人生: 過去ログ 2003年08月

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過去ログ 2003年08月

※下に行くほど新しい記事です。

2003.08.03(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

やっちゃった

 ここのところレベルが上がりっぱなしなせいでクエストも請け負うそばからかなり余裕でクリアできちゃうんで、もうパブに入るなり「おう板さん、そこの品書きの端から順に全部くんねい」とか言い出す勢いで大量に請け負っている。請け負い放題である。仕事を選ばぬその道のプロフェッショナルである。それはまさに今月のチャンピオンRED(*1)の吉富昭仁のマンガみたく。比喩表現はせめてもう少し誰にでもわかるものを使おう。
 で、今日。とりあえず電源入れてみて、例によって電源入れた直後は前回どこまで進んで何をやってたのか忘れてるので速攻STARTボタン押して現在請け負い中のクエストをチェックしたところ、どうやら期限切れの近いクエストがいくつかある様子。なにしろこちらは島本和彦が連載を引き受けるぐらいの気軽さ(*2)でクエストをばんばん請け負ってる身。あるクエストを攻略していれば当然その間、別のクエストは放っておくことになる。それに加えて「そのクエストを攻略したらアビリティを取得できたのでいったん街まで戻って新しい装備を買う」とか「道中に出現した敵クランを倒したらアビリティを取得できたので、クエストはおいといてやっぱり街まで戻って新しい装備を買う」とか「新しい装備を買ったりしてたらワールドロウが『大剣禁止』になってしかもそれを打ち消すカードも買ってなかった(俗に言う「日が悪い」状態。僕が言ってるだけだが)んで、適当にぶらぶらしてワールドロウが変わるのを待つ」とか「ぶらぶらしてたらまた別の敵クランが出現して、それを倒したらアビリティを取得できたので(以下略)」とか、ウロウロブラブラとまったくいい歳して本当に落ち着きがないんだからという具合でやってたら、予想通り期限切れが近いクエストができてしまったのだ。
 危険だ。それはまさに危険な世界さ。いや昔そういう曲があって。そんなことはどうでもいい(驚くほど)。とにかく信じられるものがなくなる前になんとかしなければならない。時を止めるすべもないし。ちなみにフェビアン(懐かしい)の曲。

 なんていうかフェビアンがあんまり懐かしくて無駄に脱線しちゃったんで段落を仕切り直してみましたけど、とにかく危険なのだ。たぶん期限切れになると、クエスト自体が消失みたいなことになって以後出てこなくなってクリアアイテムとか一生取れなくなったり、そこまで厳しくなくてもそうとう時間がたたないとそのクエストが復活しないとか、そういうペナルティがあるに違いない。よく知らないけど。
 とは言えまだ多少の余裕は残ってるので、さほどあせらずにしかし着実に僕は歩を進めた。なんつうか大人の余裕ってやつですか。ダンディズムですわ。で、そんなダンディな僕の前に例によって敵クラン出現。ダンディに敵を倒し、あとダンディという言葉を使ったからといってダンディ坂野に結びつけたりは決してせずに(こういうところがまさにダンディズムの発露)、大人の魅力としてアビリティを取得した。ここだ。ここで僕はちょっと悩んだ。
 さっきも説明したとおり、アビリティ取得した後は街に戻って装備を整えるのが僕の中の定石である。ゲームやってない人にはいまひとつピンとこないかもしれませんが、ムダ経験値を取らないためには必要な行為なのだ。しかし一方、クエストの締め切りはせまっている。具体的には「残り4日」と表示されている。だがここで冷静になってマップを見てみると、いまいる場所から街まで2日。そして街からクエストの発生地点までも2日の道のりだった。2日プラス2日で……4日ぶんの働きってことか!(くわっ) そんな桜木花道ばりの計算を終え、ギリギリいけるっつうことで街まで戻って、あとまあよく考えたら4日マイナス4日なんだからゼロ日しか残ってないわけでクエストは期限切れになりましたとさ。
 もちろんリセットしたよ?

*1 チャンピオンRED

関係ないけどこの間始まった『シグルイ』の第1話ってマジで面白かったよなー。

*2 島本和彦が連載を引き受けるぐらいの気軽さ

さっそくわかりにくい比喩表現を使っている。とりあえずAmazonで「島本和彦」を検索したところ、156冊も出てきた。まあ文庫や新装版もあるんでしょうけど……。

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2003.08.04(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

カムアウト

 この人ヤバいと思われるのも恐れず言ってしまうと、僕はゲーム中に「声」を聞くタイプの人である。白蛇様の。そうじゃなく、ゲーム中のキャラクターの声が聞こえるのである。白蛇様でも似たようなもんだという気もする。
 別に宇宙の電波を受信してるわけじゃなくってですね、まあこの状況だったらこんなセリフが入るだろうなーとかそういう想像なわけですよ。僕は大丈夫ですよ。なんつうか、必死?
 ある種ゲームのドラマ性を高めるための生活の知恵っていうか、演出ですよ。自分なりの。そして自分の中だけの。別に人に見せるわけじゃないから整合性とか気にしなくていいんで、その場その場の状況に合ったセリフさえ出てればいいわけで、まあ実際頭とか全然使わずにほとんど条件反射的に聞こえるようになってるんですけど最近とか。

 具体的にはこんな具合だ。今日はちょうどメチャ盛り上がる場面で、もう少し具体的に言うと何体目かの中ボス戦だった。しかも強敵1体とそのお付き的なのが3体だが、お付きの段階で十分強敵じゃんかっていうレベルの奴らが相手である。おまけにこっちはチームのエース的な存在2人がたまたま別のクエストに出張に出かけていて、戦力的にはかなり厳しい状態である。そんな中、戦闘が始まるとまず指令がとぶのだ。「散開するんだ! 全体攻撃を食らったらひとたまりもないぞ!」 誰の? えーと、マーシュ(主人公)の。別に頭の中で散開作戦でいくと決めたら、そこで黙っときゃいいのだ。本当は。だけど君、何も声ナシで十字ボタン押すのと頭の中で声アリで動かすのだと、見た目緊迫感が違うと思わない? 僕は思うんですよ。
 実際、戦闘は要するに数字のやりとりであるとはいえ、しばしばドラマチックな偶然が作用する。たとえば命中確率90%というほぼ絶対に近い確率の攻撃が外れたり、あるいは逆に確率50%の攻撃がことごとくヒットしたり、まず致死量という攻撃を受けてもHPギリギリ1ポイントだけ残して生き残ったり、そういうやつだ。これを数字だけの冷たいやりとりで終わらせるのはあまりに惜しい。「馬鹿な!」とか「当たれぇーっ!」とか「こ…こいつ、なぜ倒れん!」とかそういう少年漫画ワードがあればいっそう場面がひきたつというものだ。あ、ちなみに自パーティーに限らず、敵の声とかも勝手につくりますよ余裕で。場合によってはナレーションすらありだ。[この時、戦力差は6対3! 実に2分の1という圧倒的不利であった。だが戦況は意外な局面を迎える!]とか。

 ましてパーティーでうまく連携をキメたときなんつったらこちとらジョジョ世代でありスラムダンク世代であるもんだから、「甘い! 背中がガラ空きだぞ!」「この程度の攻撃なら…屁でもねェ……かかったな!」「レイズだと……ま、まさか!」ドドドドドド「貴様! この私を誘い出したと言うのか!」ドォーン「食らえっ! 波動撃!」 くらいの応酬は平気でやる始末。
 ちなみに今日は『シグルイ』(*1)の第1話読み直した後なんでその意味でも妙にテンションが高く、いちいち攻撃の前にケレン味たっぷりのタメが目に浮かぶていたらく。
 文にして書くとあらためて、こう、ダメっぷりがきわだつ気がして落ち込むが、まあ楽しいんでこれからもこうやっていこうと思ってますよ。そんな決意。

 で、「これで……とどめだ!」という声とともに中ボス戦も無事制しまして、さて街に新たな出物の武器でもないかと戻ってみようかというところでセーブして終了しました。

*1 『シグルイ』

昨日も書いたけど、チャンピオンRED連載。もしこのままのテンションで毎回連載が続けば大傑作になるのは間違いのないところだろう。

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2003.08.16(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

ヒゲとボイン(ボインの話はしません)

 ストーリーは珍しく大きな急展開をむかえた。少しばかり具体的に言うと、ジャッジマスターに深くかかわる展開である。
 このシナリオはけっこうぐっとくる要素とかもあって色々言いたいこともあるが、そんなことはどうでもいい。問題はヒゲだ。
 ジャッジマスターのがヒゲをはやしていたことに僕は気がついたのだ。
 いやその、ふつうヒゲの有無に気付かないっていうのは相当どうかしてると思うんだけど、あともちろん仮面で隠れてるとかそういう話でもなくって、常にこのゲームのキャラクターの顔は表情固定の1枚顔なんですが、その顔にあるヒゲの存在に今日まで気がつかなかったのだ。馬鹿じゃねえの。
 つまりこういうことだ。あのヒゲは口に見える
 口。どういうことかっていうと、ヒゲがなまじWの形をしているせいで、いわゆるアヒル口っていうか笑みをうっすら浮かべた口に見えてしまったのだ。設定画ではまだヒゲっぽくモジャってるが、遊んでるこっち的にはGBAの解像度の低さと画面の小ささでそのモジャり具合がわからなかったのだ。たまたま今日ゲームボーイプレーヤーで遊んでたまたまジャッジマスターが出たから気づけたのだ。そうでなければ一生僕は彼をうっすら笑みを浮かべたおっさんだと思い続けてきたことだろう。
 僕は今まで彼を大人の余裕あふるる存在として認識していた。うっすら笑みを浮かべてるんだからそれも当然とはいえまいか。しかしこれからは話が違ってくる。あれがヒゲだとして見直すと、彼の顔はかなり無表情である。冷徹な目をしている。「かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先にならぶ運命なのね」ってかんじの! 美人なだけにますます怒りがわいてきたぜ! いったい僕は何の話をしていたんだっけ(*1)
 実際問題として、彼の表情はかなりの無表情である。イメージが違ってくるのだ。いままで常に余裕の笑みを浮かべていた彼が急にヒゲをたくわえ無表情になってしまった。これは何かあったと考える方が自然だ。←僕は何かを間違えている
 この急激な転換にどうしても慣れない。理屈では自分が勘違いをしていただけだとわかっていても、どうしてもこれまでといままでのイメージのギャップに違和感をおぼえる。どうすればいいんだ僕は。
 で、このさいだからあれはやっぱりヒゲじゃないということに決めました。口です。僕の中ではこれから先もずっと。

*1 僕は何の話をしていたんだっけ

もちろんジョジョの話だ。

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2003.08.18(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

二刀流

 ついに今日、例のアビリティが出現した。例の、なんつってもったいぶろうにもタイトルの段階で書いてしまってるけどつまり「二刀流」である。このアビリティを使うと本来1キャラにつき1本しか持てない剣を実に2本持てるようになり、すなわち1回の攻撃でなんと2回の攻撃が可能になるという夢のアビリティなのだ。
 このアビリティを僕はどれほど探し続けたことだろう。この手のゲームにはつきもののアビリティでもあるし、まあ実際存在することは一応とある攻略筋から確認してはいたし、そんな具合である事はあるはずだがいいかげん見果てぬにもほどがないかってぐらいなかなか見つからなかったのだ。アビリティは基本的には武器に付随するものなので、それっぽい武器をかたっぱしから探し回った。実際にはごほうびに武器がもらえるクエストを何よりも優先し、かつちょっとでもシナリオ的に新展開があれば速攻で武器屋に直行するという具合だ。武器と見れば即アビリティを確認する日々だった。五条大橋の弁慶もかくやという武器大好き人間ぶりだった。ブキーブキーなんて鳴いたりもした。ごめん今のは嘘とはいえあまりにくだらなかった。
 それほどに僕は二刀流が欲しかったのだ。だって二刀流、強い上に格好いいんだぜ?
 今のところまだゲーム上で確認してないので他のゲームでの話だが、実際のところ二刀流は純粋にパワーでは最強とは言えないことが多い。パワーでいえば主に「両手持ち(*1)」のアビリティの方が若干ながら強かったりする。そのぶん二刀流は2回攻撃=1回攻撃を外してももう1回チャンスがある、というメリットもあるが実際の話直接攻撃なんてたいてい外れないような場所から攻撃するんで、あんまりメリットともいえないことが多い。それでもなおなんでまた二刀流にこだわるのかといえば、ずばり格好いいからである。
 二刀流だと攻撃のたびにちゃんと2回剣を振ってはダメージと、見た目がいかにも格好いいのだ。これが両手持ちでは、単に攻撃したらダメージがでかかった、という程度であんまりすごみがない。これは重要な違いだ。いや、まあ多分。

 僕は「主人公最強にさせたい派」の人間だ。主人公キャラたるもの文字通り敵をばったばったとなぎ倒し、パーティの仲間が多少苦戦する相手でも一撃で倒すような、あいつさえいれば大丈夫的なそんな沈黙の戦艦ばりの(*2)活躍をさせたいのだ。そのために必要不可欠なのが二刀流! ビバ二刀流!

 ところで、いつものパターンだと主人公が二刀流を憶えて最強になったことに満足して途中でゲームをやめる場合がきわめて多いんだけど、はたして今回大丈夫なんだろうか僕は。

*1 両手持ち

片手用の武器を両手で持つ(盾を持たない)アビリティ。たいていの場合、攻撃力が倍になる。

*2 『沈黙の戦艦』

スティーヴン・セガール主演。セガールは今やしがないコックだが、でもあいつさえいれば大丈夫だ。と、軍の上層部にすら太鼓判を叩かれている。そんな映画。

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