人生: 過去ログ 2001年09月

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過去ログ 2001年09月

※下に行くほど新しい記事です。

2001.09.01(マンガ・アニメの話より)

水曜日の救い

 本当はこれ、3日前の水曜日の話なんだけどその間サーバに繋がらなかった(*1)ので、あらためて土曜日の今日。

 とにかくその日待ち合わせをしていて、で、私はたまたま時間よりかなり早く来ちゃったのでコンビニで10分ばかり時間をつぶそうと思った。
 そして私は愕然としたのだった。そんなたいした話じゃないけど。
 水曜日である。水曜日といったら私の住むあたりではマンガ雑誌のコーナーに何もないのが通例なのである。月曜発売のジャンプは既に売り切れ、かといってサンデーとマガジンは明日発売。金曜発売のチャンピオンがあるはずもなく、私はしばしあまりにも貧相な棚を前にして日本の雑誌流通事情に思いをはせたりはせなかったりしたのだった。←100%はせてない
 しかたなく手に取ったのが『サンデーGX』である。実をいえば普段ろくに読んでやしなかったわけで、内容をたいして知らないくせに「しかたなく」とか言うのはサンデーGXに対して失礼な言い草かもしれない。
 しかし、実際に読んでみて思ったのは、これはかなりのしかたなさだという事だった。いや、こういうのが好きだという人も多かろうし、その気持ちも分からんではないが、だが、この内容は……、いやしかしそれは個人の趣味で……、だが本当にこれは……、たしかに絵はきれいだが……、とかなんとか「…」を大量に脳裏に浮かべつつ各連載の冒頭部分を読んでは「…」とか思ってまた次の連載の冒頭を読み、これまた「…」とか思ってさらに次の連載の冒頭へ、というなんか頭上にたくさんの「…」が (おもにフキダシに入って) 浮かんでいる状態だったのだ。その時の私は。終わらない悪夢のごとしだった。血も凍るほどだった。
 その時! もはや半泣きと言っていい状況のその時! 私の目に飛び込んだのが島本和彦の『吠えろペン』だった! (ドラマチックな効果音)
 ありがとう吠えろペン! このマンガのおかげで私の中でサンデーGXは救われた! 面白いよ! 素直な意味で面白く読ませていただいたよ! 特に今回といったら男の魂関係は比較的おざなりで、むしろ本当に勢いだけで描いてるような気さえする (いつも以上に) 内容だったが、その勢いだけで面白く読ませてしまうこの作家はやはり凄い。
 つうことでビバ島本。

*1 サーバに繋がらなかった

理由はきちんと解明していない。放っておいたらその後うまいこといったので。

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2001.09.02(マンガ・アニメの話より)

雑記

 とかなんとか前記のようなことを書いていたら、またサーバに接続できなくなってて、なんつうかナイスタイミング!←危機感ゼロ
 しょうがないのでそれとは無関係に私事まるだしの小ネタとかで適当にお茶を濁そう。なんつーか私事なんで、ふだんと調子が違いますが。リンクも妙に多いし。

 ちょっと前の話になりますが、どうやら英語版のYahoo! 掲示板でこのページの一部が一瞬だけ話題になったそうです。本当に私事だ。
 そもそもYahoo! 掲示板じたい名前以外はあきらかにマイナーですが、その中でもさらにマイナーと思われる『POWER-PACK』というコミックのスレッド (っていうのか?) 。ここに、
「この絵は一体何? 誰か知ってる人詳細キボン」
 という感じの書き込みが入ったんですよ。英語で。
 その絵というのがよりによって僕の描いたこの絵だったわけですが。ちなみに『POWER-PACK』というのは本来こういったコミックです。バカにしてんのか!(僕が)
 で、それからしばらくして掲示板の方に返答があって、
「これ日本語のページだな。どうやら個人で描いたイラストで、こういうコミックがあるわけじゃないっぽいぞ」
 とかなんとか。ここにきて気付きましたが、最初の書き込みは「こういう絵柄のコミックが実在しているのか? いつ発売だ?」という方向で聞いていたらしいです。 ちなみにアメコミというのは同じタイトルでも作者がころころ変わるというシステムになっていて、変わり種としてうたたねひろゆきと士郎正宗の影響を強く受けたというびっくりするような業が大爆発した画家(*1)とかもいるくらいなので、たしかに可能性というレベルではこういう作品が現実にあっても不思議はないといえます。不思議はないっていうか、まあ、それはつまり次のファイナルファンタジーはドリームキャストで発売!っていうことがありえるのと同じレベルで不思議はないわけですが。
 で、掲示板の話はさらに続いて
「この作者のページ、他にもいろいろアメコミヒーローの絵が載ってるけどどれもなかなか イイ(・∀・)!」
 とか (大意) 書き込んであって、いやあそれほどでもははは、なんつって笑ってる場合じゃなくて。オーケーだったんですかあなた達はアレで! 英語圏の人の許容範囲は僕の想像をはるかに超える。描いた自分で言うのもなんですが。

*1 うたたねひろゆきと士郎正宗の影響を強く受けた画家

つまりはケビン・ラウのことですが。

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2001.09.09(ゲームの話より)

そういえば

 ふとこの「絵と文」の最初の方を読み返してみたら、どうやら『ボクと魔王』の話をしているようだった。そんな人ごとのように書くのはどうかと思うな、僕は。
 で、実をいえばまだボクと魔王最後まで終わらせてなかったりします。ウワー (醒めた口調で) 。
 なんとなく忙しさにかまけた具合に遊ばなくなっちゃって、ついそのまま時が流れてしまったのでした。遊びたい気持ちは大いにあったのでした。というかこれ書いている最中リアルタイムで超遊びてえ気持ちになってきています。も、もう辛抱たまらん! or DIE。
 つうことでこれから速攻遊びます! 話のオチすらないままに。

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2001.09.16(その他もろもろの話より)

テロライズ

(※この文章は、ページのタイトルがまだ「〒□」だった時代に書かれました)
 この数日前にアメリカのあたりで大々的なテロ事件が起こったわけですが。

 僕とかのテロに関する意見とかそういうのを書いても面白くなりそうにないのでそういう話はおいといて、とにかくこの一件ではっきりしたことはこうだ。

・このサイトはいつのまにかMSNサーチに登録されていた(*1)
・本文やタイトルすら読まずにリンクをクリックする人がだいたい500人はいる。

 事件当日、うちのページのヒット数が500人も増えてて何事かと思いましたよ実際。僕としては別にかまいませんが、来た人はどんな気持ちで「テロリズムとは何のかかわりもありません」の字を読んだのやら。

*1 MSNサーチに登録されていた

しかも事件当時は「テロ」検索結果のトップに表示されていた。それにしても「ファミコン通信 - テロ」なんてサイト名にしたおぼえはないのにそうやって登録されている以上、改名すべきなんだろうか。

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2001.09.16(マンガ・アニメの話より)

エイケンを深読みする

 もうどこ行っても『あずまんが大王』3巻売りきれてて大変だったんですけど、この間ちょっと遠出してまで購入したんですよ。もうマジに鬼のような形相&勢いで。略してマジ鬼で買ったわけですが、ついでにエイケンも購入しました。

 『エイケン (第1巻) 』。
 もうここのところマンガを読むならまずエイケンを読むべしといわんばかりの世間の風潮で、だからといって僕なんて超ヘナチョコなわけで無理に買うことはなかったんですが、ちょっと気になってて確認したいことがあったので。

 どうも世間ではエイケン=「ラブひな等のスタイルを突き詰めつつも、突き詰めるベクトルを誤ったうえにつぎこむパワーがただごとではなかったために、なんつうか尋常ではないことになってしまった女の子わんさかコメディー界の鬼子。兄は鬼子です!」という扱いになっている。
 それはそれで合っているように思うが、だが待て。我々はあえていったん固定観念を捨てる必要があるのではないか (とくに根拠なく) 。
 もしやエイケンは、「女の子わんさかコメディーに対する確信犯的なパロディ漫画」なのでは?
 あの異常な肉体描写、不自然なサービス精神、破綻したというか存在すら疑わしいストーリー、そういったものもラブひなの類をカリカチュアライズしたものと考えれば、確かにつじつまが合う。例の「たっぷんたっぷん」とかの凶暴な擬音も、いわゆるボケ (ここでは巨乳) に対するツッコミ的な性質をもつものと考えるべきだろう。
 かつて私はエイケンを『グラップラー刃牙』の登場人物にたとえて、不自然な手法を用いて強さを極めた男ジャック・ハンマーと表現した。しかしこれは誤った比喩で、むしろエイケンはドリアンだったのだ。それまで『刃牙』で描かれていたお約束のすべてを否定し、ついには作品そのものを破綻させかけたあの男ドリアンこそがエイケンの比喩にはふさわしい。

 とか想像をたくましくしてみましたが、そんなわけないじゃないか。
こうして1巻分まとめて読んでみると、意外にふつうな萌えマンガになっているなあというのが正直な感想。これは連続で読むことで感性が慣れてしまったのか。

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2001.09.16(マンガ・アニメの話より)

バキを深読みする

 前回みたいなオチにはしないので安心して読んでください。

 でまあ、バキ。あのあんまりに唐突というか脊髄の命ずるままに後先考えずに描いてるっぷりが若者にウケて、いまや日本一のおもしろ漫画家 (この場合「おもしろ」は「漫画家」にかかる) となってしまった感のある板垣恵介ですが、本当にどうなんでしょうか。あ、違った。本当にそうなんでしょうか。
 例によってあえていったん固定観念を捨てる必要があるのではないか (とくに根拠なく) 。

実験:『バキ』の展開が実はすべて計算づくで描かれていると考えてみる
 バキが特におかしくなってきたと言われるスペック編終了以後を考えてみると、意外なほどに伏線がきちんと引かれていることに気付く。
・刃牙の唐突な敗北 (VS柳)
……以後のフヌケ期間の理由付けとして、これ以上の出来事はない。(フヌケ期間の必要性については後述) この場合、負け方は唐突であればあるほど (刃牙にとっての) 衝撃は大きく、効果的であるといえる。
・ドリアン編 (総括)
……支離滅裂な展開とさえ思えるこのシリーズだが、俯瞰して見るとドリアン初登場からラストに至るまで、完全に空手 (ここでは唐手=中国拳法を含む) にフォーカスしたストーリーであることがわかる。
・オ・トワ・ラヴィ熱唱
……「いつの日か小さくても かほり高く素晴らしい夢を いつの日か見つけた時は この両手にしっかりと抱いて」 この歌詞で暗喩されているのが「敗北」を求めるドリアンの姿ではなく、「勝利」を求めるドリアンの姿であることを我々は知っている。(後に「勝利」が烈海王のセリフではっきりと「夢」と表現されていることにも注目)
・催眠術 (ドリアンVS加藤)
……この一連の闘いにおいて、催眠術はあきらかに蛇足である。ドリアンには催眠術を使わなくても勝てるだけの戦力差があった。にもかかわらずここで催眠術を使ったのは、後の「私は勝ったことがない」発言 (常に卑怯な方法を使ってしか勝てなかった、という意味と解釈する) への伏線だったとしか考えられない。
・メリーゴーランドやコーヒーカップでウキウキドリアン
……ドリアン編のラストで幼児退行することを思い出すなら、このシーンが深い意味を持っていたと言わざるをえない。
・末堂やられっぱなし
……前回のVS加藤戦は、実際のところ正攻法に近い闘いに終始していた (催眠術は「使わなくても勝てた」と思われるので考慮に入れない) 。ラストの「私は勝ったことがない」発言につなげるために、作者はドリアンの卑怯さを一層アピールする必要性を感じたのであろう。
・烈の試合放棄
……思えば烈海王がやられっぱなしで終わるはずもない。この時すでに作者はドリアンVS烈海王戦でストーリーを終えることを想定していたと考えられる。
・色を知る刃牙
……この長いフヌケ期間がVSシコルスキー戦までのいわゆる「タメ」であると同時に、爆発への動機付けでもあった事がいまや明らかだ。

 といった具合でつじつまはけっこう合うし、実際のところ作者板垣恵介的にもそれなりに伏線を張っていたのではないだろうか。もともと『グラップラー刃牙』第一部の頃から色々と伏線を張っておくのが好きな人ではあったし。
 ただ板垣の場合、ありとあらゆるものに対して全力投球するという漫画家として異常な傾向をもっている。ふつうは伏線といったらまったくその存在に気付かないか、または逆にみえみえであるかのどっちかなのだが、板垣作品ではさりげなさとかそういう事を考えず全力投球のノリノリで伏線を描いてしまうために、みえみえを通り越してあからさまに不自然になってしまうのである。そしてあまりに不自然であるがゆえに、読者は伏線であると気付くこともできず、単に板垣壊れちゃったの?としか思えない。ここに板垣恵介という作家の欠点があり、不幸がある。

 ってまあこっちはわりと本気で思いかけてるんですが、実際のところはどうなんでしょうか。とりあえず独歩がどういう復活のしかたをするかを見守ろうと思いました。

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2001.09.16(マンガ・アニメの話より)

大阪

 『あずまんが大王』では大阪と神楽さんが個人的にかなりキています。猛烈に邪気のなさそうなところが(*1)
 全然関係ないですが大阪といえば、3巻買いに行ったとき本屋で女子2人連れが「大阪って本名なんていったっけ」話で盛り上がっていて僕はテレパシー力全開で「春日歩! 春の日に歩くと書いてカスガアユム!」とか心中シャウトしてたわけですが、むしろその場にいた男子客5名ばかりの全員が同じことを考えていたに違いなく。←違うとおもう

 で、帰宅後ニヤニヤしつつあずまんが大王を読んでいるとこんなことで自分は大丈夫なのかという気にもなろうというものです。そんなに女子高生見てて楽しいのかよ! この軟弱者が! カイさんばりのな! と自分を口汚く罵る毎日。
 たしかにちょっとどうかと思うので、ここでひとつためしに「もしあずまんが大王の登場人物が全員男性だったら」と想像してみることにしました。
 こんな邪気のねえ男子高生いるわけねえ! <終了>

 まあ、こんな邪気のない女子高生だっていないとはわかっているんですが。

*1 猛烈に邪気のなさそうなところ

ちよや榊さんでも一応邪気はあると思う。

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2001.09.16(テレビの話より)

HERE WE GO COUNT ZERO

 『仮面ライダー アギト』にドハマリ中な僕としてはもはや写真集なども買ってしまいそうな勢いをみせはじめています。「こちらは私服での撮り下ろしが多いです。アギトとはまた違った賀集さん・要さん・友井さんの表情が見られます。」(オフィシャルホームページ (東映版) より) という、あきらかにそれはアギトの写真集ではない、アギトの役者の写真集だしむしろそもそも女性向けに作られたものでは?というそれを前にして悩む IN THE 本屋。とりあえず買わないでおきましたが。
 また違った場面では『仮面ライダー アギト シールブック』というあきらかにそれは子供向けでは? というそれを前にして悩む IN THE 本屋。
 そんな日々ですが、とりあえず『てれびくん』の応募者全員プレゼントという名目の通販 (1500円) で『3大ライダー超決戦ビデオ』なんていうシロモノはバッチリ購入する始末。メチャーメチャカッコイイですよー3大ライダーがー (口半開き) 。

 あとは映画版をいかにして見るか、だ。お子様たちに混じって。

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