人生: 過去ログ 2004年05月

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過去ログ 2004年05月

※下に行くほど新しい記事です。

2004.05.16(ドラゴンクエストVIより)

これまでを清算

 風邪をひいたりなんだりとかこの間言っていたが、それとは別にずっとドラクエとかやってない。それというのも、なんか風邪ひいてる間にゲームやらない癖がついちゃったからだ。意外にゲームやらないでもなんとかなるもんだ。
 とか感心してる場合ではない。いまや世間では、なんだ、PSP(プレイステーション・パーマ)だとかDS(ダメ・裁判官)だとかがはやってるという。パーマはまだしも、ダメ裁判官とはなんて時代だ。ここからうまいこと社会風刺にもっていくことも可能だが、取り返しがつかないほど本筋から外れそうのでやめておく。命拾いしやがったな(僕自身が)。
 そんな激動の21世紀を生きる上で、まああらためて久しぶりに遊ぶのだった。ドラクエを。

 鼻歌まじりで電源を入れたものの、冒険の書を選択する場面でいきなり僕は衝撃を受けた。こ、このカタカナまじりの城の名前はなんだ!?
 ごく簡単に言えば、忘れてるのだ。なんだかんだで遊ばないまま数ヶ月、すっかりゲーム進行は忘却の彼方である。一番湯のカナタである。けっこう面白かったんだけどやっぱり地味だったよなあ、あのマンガ。そんなくだらない事を言っている場合ではない(間違いなく)。
 とりあえずロードするだけしてみて、その辺のキャラクターに話を聞く。ああなんとなくは思い出してきた。お姫様が鏡でアレなので、その、ぶっちゃけ助けにいくのだ(僕はこの辺で実際の文章進行にあわせて前回までのあらすじを説明するという高度な文章技巧を発揮している。それをみんなには知っておいてほしい)。だが、助けろ助けろとこの人は言うが、いかにして!? むしろゲームを進める上で大事なのはそこだ。途方に暮れかけたその時、天啓のごとく閃いた、まあなんだ、思いつきがあった!(だいなし) 「おもいだす」コマンドである。このゲームではプレイヤーの任意でいくつかの会話を記憶させることができるのだ。そして僕はこんなこともあろうかと、重要そうな会話はかたっぱしから記憶させることにしてたのだ。果たして「おもいだす」してみると、今後の行動方針がズバリ説明されてる会話が表示された。べ、便利なシステムじゃねえか! 具体的には『ミシシッピー殺人事件』のメモ機能(*1)の5万倍は便利だな!
 とか思った直後に横にいた人になにげなく「はなす」してみたらそっくり同じセリフを吐いたので、なんだか感動が薄れた。

 そんなこんなでどうにか謎は解けた(←もとより謎じゃねえ)。さっそく例の姫に関連する塔へとカウントダウンとともに黒煙をあげて向かおうとした(気分的に)のだが、いやちょっと待て。
 かつてのプレーではわりと流れにまかせてたので放ってたが、どうも今回のドラクエでひっかかってる点があるのだ。そこをキッチリ解決してから冒険といこう。
 問題は、プレイヤーキャラクターの数が多いということだ。ここから先は驚きを大切にするプレイヤーが読んではいけないところだが、どうも戦闘に参加できる人数と比べてパーティ人数が圧倒的に多いようなのだ。ありえねえ!と僕などは思うが、それはつまりドラクエ7を先に遊んだからですねすいません。考えればドラクエ4も5もそういうところがあったし、その流れでいけば『6』が不必要に大所帯なのもむしろ当然といえる。
 そうなのだ。簡単に言えば不必要なのだ。どうやっても人数に「あまり」が出るシステムなのだ。キャラクター4人を選んでひいきして進めるか、はたまた状況と特性に合わせてローテーション的に入れては外しするか。
 これはおそらくあえてプレイヤーに取捨選択させることによって、逆に選んだ方のキャラにグッと愛情をもつであろう的な制作者側の計算かもしれないし、『7』では逆に「あまり」がほとんど出ないシステム(というかシナリオ)になってたことから見て制作者サイドとしてもこれはいけないと思ってたってことかもしれないが、まあとにかく『6』では「あまり」が出るのは事実。個人的な好みとしては、ひんぱんに入れ替えるのは苦手なんですよ。だって色々考えるの面倒くせえじゃん(ズバリ本音)。あとリアルな話、全員に均等に武器防具を買い与えるのはけっこう大変。
 そこで改めて僕のパーティを見渡してみた。今のところメンバーは(ここからいよいよもって具体的な話を始めるので、聞きたくない人は手で耳をカパカパしながらワーワー叫んでください。その後読み進めるのをやめてください)まず主人公。そして大工の息子(こう書くとキリストっぽい)にしてマッスル戦士のハッサン。「謎めいた美女」というポジションでいったいいつまでひっぱり続ける気なのか、ことミレーユ。「謎めいた家出娘」というなんだかわからないポジションことバーバラ。自然派集団の坊ちゃんにしてメガネ君ことその名前はどうかことチャモロ。そしてなんとなく戦闘後仲間にした(そういうシステムなので)スライムとくさった死体。こうやって冷静に「くさった死体を仲間にした」と書くとデビッドリンチ映画ばりの異常事態だ。最後に控えるのは空気の読めない男こと(僕が勝手に認定)、おもしろ夢遊病患者のアレス! このメンバーでお送りします。ワアアアアァァ(観客の歓声)。
 さて、この中でどのメンバーを重点的に育てるか、だ。
 とりあえずモンスター達は外す。僕はわりと物語展開重視派であって、ストーリー上脇役的存在であるこれらモンスターを主要メンバーには数えないのだ。
 次にリストラの大ナタを受けるとすれば、やはりアレスだろう。理由はいかにもNPCっぽいからだ。すぐにもいなくなりそうだからだ。いや、ていうかそういう人なんでしょ? 特に伏線もなく登場したし、さほどドラマチックでもない形で仲間になったし、鳥山明のデザイン画を見た記憶もたしかないし(あいまい)。ちょっと不安になったんで、ネタバレを気にしつつ目を細めてディスプレイを手で隠しながら攻略系サイトを覗いてみると……、あ、この人主要キャラだったのか。ごめん、空気読めてないとか言って。
 まあとにかく今までもアレスはどうでもいいや的あつかいだったので、今後ともどうでもいいや的あつかいにすることにかわりはない(ひでえ)。もうちょっと主要人物オーラを出していてくれれば歴史は変わったかもしれないが、歴史にIFは許されないのだ。
 でもって残る5人はいよいよ主要キャラ祭りである。全員それなりに長いつきあいではあるが、この中から誰か1人を切らねばならない。戦闘に参加できるパーティーはドラクエの掟で4人までなのだ。
 んー、じゃあ、チャモロを切るってことで。
 なぜと言って、まあこの人だけ出自にナゾがないんだよなー。生まれた時からの坊ちゃん育ちで、家族もちゃんと認知してるし。そういう意味でキャラクターの深みというかこの先の盛り上がりも考慮するとやはり主人公・ハッサン・ミレーユ・バーバラということになる。ちょうど男女2人対2人でバランスもいいんじゃないスか?(てきとう) 『あいのり』みてえなもんだよガハハハ!(見た事ない)

 で、このパーティ用に職業と装備を整えて、問題の塔に向かうのだ。以下次回。

*1 『ミシシッピー殺人事件』のメモ機能

プレイヤーにとって不便でしかない上に、これを使わないとクリアーできない。

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2004.05.17(ドラゴンクエストVIより)

口笛吹いて

 レベルが足りない。
 必ずやレベルを上げねばならぬと誓った。メロスばりに。いや実際レベル不足のようなのだ。昨日言ってた例の塔。あれに直行してみたら1階の段階(←やや韻)で早くもボコボコの始末。むろん我らが精鋭どもが。むしろ全滅とかした。
 あの例のドライブ野郎がいけないのだ。さみだれ剣をかましてくるのだ。ゲームやってない人にはなんのことだかわかるまい。これではいけない。いや、説明不足がいけないっていう意味じゃなくて、レベル不足がいけない。さみだれ剣2連発にも屈しないHPが必要なのだ。特にバーバラあたりに。
 そうとなれば話は早い。とりあえず町の近くでうろうろしてザコ敵相手に経験値稼ぎとしゃれこもうとしたのだが、「しゃれこもうと」なんて言葉を使ったのが悪かったのか(確実に)、ここですらボコボコにされる始末。というかさっそくバーバラ死亡。それでまたザオラルが効かないのなんのって、結局その足で宿屋直行という引きこもり生活。あと関係ないけどザオラルの呪文が成功した時の「なんと ××は 生き返った!」っていうメッセージは無責任というか最初から投げてる感がスゴいと思う。
 でまあそんなザオラルかけっぱなしのような生活ではMPも速攻で底をつくし、だいいち戦闘に時間がかかって効率が悪いので、いったんここを離れて、直前に攻略したダンジョンまで戻ることに。むろん例によってそのダンジョンの位置とか忘れてうろうろしたあげく、まったく見逃してたスポットを発見するというケガの功名すら発揮。それはそれとしていまだダンジョンどこだったか分からないのでしかたないから町の人みんなに話聞くかと思ったのもつかのま、そうかこういう時こそ「おもいだす」だとやっと気付くというウッカリぶりも披露。あとやっぱり「おもいだす」機能は便利。前回あんな暴言を吐いてごめん。
 で、ダンジョンで経験値稼ぎの夜。こんな時に便利なのが特技「くちぶえ」である。これを吹けばたちどころにモンスターが寄ってきては攻撃を始めるという、冷静に考えるとなんだかよくわからない特技だ。いや待て、さらに考えてみると「くちぶえ」で寄ってきた魔物の中には「おどろきとまどっている!」連中もときどきいた気がする。ということはあれか、ルールールールー(*1)気分でわりとフレンドリーに寄ってきたモンスターを不意打ちぎみに襲ってるのか、主人公パーティーは! なんて連中だ。敵に回したくはない。
 まして不意打ちの後ときたら、も、もはやこれは殺戮だ!というくらいの戦力差。そりゃ既に攻略したダンジョンのザコ敵なんだから戦力差も当然とはいえ、単に自分たちの練習というためだけにここまでの大殺戮劇をくりひろげておいて「くちぶえ」はないだろう、とも思うのだった。
 たぶんアレだね、このゲーム「くちぶえ」の音は描写されない(サウンドとして出力されない)んだけど、「くちぶえ」っていう言葉のニュアンスからほど遠いメロディだと思うよ。海軍練兵基地のジョギングばりの。あれをバーバラは吹いてると、僕は思うね。

*1 ルールールールー

『北の国から』で狐を呼ぶ呪文らしい。見た事ないけど。

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2004.05.19(ドラゴンクエストVIより)

ドライブ野郎

 というわけでレベル上げである。
 すでにクリアしたダンジョンで比較的格下の敵相手に経験値を稼ぐという、向上心があるんだかないんだかよくわからないことを続けていたのが前回。なんだかんだで全員が1レベル上がった。少ないとか言わないでほしいこちとら高橋名人の名誉に賭けてゲームは1日1時間以下なんだから。なんだかよくわからないけど。
 で、1レベル上がるとけっこう劇的に強くなってるのがドラクエの油断ならないところ。このさいだからと行ってみましたよこの間ボッコボコにされた塔。そして口笛。奇しくも現われたのは、前回僕らパーティ一同を全滅させたドライブ野郎である。もちろん「ドライブやろう」というモンスター名ではないが、この日記の性質上具体名は避けている。とにかくドライブ野郎である。あいつの「さみだれ剣」は全体攻撃であり、防御力とHPの低い僧侶系の2人がまず血祭りにあげられ、そして回復呪文を失った残りの2人も……ああ……そんな憎いあいつである。さみだれ剣以外にも攻撃方法を持ってるくせに、やたらとさみだれ剣を連発するあいつである。4人パーティで現われた上に4人全員がさみだれ剣をかけてくることすらある、なんか殺意まんまんのあいつである。書いててだんだん腹立ってきた。
 と言ったところでこちら側の攻撃方法はレベルが1レベル上がった以外別に変わらないので、とりあえず「まわしげり」と「いのちだいじに」で。
 とか思ってたら、我らが精鋭たちはなんと1ターンであのドライブ野郎集団4名を血祭りにあげたのだった。しとめたのだった。あ、あんたら強えよ!
 秘密は職業にあった。そういや1レベル上がる間に熟練度はけっこうたくさん上がっていたが、まさかそこで覚えたベギラゴンとラリホーマがこれほど有効だとは。
 この強力きわまる攻撃呪文と補助呪文があれば、例のドライブ野郎などスクーターでいきがる田舎の暴走族以下のドライブぶりであり、まったくさみだれない(誤用)ままに倒すことが可能になる。こ、これだ!
 これでどうにかこの塔で通用することが分かったので、今度は河岸をこっちに移して口笛と経験値稼ぎの宴を開催することにした。ドライブ野郎なんざ指先ひとつでダウンである。←いいすぎ 実際、前のダンジョンではやたら弱い敵のパーティが出てきて経験値稼ぎにならない場面もけっこうあったし。
 でまあ経験値は高いしそれなりに通用するしで、昔のドラクエで「キメラ」だったモンスターが「キメイラ」になったのは商標権の問題かなあとかぼんやり思ったり、バオーって鳴きそうな見た目だからって「バオー」って名前はどうなんだろうとかぼんやり思ったりしながら口笛+殺戮を繰り返していたら、いつのまにかMPが空になっててベギラゴンもラリホーマも唱えられなくていやあまいったのなんの(血みどろの姿で)。
 やっぱり強い呪文はそれなりにMP使うなあ。

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2004.05.23(ドラゴンクエストVIより)

銀色ふたたび

 例の姫と鏡に関係する塔を突破した。
 塔は思ってたより広くなく、意外にあっさりとボス的存在の前にたどりついたのだった。むしろ「まさかこれはボスではあるまい」と思って話しかけたらそれがマジボスだったんでけっこう意表を突かれた。
 それはそれとして、問題はその比較的短い道のりの途中にあった。
 銀色である。
 具体的な表現をもちろん避けるが、例の銀色をしていてかなり速攻で逃げる敵がふたたび僕の前に現われたのだった。それも4匹パーティとかで。こ、こいつはまさしくパーティだぜ!とか言った直後に死にたくなるようなことを考えるほどに浮かれる状況である。さすがに以前と比べればこっちのレベルも上がってるとはいえ、4匹まとめて倒せば得られる経験値ははかり知れない(やや誇張)。しかも今、自パーティのうち2人は「まじんぎり(*1)」を憶えているのだ。か……勝てる! 俺…こいつに勝ったら故郷に帰って学校に行くよ……。←死が確定(*2)
 まあ不用意な一言で死は確定したものの、実際にはそんなこともなく無事に撃破。そして経験値につぐ経験値。いままで1階の入口でばかり「くちぶえ」を吹いてたので出てこなかったけど、どうやら2階より先にはけっこう銀色が出る様子。まあ今あえて経験値稼ぎでもあるまいからとその場で「くちぶえ」を吹くのはやめて塔をクリアするのに集中したわけですが。

 で、塔と姫と鏡の問題は解決しまして。例によって新たな地平に行けるような状況になったので、まあ、行くんですけど(←つまらない文章)。その前にちょっと自分たちの熟練度をチェックしてみると、あと30回ほど戦えばマスターになれると出ました。「マスターになれる」って書くとどうしても気さくなヒゲになれそうな印象があるんですが僕の場合。あと、こんな事を言いだす僕は死んだ方がましだって心から思う。
 で、どんな場所かはっきりしない新しい地平で熟練度マスターになるよりは、すでに勝手知ったるクリア済みダンジョンで熟練度上げたいというのが人情。人情かどうかは知らないけど、僕的には基本。だってさ、ヘタにイベント中とかに熟練度マスターになると、そのたび例の転職関係の施設に戻らなくちゃいけなくて話の腰が折れねえ?
 まあそんなわけでふたたび塔である。そしてこの塔で熟練度上げるなら、例の銀色4匹パーティを狩らない手はない。奴らを……思いのままに……KILL! なんでこんな意味のない文章書けるんだろう僕は。とかなんとかで「くちぶえ」連発。殺せ! 殺せ! 奴らを高くつるせ! そしたら降ろせ! やっぱりまた吊るせ! これを繰り返すというたぐいの拷問があるらしい。何の話だっけ。

 そんな殺る気まんまんで「くちぶえ」吹きまくってたんだけど、なぜか銀色は1匹も現われないまま熟練度がマスターになったので塔をリレミトで去りました。
 「また銀色にまんまとしてやられたわい」とか僕は銭形警部の声で思ったね。

*1 まじんぎり

だいたい1/2の確率で銀色を倒す特技。きわめて不正確な表現だが、僕にとって「まじんぎり」とはまさしくそういうものなのだ。

*2 死が確定

幸せに暮らすことを宣言したキャラクターはその直後に死ぬ。ナランチャのことですけど(ジョジョ)。

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2004.05.24(ドラゴンクエストVIより)

まみりん(間宮林蔵)

 いま僕になにか1つだけ足りないものがあるとすれば、それは地図だ。←かわいそうな男
 とはいえまあ地図が必要なのだ。いや待ってくれLボタンを押すと地図が表示されるというのは知っている。さすがに僕もそこまでぼんやりはしていない。だがこの地図上でピカピカ光ってる点のうち、どこが何の町でどこが何の城だったか完璧に忘れるぐらいにはぼんやりしている。それは、まあ、相当ぼんやりしてるってことなんだけど。
 言わせていただければドラクエ6の地図は不親切だ。言わせていただけないのであれば、その、ごめん(土下座)。あの、これ、少ないですが(些少)。すいません本当にこれしか持ってないんです(小刻みにジャンプ)。とまあ有り金をすべて渡したところで言わせてもらえば、やっぱり不親切な地図だと思う。だいたいあの、これは具体的に言うのがはばかれるので抽象的に表現すると、上の方の地図。あれがいけない。下の方の地図と違って、城や町の位置がピカピカすることもなければ、行った場所・行ってない場所が色分けされることもない。本当にただ地形図だけがある、そんな地図に何の意味があるというのか! いやあるんだけど。普通にあるんだろうけど。ただ僕にとってはものすごく不便な地図なのだ。記憶力というものが凄いことになっているので。
 その他、下の方の地図だって地名が表示されないとか大きなブロック単位で書き込まれるから正確さに欠けるとか、不満点は多い。るるぶの観光マップの方がお勧めスポットとか書いてある分ましだぜ!とか言い切る始末。とりあえずるるぶを片手にドラクエやってみようかと思ったけど、まあ、どうでもいいや(解決)。
 そんな具合に物事を解決(放置)して今に至るわけですが、さすがに放置しすぎて手に負えなくなってきた。さしずめ板垣恵介にとってのジャック・ハンマーである。兄弟愛には興味ないが……俺がアンタの仇を打つことになるだろうな(ならなかったし、大擂台賽にも呼ばれなかった)。それくらい手に負えないことになっているのだ。傷は広がっているのだ。具体的には、次にどこ行けばいいのかよくわからなくなった。
 親切な地図が表示されるたぐいのゲームであればことは簡単だ。行ったことのない場所に向かえばいいのだ。通常、イベントをクリアした後というのは、いままで行けなかった場所になんらかの形で行けるようになっているものだ。そうやってRPGの順路というのは決められているものだ。かくいう僕の手の中にも、なんつうかまさしく今まで道をふさいでいたであろうアレをナニするラッキーアイテムが眠っている。問題は、その道をふさいでいるアレがどこにあるのかがさっぱりわからないことだ。
 もはや地図をなんとかするしかあるまい。ゲームのシステムによって行なわれないことは、ゲームのシステムに反して行なうまでだ。フランス革命もそうして起きた。←いいすぎ
 ともあれやると決めたらとことんやるのが僕の男っぷりである。やべえ超かっこいい。具体的にはマップ画面を画像取り込みし、地名を書き込んでいわゆる本当の地図っぽくした。そしてマップを表示したPCの画面を横目にスーファミで実地検分をして、踏破地帯には色をつけていったのだ。レイヤーを使うのがコツだ。これによって今現在行ける地域と行けない地域がはっきり色分けされ、次に進むべき道のりが明確になるであろう。
 んー、つうか、やってみたらそれ以前に「行けるのにまだ行ってない場所」が大量にあることが判明したので、それをなんとかしないといけなくなってきた。地図の完成はまだ遠そうだ。

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2004.05.26(夢トイレより)

3連続

 法事か何かだったのだろうか、田舎の祖母の家に親戚一同が集まっていた。
 私はトイレに行こうと思う。いま私がいるのは玄関先のあがりかまちなのだが、祖母の家のここは広く、ゆったりとした靴箱や大きな衣装掛けに混じって、クローゼット状のトイレがある。
 私は一旦このトイレに入ろうとするものの、親戚の何人かが玄関で談笑していることに気付いてやめる。トイレの扉は見るからに薄くて入るのがためらわれたのだ。
 私は祖母の家にもう1つトイレがあった事を思い出し、奥の使われていない客室に向かう。部屋の隅には洋式便器がむき出しで置いてあり、トイレとしての用は立つのだ。鍵もかけられないのでもし人が入ってきてはことだが、急げば大丈夫だろう。そう思って急ぎ足で便器に近づくと、その時になって人の気配に気がついた。
 たまたま部屋の入口から死角になる位置に、おばが座っていたのだった。私たちはお互いに驚き笑い合った。少々ばつの悪い思いをしながら部屋を出て行く私は、この家にトイレがもう1つあったことを思い出す。
 奥まった場所にあるそのトイレは、先客が水をていねいに流さなかったのか汚かった。しかし他にトイレもないので、私はとにかく水を流す。2度ほど流した時、足下で何か低い音がしたかと思ったとたん、水が逆流した。
 どうやら水道管が詰まっていたらしく、水はまるで消防車のような勢いでトイレからあふれ出して止まらない。みるみる足下が水で満たされていく。私は半ばパニックになりトイレの外に避難する。
 扉を閉めた向こうではまだ水が止まっていない様子だった。この時私は、もう1度コックをひねるまで水は止まらないのだと気付く。あわてて扉をふたたび開けると、すでに個室全体が水に満たされていた。私はやむなく息を止めて潜るように中に入り、コックをひねる。放水は止まり、あふれていた水もすぐに消えた。
 私は理不尽な怒りにかられながら、とにかく水で濡れた床をなんとかしようと雑巾をさがす。

いや度:★★★★★

 田舎の祖母の家、複数のトイレが使い物にならない、水びたし、とそれぞれの要素はおなじみなのだが、この3大要素が1つに詰まったパターンは珍しい。
 ちなみに祖母の家は実際広く、トイレ以外の描写はほぼ全て事実に即している。

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2004.05.30(ドラゴンクエストVIより)

マッピングの誘惑

 ダラダラと地図のアップデート(前回参照)をやってます。
 いや実際今回のドラクエここまで真面目に時間かけてやったことってかつてなかったと思う。なんだそれ。普通にゲームやる以上の情熱をこめて地図を書いてるのか僕は。そんなに地図書くのが好きならウィザードリィ(BUSINとかじゃないやつ)でもやってろよ! いやまあウィザードリィ(BUSINとかじゃないやつ)も好きですが。実際の話地図埋めてくのけっこう好きですが。

 で、ダラダラと地図を埋める日々。いまのところ上の方は全部(現状行けるところは)埋まって、下の方の地図が30%ほど残ってる状況。この間、なんか謎めいたダンジョンを発見してやっぱり謎なまますごすご立ち去ったり、かなり小粒なイベント(戦闘ゼロ)をクリアしたりもした。やや具体的に記すなら、ワープ構造が特徴的で盾に関係するであろうダンジョンと、海に生息する主に美しい生物と足の悪い人にまつわるイベント。
 後者の方をなんとかした結果、さらなる問題もなんとかなるようになった。もはや文章の体を成していないが、具体的なところをぼかして書くとこうなる。とにかく重要な懸念であったあれをなんとかできる体勢が整ったのだ。おおむねそんな具合だ。
 それじゃあさっさとなんとかしようじゃんと君は思うだろうか。ひらがなばっかりの文で(←屈辱的)。僕だってそう思う。思うところだが、しかし地図はまだ全て埋まっていないのだ。だいたい今回のイベントだって本当は地図が埋まるまでやりたくはなかったんだけど、地図を埋めようとするとどうしても今まで見落としてた町に入らざるをえず(地図に町の名前を書けないので)、そうすると会話を聞かざるをえず(後回しにすると忘れるので)、そうするとイベントを始めざるをえず(強制イベントなので)、そんなこんなで半ば流されるがごとくクリアしたのだ。僕が今したいこと、それは地図を埋めることなのだ。
 そんなことを強く言うくらいならウィザードリィでもやってればいいのに。

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