人生: 過去ログ 2009年05月

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過去ログ 2009年05月

※下に行くほど新しい記事です。

2009.05.17(マンガ・アニメの話より)

とりあえず今書かねばならないこと

 あーまあ人それぞれだと思いますが、マンガとかで個人的にどんなに面白くっても「コレ最高に面白いから今すぐ読め!」と言われてもそれほど背中押されないしむしろ引くこともある僕なんですけど、何の話かって言えばこれから「コレ最高に面白いから今すぐ読め!」という話を書くわけです(予防線張り終わり)。

 で、今週のチャンピオン。そうアリスや谷村新司が歌う方じゃないチャンピオン。月刊とかヤングとかREDとかいちごじゃない方のチャンピオンすなわち週刊少年チャンピオン。
 新連載の『バチバチ』がなんかすげえ!
 なにしろあのどこで切り取ってもよくできてた大名作『いっぽん!』の佐藤タカヒロ先生の新作だからそりゃーよくできてるでしょうよとも思うんだけど、ああなんで『いっぽん!』打ち切りになっちゃったんだろうなあ。
 いやそんなことよりも、『バチバチ』第1話の話。なんか最近のマンガの第1話って、設定説明とか前フリとか、以後の定型を手堅く見せるとかあくまで導入部とか、そういうの多いって思わない? 僕個人で言えばとても思う。第1話ってたいてい大増ページなわりに、ツカミに終始してるっていうかさー。いやもちろん否定するわけじゃなくて作劇技法としての必然ではあるんだろうけども。
 ところが『バチバチ』第1話のすべてを大放出してる感は凄かった。1話目にして、もう正直主人公が何者かもよくわかってない状態で、なぜか第1部クライマックスばりのテンションなの。それでいて読者おいてったりもしないの。何これ。1周して新しいよ!

 なんでこんなに熱く語ってるかってことですけども、それというのもこれ今週号の話なわけですよ。つまり、いま読めばこれからの展開に心おきなくついてこれるってことですよ!そう、 NOW! このタイミングを逃すべきではない!(←だいたい詐欺をなさる人はこういう言葉を使います)
 もうこのさい導入としては立ち読みもアリじゃねえのと、お店や出版社に無縁の僕などは勝手に思う。クローズ映画版が表紙じゃない方のチャンピオンね、なぜかアイドルグラビアが表紙の方(でいてヤングチャンピオンじゃない方)のチャンピオンで、巻頭に載ってるやつ。あれ見とけという話ですよ。
 走れ! コンビニへ!
 あ、チャンピオンって入荷数少ないからいまコンビニ行ってももう置いてないかもね。(そうすべてをだいなしにして終わる)

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2009.05.18(マンガ・アニメの話より)

ここ1月ほどのマンガ状況

 うん、なんか知らんのですがここ最近マンガが熱い(おおざっぱにもほどがあるね)。
 どういう星の巡り合わせか、けっこうな頻度でこれはすげえっていうマンガを買ってる気がする。
 そうあれは先月のいまごろ、『ブラック・ジョーク』2巻と『ミカるんX』3巻を買ったあたりから。
 まず『ブラック・ジョーク』ですけどこれがもう田口雅之先生の過剰な魅力が出すぎで、まあ人にすすめるタイプのマンガかどうかっていうと疑問もありますが(大半のエピソードでおおむね内臓や脳漿や脊髄が出たりするので)、それにしたってどのキャラもイキイキしすぎでしょうよコレ。見ててすげえ楽しい。
 そして楽しいといえばその『ミカるんX』3巻ですよ。何これ。正気とは思えぬこの所行。いやいいんだけど。もう読んでる最中「あんた(高遠るい先生)最高だよ!」てなもんですけど。いやー連載中も「飛ばしてんなあこれ」とか思ってたけど、こうして単行本で読むとひとしお。合体ロボて!

 そんなこんなで高遠るい信者となった僕は『CYNTHIA_THE_MISSON』を買いそろえる決心をしたのです。それにしてもどこにも売ってないのです。しょうがないのでちょっとずつ何かのたしにAmazonで買って(個人的に配送料無料まで料金を上げるためによくやる)、1巻でほうと感じ2巻であれこうなるのかと思ったりしてたわけです。その間に『空色動画』3巻も発売されてしばらく心がそっちに行ってたんですけど(このマンガについては別の機会に後述)、再びシンシア。3巻ではああそれっぽくなってきたなーと思ってたら、4巻でちょっと、え、何これそういう事になるの!?とあぜんとして5巻から7巻まで一気買い。ちょっとずつ読み進めようと思ってたのに。これがもう面白くって、マンガの根源的な娯楽性にあふれてるっつうんですか、それにしても聞いた話じゃ9巻で「第一部完」とは聞いているけど、この状態でどうやって話締めるのっていうか締まりきらないよなー打ち切りエンドっぽいラストになるのかなあとか思ってたら、8巻がもう猛烈な面白さとスピード感で、9巻で大感動のコンクルードですよ。できるんだ、そんなこと! いやあ充実した。しばらくは何も手に付かないくらい読み返した。

 で、それから一週間もたたないうちに『みつどもえ』7巻が発売ですよ。
 もうこの人(桜井のりお先生)どうなってんの。かのチャーリー・チャップリンは自分の最高傑作を問われて「次の作品だ」と答えたと言いますが、『みつどもえ』毎回パワーアップしすぎ。1巻2巻のころは「急成長してんなあ」的な目で見てましたが、もう3、4巻あたりから毎回これ以上すごくはそうそうならねえだろうと思いつつ新刊のたびに記録(脳内)を更新してるんですけど。
 まーヘッドバンギングもののニヤニヤ萌え(というのもちょっと違う気がするんだけど、うまい表現が見つからないのでとりあえず萌え)あり、計算されつくした見事なコントあり暴力的なコトバ芸あり個性的なキャラいじりは上手くなる一方と、なんかもう今いちばんギャグマンガとしてそしてギャルマンガとして熱いです。うまいことを言おうとしましたが厳密にはギャグではなくコメディです。

 という感じで暴動でも起きそうなくらい盛り上がっただいたいここ1ヶ月。惜しむらくはこれ人に薦めようとすると「1巻のうちはまだ序盤」なことが多いんだよなー。『ブラック・ジョーク』除く。
 だからこそ前回『バチバチ』第1話に感激したんですけど、えーとこれけっこう好きな薦めかたなんですが、「1巻読んで何かひっかかるものがあったらためしに3巻まで読んでみて、そこまでで5巻まで読んでもいいかなーって気になったら実際読んでみる」ってのはどうだろう。いまやたいていの人が大名作と認める『うしおととら』とて本当こういうパターンだったと思うんですよ個人的には。まず5巻で完全にハート奪われると思うんですよこの場合『CYNTHIA_THE_MISSON』しかり『みつどもえ』しかり。かといっていきなり5巻から読んでも「1巻からの積み重ね」がないから楽しめないだろうし、そこ難しいわー。
 ええ、まあ「難しいわー」で終わるオチのない話。

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2009.05.18(マンガ・アニメの話より)

みつどもエモーション

 というわけで(だいたい前回などを中心に参照)、『みつどもえ』が熱い! だいたい華氏451度くらい。←焚書!?
 なにしろ週刊チャンピオンという狭いパイの中の話なので(だってほら、せまいでしょ?)こう大増刷御礼! アニメ化! ゲーム化! 焚書! などという騒ぎにはならないものの、世に『みつどもえ』同好の士はいる! そうさながらスターリン統治下のソビエトで反体制派の文学家たちが地下に集ったように! 僕は本当にこのマンガをほめる気があるのでしょうか。
 いや真面目な話、たまごまごごはんさん真・業魔殿書庫さんマンガがあればいーのだ。さんというそうそうたるメンツ編集による『みつどもえ』同人誌が目下鋭意制作中であり、ええまあ僕もその中でソビエト国家保安省のおとり捜査員のような立ち位置でちょっとだけまぜてもらってます。僕はいったいこの企画をどこに持っていこうとしてるのでしょうか。

 何の話をしたいのかというと、もちろん同志スターリンの偉大さである。いやない。そうではなく、いまその本(『共産党宣言』じゃない方)のための『みつどもえ』キャラ人気投票が行なわれているということですよ皆さん! おお、民主主義万歳! どっちだ。
※現在この人気投票は終了していますが、自分で言うのもなんだがどうかしている記事になったので投票フォーム以外を残しています。
 というわけで僕のところでもフォームを設置してみる。みるのだけど、熱心に単行本を熟読(『共産党宣言』を読むくらい)していない人には顔と名前とキャラが一致しないこともあろう。そこで、僕なりに解説を加えることで紹介に代えさせてもらおうと思う。代えるもなにも、普通に紹介じゃないか、それ。

丸井みつば
雌豚!(最初のひとことからこれはないと思う) 言わずと知れた丸井家長女。
丸井ふたば
生ける暴力(だいたいバキの登場人物くらい)にしておっぱい求道者のピュアガール。すごい振れ幅だ。丸井家次女ですよもちろん。
丸井ひとは
だからもう矢部っちと添い遂げればいいじゃんかよチクショー! ぜんぜん紹介になっていないが、暗黒オーラと意外な悪ふざけのノリのよさに定評のある三女。
杉崎みく
「縦ロール」というだけで杉崎を表現できた時代もかつてはあった。いまや財界一の雌豚ウォッチャー。
吉岡ゆき
「眉毛」というだけで吉岡を表現できた時代もかつてはあったが、いまもそうといえばそうです。その恋愛妄想力には近所の仲人マニアおばちゃんすら舌を巻くという。
宮下
杉崎グループきっての理性派だった彼女も、いまやその気配りゆえに裏目裏目を引いたり信用を失ったりする自爆少女に。がんばれ宮なんとかさん!
松岡咲子
変態ではないかもしれないが、いちばん頭のどうかしている人ではある心霊マニア。いやごめん、やっぱり変態。
緒方愛梨
変態(ずばり)。彼女の佐藤くん愛を有効活用すれば地球のエネルギー問題の大半は解決すると思われる。
伊藤詩織
そのドス黒い心底に隠れがちだが、立派な変態です(いいところのない紹介)。その知謀を活かしていつ佐藤君を監禁陵辱するか心配でしかたありません(つくづくひどい紹介)。
加藤真由美
光の緒方・闇の伊藤のインパクトに隠れがちだけど、彼女も立派な変態です(フォロー失敗)。どうしてこんなまっとうな子がしょうが隊に……。
佐藤信也
その変態たちに追われる若きイケメン。たぶん作中いちばん苦労をかかえているが、イケメンならしかたないな。
千葉雄大
見るものでも揉むものでも読むものでもなく恥じらわせるものと知る(同じくチャンピオンの『ムラマサ』参照)、齢に似合わぬ男の中の男。
矢部智
担任であり、おおむね丸井草次郎に殴られ、あとひとはと結婚しちゃえばいいじゃんかチクショー!(紹介失敗)
栗山愛子
スーパードジッ子保険医。そのドジは軽く人を殺しうる。たぶん医療資格を得たのもドジがたまたまうまく入った結果な気がする。
海江田先生
三十路手前と呼ばれた女。みつどもえ時空では一生同じ年齢でいられるから平気だよね! 彼女に限って年齢が進行する可能性大ですが。
野田校長
たぶん知的な人格者だと思うけど、おっぱいのためなら知も人格もたやすくドブに捨てる危険性をもつ男。おっぱいの事を考えるときも常にダンディ。
丸井草次郎
不審者に間違われる人こと丸井家の父。痩せればいいのにという意見もあろうが、おそらくイケメン時代に「モテる努力」をしなかったせいでそういう発想自体が生まれないのではないだろうか(なぜか真面目に考察)。
杉崎麻里奈(杉崎母)
2児の母であるという段階で、いちばん厄介な変態だと思います、社会的に。変態じゃなければ理想のお母さんですよね(条件がいかんともしがたい)。
杉崎龍太(杉崎弟)
みつどもえ世界でもかなりのショタ度をほこる、ガチレンジャー大好きっ子。常識がまだ形成しきらない年齢であるがゆえに、わりと常識人。
佐藤あかり(しんちゃん母)
いちばんまともな人(たぶん)。しんちゃんの目が死んでいるのはこの人のせいです。遺伝的な意味で。
千葉和実(千葉氏母)
千葉氏が気の良い助平なのはこの人のせいです。かっこいい女傑だが、かっこいいと思う前にまず常識を疑え!
吉岡紗江子(吉岡母)
真面目な人なはずなんだけど、そこに存在するだけで危険なエロス地雷。たった数ページの登場でここまで言われるのも珍しいと思う。
吉岡純次(吉岡父)
愛の深さと毛深さでは他の追随を許さないエロス地雷。夫婦以外のポジションで登場するさまがなかなか想像できない人。
緒方一郎太(おがちん兄)
ストーカーを追うストーカー。ミイラ取りがミイラ的な。警察官が実の妹をストーキングとは、世も末ですな!(いろいろ言い過ぎ)
メグちゃん (龍太クラスメイト)
痴女になりそこねた女(「ビートルズになりそこねた男」的なノリで)。ほらみつばを慕っていた少女ですよ。
鴨橋オリオンズの監督
ほら宮なんとかさんのバスケチームの監督ですよ。りりしく美しく、あと体罰とかも辞さないが、りりしければたいていのことはどうにかなるものだ。
オリオンちゃん
ほら宮なんとかさんのバスケチームのマスコットキャラですよ。ふたば画。その巨乳にはやたら定評があるが、この世界はもうだめだ。
チクビ
敏感な部位の名をもつハムスター。強く生きてほしい。
ガチレッド
ガチレンジャーのリーダーおよび熱血担当。今日からお前もガチで仲間だ!
ガチブルー
ガチレンジャーの……たぶん、知性派担当。こんなキャラにスポットの当たる人気投票も珍しいと思います。
ガチピンク(白浜あずさ)
ガチレンジャーの巨乳およびパンチラ担当。なんたる子供番組! グラビアアイドル出身というあたり変にリアルですよね。
ガチイエロー
ガチレンジャーのショタ枠担当。あんまり戦隊ものにそういう枠の存在はないと思いますが、かわいければそれでいいじゃない。
ガチブラック
ガチレンジャーの無口担当。クールにろくでもないことをやらかすポジション(それはクールではないのでは?)。
ゲスラゴン
ガチレンジャー界におけるモグラ獣人とかがんがんじいとかそういう担当。戦隊ものでこういう立ち位置ってわりと珍しいですよね(どうでもいい)。
桜井のりお(作者)
僕らに奇跡を見せてくれる痴女。淫猥なマンガを描いておられる。逮捕されたときはみんなで嘆願書書こうぜ!

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