人公をジゴロどころかかなりの行動力と正義感と、まあちょっとばかり流されやすい性格をもった善人として見ていたし、そういう人らしい言葉をしゃべっていると想像していた。なぜなら、周囲が主人公に対してそういう接しかたをしているからだ。ジゴロ相手だったら「まったく、お前ときたら……オレもきらいじゃないけどさ」とかそんなメッセージのひとつも出ようものだが、そうではなかった。諸君、これは何を意味するのでしょうか!?(←とりあえず聞いてみた)

 このへんもともとリメイク前のファミコン版時代もちょっとどうかなあという場面でしたが、今回リメイクされて、金色した人のセリフが増量したぶんいっそう気まずいんだよなあ。
 記憶によればここさえ越えればいつもの優しい彼が戻ってきてくれる(気持ち悪い表現)はずなので、がんばってこの先のダンジョンを突破しようと思います。

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2004.09.19(ドラゴンクエストVより)

深く静かに潜行せよ

 そんなこんなで(前回参照)、やや具体的な表現を避けると水にまつわる輪っかにまつわる水にまつわる場所を大攻略するわれら精鋭パーティーであった。別に間違ったことは書いてませんよ?
 前回、一時的に行動をともにすることになった黄色。あーその、黄色い人。さあこの新しいメンツでいっちょうぶちかまそうぜ!とかいうノリで町から飛び出したところ、敵と遭遇、そして死。早え!
 黄色、早死にしすぎだろ! これはイベント戦闘かなんかか? 死を演出するには急展開すぎないか? とか思ったけど要するにHPが少なくてレベルが低くて防具がポンコツだとかそういうことだったらしいですよ。
 あわてて防具等買い足してもまだレベルの低さはいかんともしがたく、じゃあ馬車の中で待機してもらえばいいかと思ったらダンジョンに入った瞬間速攻で前に出てくる若手芸人なみのどん欲さ。な、なんてこった! こいつはとんだ愛のお荷物(川島雄三監督.1955年日活)ってやつかと微妙にうまいことを言ってみたりしましたが、そんなことを言う間にも黄色は物凄いスピードで攻撃を受けて死んでいく。
 しかたなくダンジョンを飛び出し(スパイダーマンがコミックスを飛び出した的なノリで)、馬車に黄色を放り込み、ラジオ聞きつつそこらをうろうろAND戦闘に入れば○ボタン連打っていう感じで黄色に経験値を広い心で分け与えるわれら精鋭パーティーであった。

 と、ここまでは黄色にかなりノってなかった僕ですが、ある程度レベル上がってくるとこいつなかなかオーライじゃねえのと思えてきた。もはや触れれば死する的なキャラは卒業し、立派なチームの一員である。なんて展開の早さだ。
 いい感じで敵を滅ぼしつつ地下に、そして地下にとダンジョンを潜る。例の水にまつわる輪っかにまつわる水にまつわる、ええと今のひとつ「まつわる」が多かった。それを探しに地底探検といったあんばいのわれら精鋭パーティーであった。
 しかしお目当てのお宝にはなかなかたどり着けず、いいかげんマントル層等にたどり着くんじゃねえの?というくらいに降りただろうか。←いいすぎ それまでにないタイプの分岐路が我々の前に姿を現したのである。いまのちょっと川口浩探検隊っぽかった。
 雑ないいかたをすると、右と左。右にはいかにもって感じの宝箱、そして左にはいかにもって感じの謎めいた場所。どちらも袋小路になってる以上、どちらか片方が目指すお宝であろう。だが、どうする?
 説明すると、今のパーティーの様子はすでにジリ貧である。MPどころかHPさえ底をつきかけ、あるのは希望だけである。そりゃさっきは結構強いパーティーだって言ったけど、地殻にたどり着きかねないほど地下に降りてるんで(さっきより嘘のスケールが大きくなった)。
 これまでのパターンから言えば、例の水にまつわる輪っかにまつわる、なんかもうどうでもいいや。それはボス的存在が守っているはずである。この体力でボスに出会えば死するは必定。どっちかといえばザコ敵にすら全滅させられかねないのが今のパーティーである。だが、……この左っかわの謎めいた場所、これはHPMP全回復の泉とか、そんな雰囲気すらありはしないか? そう考えるとなるほどこれまで体力MP全部を使い果たすほど深く潜ったこととうまくつじつまがあう。ここでいったん体力回復して、そしてもう1方にある宝箱そしてボス戦ってことか!
 ボス戦ってことか!
 ことか!
 ……やっぱためすの怖いんでいったんリレミトで帰るわ。

 ちなみにリレミトを使うほどのMPすら残ってないことに気づいてあわててMP回復アイテムをさがしたり、もう1回もぐってみたらやっぱり同じところでMPが底をつきかけたり、なんか半分あきらめぎみに体力回復の泉(想定)をためしてみたら、それがお宝でしかもボスはいなかった。
 ……よかろう。←なにが

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