人生: 過去ログ 2005年03月

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過去ログ 2005年03月

※下に行くほど新しい記事です。

2005.03.02(ドラゴンクエストVより)

愛こそすべて

 ずいぶん久しぶりにドラクエしてるわけなんだけれども。
 どこから始まったかといえば、例の、その、青色と金色の2択イベントを過ぎて間もないあたりだったはずだ。そこのところはさすがに印象的にもほどがあるので憶えているのだけど、じゃあその後どこに向かうべきなのかとか武器防具はきちんと買いそろえてあったのかとかそういった瑣末事はさっぱり憶えていない。
 とりあえず冒険の書を開いてみると、どうやら港町らしき場所の教会から始まった。
 ああなんかこの町にはおぼえがある。しかし「おぼえがある」レベルではお話にもなるまい。少なくともこの港町でセーブしていたという事はこの町を起点になすべき何かがあったはずなのだが。あれ、それともここですでに何かをなし遂げた後なのか。もはや世界は平和になってたりするのか(なし遂げすぎ)。
 そのあたりを思い出すため、適当に町中をぶらついて片っ端から話を聞く。全員に聞く。聞くそばから「はなす」コマンドでパーティーの人にも話を聞く。1回町の外に出て夜を待ってからまた話を聞く。もともと1度聞いたメッセージのはずではあるが、結構忘れているものなのでとにかく聞く。
 で、分かったことがある。
 ものすごいラブぶりだ。

 なんだこのラブぶりは。それはもちろんつい先日パーティーの仲間になった、その、金色のことだ。この表現ではもう隠しているとはとうてい言えない気もするが、とにかくラブいのだ。会話が。町の住人のメッセージにかこつけてイチャつきやがるのだ。なにこの現代に落とされたラブ爆弾。
 今この文章書いてて奴らのラブぶりをマンガとかにうまくたとえようとしたものの、全然たとえが見つからなかった。それぐらいのラブ模様である。
 考えてみればマンガとかそういうのは愛が実った時点で話が終わるか、実ったと思えばすぐ失せるか、そもそも実らないで終わるかのどれかだと言える。僕としては男同士が早期に堅い友情で結ばれたまま様々な困難に立ち向かうマンガがあるように男女が早期に硬い愛で結ばれたまま様々な困難に立ち向かうマンガとかあってもいいような気がずっとしていたんですが、そういうのは一般的に言ってだめらしい。
 話が微妙にそれたけど、今回の場合でいえば愛が実ったまま話が続くのである。必然的にそりゃラブ爆弾も周囲一帯を焼き尽くすわ。無法ですよ無法。
 あえて言うならば僕はこういう話を見てみたかった。主人公にいい目を見させてあげたかった。ましてや今回の主人公はそうとういい目を見ていなかったわけだし。これまで。

 というわけでオール・ユー・ニード・イズ・ラブ界の巨匠たる金色の人と共に、えーと水に関係のある乗り物をぶちかましてカジノ(ここだけぼかさずに言ってみる)に乗り込んだわけですが、おおむね身ぐるみはがされて終わりました。
 愛だけでは食っていけねえのか! せ、せちがれえ!

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2005.03.02(ドラゴンクエストVより)

無法のカリブ海

 前回町の声を聞いた(新人女子アナっぽく)ところ、なんでも「陸沿いに南下すると、そこには未だかつて見た事のない衝撃の存在が!」とかいうことからドラマ性を引いたことを言われたので、さっそく行ってみることにする。カジノでさんざぼったくられた件はなかったことにもする。ぼったくられても一応セーブはしましたがね(律義)。

 水にまつわる移動手段を用いて、一路南へ。長い旅路だった。少々誇張して言うならだが。いや、なにしろ地図の出し方とか忘れてて。
 あと敵に遭遇したら仲間がけっこうMP高い魔法をばんばん使うので大丈夫か? 城とか町に着くまで残るのか? と不安になった頃に船を着けられそうな岸辺が見えてきた。船長、陸です! 上陸を許可する。アイ・サー! ←僕は大丈夫ですよ
 上陸したその瞬間に敵と遭遇して単純にビックリしたり、いややっぱりMP高い魔法湯水のように使いすぎだろ実際!とか思ったりしつつ、当面の敵は撃破。我が方の損害軽微なれどMP残量わずかであります!←だんだん違う方向性になってきた
 で、地図を見て町とか城とかまでの距離を計ろうとしたところ、なんか近くに島があることに気がついた。船長、北の方に島が見えますぜ! よし、バラストタンクブロー! いつの間に潜水艦になったんだ。
 いや実際、こういう大陸に行く前に小島の調査をしておくのはゲーム的に正しい流れであろう。地図で見るかぎり明らかにそこは建物1つしかなく、ここから巨大なイベントに巻き込まれる可能性は絶無に等しい。ドラクエのパターンから言って、思わせぶりな老人が思わせぶりな情報を一言口にするだけとか、思わせぶりな衛兵が思わせぶりに城門を閉じているとか、さほど思わせぶりでもない宿屋が1軒あるだけとか、だいたいそういうケースじゃないだろうか。
 これはとにかく行ってみることだ。北北西に進路をとれ! アイ・サー! 進め、エイ、ホー、エイ、ホー!(ガレー船なのか) とかなんとかで着いたその島。これまた着いた途端に敵に遭遇。昔のドラクエはダンジョンの部屋から部屋に渡る時のエンカウント率がやたら高かったものだが、もしかして今のドラクエは上陸直後がそうなのだろうか。とか思ってたら、敵つええ! やたら強え! つけ加うるならつうこんのいちげき! し、死んだ! 主人公が。
 運も悪かったのかもしれないが、とにかく現実問題として現在まだザオラルとか憶えてる仲間がいないので回復手段がない。教会で生き返らせてもらうことを第一に考えて、あわてて近くの城らしき建物に入ると……、おい、ここ城じゃねえよ! なんかよくわからないけど建物の様子を見るに小イベントの起こる場所だよ!(推定)
 これには参った。なぜなら主人公が死んだ今、「はなす」コマンドで仲間の声が聞けないのだ。聞けなくても別にいいっちゃいいんだけど、僕としては聞きたい。イベントのセリフというのはイベントが終わっちゃったらもう聞けないのだ。もったいないじゃないか。
 かといってこのあたりに教会があるようにも見えず、いたしかたなく一旦母港に戻る事に。ルーラの呪文で……って、パーティー全員の中で主人公しかルーラ使えねえ! 死者オンリーかよ! あーもうふんだりけったりだと思いつつキメラの翼を使う。バヒューンなんつって、空高く舞い上がって、そのまま同じ場所に降りてきました(バカ殿様くらいキレイなコントですね)。
 し、しまった! よく考えたらいま入った建物が「最後に入った建物」だからキメラの翼使ってもここにしか戻れねえ! せ、船長! もはや、ここまで。総員退艦! キングストン弁を開け! いや、私は船に残る。せ、船長ー!←どんどん悪化
 北を目指せ! とにかく北にある町ならどこも1度行ったことのある町のはずだから、どこでも構わん! 奴隷頭、オールの速度を上げよ! とどんどん悲惨になっていく航海。鑑真和尚もこのような苦難を乗り越えられたのか(たぶん誤り)。そして漂着したどこかの寒村。いや、ここには見覚えがある。住民達も我々を支援して……って、ここよく見たら前にさんざんな目にあったイヤな村じゃん! 住民の見る目が冷てえよ! あと教会もないし!(最悪)

 結局ほうほうのていで最初の出発点に戻りました。今日やったことといえば、行って戻ってきただけだ。バルチック艦隊もこのような屈辱を味わったのだろうか(確実に誤り)。  

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2005.03.07(ドラゴンクエストVより)

野獣死すべし

 だいたいの進行度を言うなら、高い山を登っているところである。
 この登坂難度の高さといったらどうだろう。傾斜45°とか余裕で超えちゃってて、冒険家タイプのスキーヤーがミスして転がる衝撃映像がいまにも出てきそうだが、雪は特にない。(※この人はこれで説明になると思っているらしい)
 とにかく大変な登山なのだ。アイガー北壁とかそんな感じだ(よく知らないまま書く)。途中の宿屋イベントで製作者の思惑通りにトホホーってな感じを味わいつつも頂上をめざし、ああよく考えたら別に頂上に登ればいいって話でもないんだったか、とにかく先へ先へと進む我らが一行。もちろん会話ではラブりつつ。

 で、この山。ふだんならあえて固有名詞をぼかして書くところだが、そういえばゲーム中、特に固有名詞で呼ばれていないこの山。僕はこの山がダメだ。なんつうかもうダメだ。正直言って生理的にダメだ。
 別にいまさらマップが3Dで道に迷うとかそういう事を言いたいわけではない。実際道に迷ってはいるのだけど、そういう話ではない。
 モンスターがダメなのだ。つまり、見た目が。
 何かわざとこういうイヤな見た目のモンスターをこの場所に集めたんじゃないかってくらい、出てくるモンスターがすべてダメだ。
 ここは具体的に言わないとわからないと思うので言っちゃうと、リントブルムとオークとダックカイトのことなのだけど。
 まずリントブルム。こいつである。一見して単なるドラゴンといった見てくれのこいつであるが、舌が長い。
 いや本当に舌が長い(強調)。ビローンと伸びっぱなしのこの黄色い舌がブランブラン動くのが生理的にダメだ。原色だし。正視にたえないとまでは言わないが、できれば直視したくない。じっとしてろと言いたい。なのにこいつときたら「おたけび」で動きを止めることもできないとくる。いや、別に「おたけび」が効いたところで舌ブラブラが止まるわけでもないんだけど。
 そしてオーク。こいつである。見た目にはドラクエでおなじみのアイツであるしルックス的にもむしろイケてる方(モンスターの中では)とすら言える彼だが、今回のドラクエはポリゴンである。どうもいけない。時々あの長い鼻をピクピクッと震わすのだ。鼻だけ別の生物になったかの如く、しかもポリゴンの滑らかな動きで。あいつ顔は人間型なのに、鼻だけなんか違うのだ。そりゃオークだし。それにしたってあの鼻が……鼻が……(うわごと)。
 最後に控えしはダックカイト。こいつである。ていうかコイツもう純粋にどうかしてるじゃんルックスが。
 あの2つの目が、二の瞳(二十四の瞳っぽく言ってみたかった)が、オレを見るんだよ、オレを見てるんだよォォオ!(うわごとヒートアップ) しかも例によってなめらかな動きでフワフワと揺れながら。
 アレは目じゃなくって模様なのだと人は言うかも知れないが、どっちかと言うとあんな模様がついてるって方が引くわ。もし自分があの立場だったら絶対やってけないわ(誤ったシミュレーション)。肌に原色であんな模様ついてるって、おかしいだろうそれは普通に。だいたい密林のジャングルに生息してるならまだしも、高山地帯だってのに。

 そんなこんなで僕はこの場所からできるかぎり早く去りたいのです。

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2005.03.08(ドラゴンクエストVより)

回り道

(注:今回の日記は若干とはいえあるダンジョンの攻略法に関わる記述を含むので、そういうのを読みたくない未プレーの読者は注意されたし。されたし!←語感が気持ちいいので繰り返した)

 さて前回はピレネー越え(例によってよく知らないまま書いてみる)とでも言うべき快挙をなしとげたわがパーティ(←偶然にも登山っぽくなった)であるが、今度は降りるのだった。登りがあるなら下りもあるのである。ちょっと名言っぽくなっている。よく考えると当たり前のことを言っている。
 さて、このダンジョン。やや歩いたあたりで、明白に「ここから落下せよ」というポイントが現われた。落下しないと先には進めないのである。たとえるなら、葬儀場への道筋を示す「指矢印」が下方向に向いていて、その先に「××家」と書いてあるような、そんな状況である。無理にたとえない方がよかった気がする。
 でまあ、先に進むなら落下だが、僕はとりあえず引き返した。
 落下には覚悟が必要なのである。いちど落下したら同じルートを引き返すことはできず、先に進むならともかく帰ろうとすると大変な回り道になることが容易に予想できる。
 リレミトの呪文で帰れば一瞬じゃんっていうのはこの際なしである。他の日記で書いたと思うが、僕はダンジョンの全てのルートを一応踏破しときたいタイプの人間なのである。たとえそれが単なる帰り道であってもだ。だって、宝箱とかあるかもしれないじゃん。

 とにかくそんなわけで一旦町に戻って宿屋で回復、あと武器屋に寄ったもののいい武器とかは高くて手が出せず、かといってモンスターを倒してちまちま稼ぐにも限界があるっていう値段で、しかたなくあきらめて先に進むことにしたりとか、そんな具合だった。
 で、落下である。今度は覚悟を決めて落下。そしてほぼ一本道な感じでダンジョンを下に下に降りていく。いや……、違う! 途中に現われた「上り」の階段を僕は見逃さなかった。これぞまさしく「帰り道」の階段だろう。普通に考えてそうだろう。
 さっきも言ったとおり、僕は全てのルートを見ておかないと我慢がならない人間である。そこで先に進むことはせずに、いったん「帰り道」ルートを全部チェックすることにしたのだった。
 最初に落下した距離が長かったので、必然的に帰り道も長い。いささか辛い旅である。実際リレミトで帰ればこんなルート通らなくてもいいんだから、わざわざ辛い旅なんかしなくていいじゃんという気もするが、それでもなお苦難の道を征く僕に、神様はささやかなプレゼントをしてくれた(かなりかっこよく言ってみた)。
 宝箱がやけに多いのだこの帰り道ルート。むしろ宝の山である。世界各地にあることで有名な小さめのブツであるとか、こういう形でしか入手困難なステータスアップのためのアイテムであるとか、そしてストレートにお金(それも結構な額)であるとか、ばんばん手に入る。なるほど、こういういわば「回り道」になるルートにはそれなりのごほうびとしてお宝が用意されているものと相場が決まっている。
 無駄じゃなかった! 回り道をとったのは無駄じゃなかった!(感動的なBGMを流しながら) フハハハハ金だ金だー!(両腕でジャラジャラすくい取りながら) 全部ワシのものじゃー!(頭上に放り投げながら)
 そんな感じで全てが報われ、ひと回りして元の町に帰ってきた僕は、揚々と高い武器も買いそろえ、いよいよ明日はわき目もふらず下山だ!と決意も新たに宿屋に泊まった。

 で、下山ルート。さっきの「帰り道」ルートに続く上り階段は当然無視して、降りるルートをまっすぐ行く。……行き止まりになった。
 おかしい。あちこちウロウロするが、下り階段はどこも行き止まりである。こんなはずではない。ワシの、ワシの金がー!(無関係)
 で、気がついた。さっきの「帰り道」ルートを登る。下山なのにと思うかもしれないが、あえて登る。ほとんどまた1周しちゃうんじゃねえのという頃に、分岐点が見つかった。
 そう、賢明な読者諸氏はもうお気づきであろう。この「帰り道」ルートは別に回り道でもなんでもなく、たまたま帰り道になるような分岐があったというだけであって、このルートが実は正しい下山ルートだったのだ。普通にゲームやってれば必ずこのルートを通ることになるのだ。当然途中で数々の宝箱も手に入るのだ。秘密のお宝をゲットしたと悦に入っていたオレは、オレは……!
 まあいまさらどうしようもないんで先に進みましたけどね。

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2005.03.14(ドラゴンクエストVより)

キッズ・アー・オールライト

 今回の日記をどう書いたものか、正直迷っている。
 これまで自分ルールに従いストーリー上重要なところは可能なかぎりぼかして書いてきたこの日記だが、もういいかげん限界に近づいている気がしないでもない。
 思えば今までストーリー上きわめて重要な分岐点を何度も通ってきた。時には物凄い勢いではしょり、また時には強引に言い換え、時には、まあ実際の話、いままで「青色の人」とか「金色の人」とか言ってたのってそれがもう十分にネタバレじゃないのかって思うんですが、どうでしょうか皆さん。ドラクエ5ってストーリーに本当に「要所」が存在するからぼかして書くのも大変なのだ。しかもパッケージ(プレステ2版)を手に取ってみると、なんかもうこのパケ裏のイラストと文章がすでに超重要ネタバレしてんじゃねえのって具合で、このぼかして書く努力それ自体がおおいにムダになってる気もするのである。いいのか、パッケージにあんな事まで書いちゃって。
 毎回毎回マクラの話が長くって申し訳ないが、つまるところこれから重要なことをぼかしきれないまま書くって言いたいのだ。ぼかすよ!? もちろんぼかすけど、完全にぼかしきるの無理。でもこの話はしたいんだよ! うっさい死ね!(僕が) では語ろうか(←うざい)。

 このゲーム中重要な、その、少年と少女が出てくるじゃないですか。そこまで進みました。ゲームが。(ひどくさぐりさぐり書いている)
 あのまあ、スーファミ版をすでに1度クリアしてるんで、その、少年少女が登場する前の、なんつうか一番じっとしてる場面(具体的表現をさけた)も次の展開とか知ってるからわりと落ち着いて見てられたんですが、この先がアレだね。
 少年と少女。アレがスーファミ版とは一味違うわ。このへんで隠すことに限界を感じたのでぶっちゃけると、「はなす」コマンドで彼らと会話したわけですよ。スーファミ版にはなかった新要素、それが「はなす」。かつてスーファミ版ではセリフがほとんど無かった彼らに与えられた大量のデータ。
 で、これがもう半端無いかわいらしさ。『アイ・アム・サム』に出演してたときのダコタ・ファニングだってこうはいかなかったぜってくらいの凄まじい……あーその、具体的な表現をぼかすとどういう文脈でかわいいのかを書けなくなってしまうのだけど、とにかくこの2人のためなら死ぬると思わせる強烈なセリフの連続なのだった。その激甘ぶりにはマックスコーヒーが裸足で逃げ出すほど。飲んだ事ないけど、マックスコーヒー。
 この可愛らしさの前に陥落するがいいさと巷間言われていて(それはどんな世間なのだろう)、自身ある程度の覚悟はしていたがよもやここまでとは。かなり早い段階で人生のピークを迎えてる気がする。主人公が。

 いやまあ、冷静になって考えるとけっこうあざといとは思うんですよ。セリフ回しが。でもやっぱり町の人のセリフに対する、あくまで旅の同行者からのコメントという形になってるっていうのが、ウマいよなあ。生きたセリフとして自然に入ってきて、あざとさが気にならないっていうか。
 でまあ、当然ながら世界各地をルーラで移動して全部のセリフを聞きまくるわけですよ。数日かかりましたよ。正直言って、事態はすでにこんな世界漫遊をしているような状況ではないという気もしないではないですが、そこは「すっかり様変わりした世界を知っておかねばならないのだ」という理論でごまかした。
 本当言えばゲームを遊んでいる僕は、これといって世界にさほどの変化は起きてないと知ってはいるのだが、ストーリーを楽しんでいる僕にとってはこの理論が重要なのだ。つじつまを合わせなければいけないのだ。詭弁だが、いい詭弁なのだ。
 そんなこんなでハッピーなジャーニー(やや韻)も一通り終わった。ある意味ではクライマックスを越えたと言っていい(早)。
 しかしこの先、そう、えーと、具体的な表現をぼかせば4人がそろった時、はたしていかなるセリフが飛び出すのか? それを僕は見たい。是が非でも見なければならない。まさに堀井雄二の思うつぼだという感じだが、それでも見たい。
 そんな訳で、世界漫遊でいっとき停滞していたゲームをこれより先に進めるのです。

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2005.03.20(ドラゴンクエストVより)

深い感謝の気持ちを込めて

 なんか妙にゲームがサクサク進んでしまい、今の状況をぼかしながら説明すると、霧の中で何かが起こる!という場面です。いや実際何かを起こす前に保存して電源切ったんで、本当に何が起こるんだかわかんないんですけどね(役立たず)。ここに関しちゃ、前に遊んだ時のこと全然憶えてないんだよなあ。
 とにかく前回の日記から結構すごい勢いで話が展開したことが賢明なる読者諸兄にはお分かりであろう(←いちど言ってみたかった言い回し)。というか今の文面は、ドラクエ5をいちど遊んでなおかつちゃんと話憶えてるイコール賢明という文脈になっているが、そんな決めつけ方もはたしてどうだろう。

 この超スピード(ジョジョ的表現)には2つの理由がある。
 ひとつは攻略サイトを見たからだ。ほほうそれはへっぽこすぎるようだね。
 いや、あのですね、まあ言い訳のしようもないわけですが、そうさ見たよ攻略サイト。
 前回、かわいさ余って世界中漫遊したじゃないですか。日本語としては間違ってるけども。セリフ聞きたさにルーラで上から順に全部の町と城を見て回ったじゃないですか。ストーリー展開上行くべき場所を後回しにしてでも。
 で、今回やっと話を先に進めたら、早々にあるアイテムが手に入ってしまったのだった。やや具体的に言うと、ある種の扉を開くアイテム。なにも隠したことになってない説明だが、そういうアイテム。
 こ、これはまずい! このアイテムが手に入ったということは、すなわちある種の扉を開けねばならないということである。でも僕はある種の扉がどこにあったかとか、明確に憶えてるわけでもないので、つまりルーラで上から順に全部の町と城を見て回らないといけないってことなのだ。も、もう1度?
 しまった、また話進める順序まちがえた! まずこのアイテムを取って、そしたら必然的に城や町ぜんぶ回ることになるから、そこでついでにセリフもがんがん聞けると、そういう親切シナリオ展開になっていたのだ。それを僕は知らないこととは言え完全無視モードで真っ先に城や町まわっちゃったから、こんな二度手間が発生してしまったのだ。
 どうする? 回る? 城や町。いつもだったらドラクエ遊ぶ時はこういう「後でなんとかなるはずの場所」リストをメモしてるのだが、なぜか今回はそれすらせずにいた。油断であろうか。いちどクリアしたゲームだからといって、油断してしまったのか。
 というよりは、たぶん攻略サイト様があるから別に困ることはないだろ的な油断だったのだと思うのですが。人というのは、便利なものがあればついそれに頼ってしまうものなのだなあ(無理に一般化)。
 で、攻略サイト教祖様の「カギのある場所一覧」(本当にこういう分け方をしてるページがあった。他の知りたくないヒミツ情報は読まずにすませられるので、心底便利だ)でカギのある場所だけピンポイントで回りまして。あ、結局隠さずに「カギ」っつっちゃってるよこいつ。まあいいか(適当)。
 ありがとう攻略サイト将軍様! またお会いするのは個人的なポリシー的にできればしたくはないのですが将来的にはなんとも言えません攻略サイト大僧正猊下!

 ところで、もう1つのスピード展開の理由。長くなってきたんでそのへんについてはまた次回。

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2005.03.20(リンクより)

ドラゴンクエスト5攻略のワルツ

http://www.nona.dti.ne.jp/~erika/dq5/

 攻略サイトといえば情報量が第一でそれ以外は二の次というのが常識で、まあそれはそれで正しいことであるとは思うのですが、しかしこのサイトは情報量もすごい上に絵はキレイでかわいいわ編集はウマいわとハンパじゃねえ事になっている。
 読み物として成立してる攻略サイトというのは希有だ。凄い。個人的にゲームはできるだけ(←このへんが弱気)攻略サイトに頼らず自力でと思っている僕だが、このサイトは目次を見てるだけでつい中身を読みたくなってしまう。そういう意味では非常に危険なサイトと言えよう。

このページを知ったのは:

Google』で「ドラゴンクエスト5 攻略」で検索して

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2005.03.25(夢トイレより)

11人(程度)いる!

 休日、我が家に従兄弟の家族が久し振りに訪れていた。全員が居間に集まり、賑やかな会話が交わされている。
 もうじき昼食だが、私はその前にトイレに行っておこうと思う。
 トイレには鍵がかかっていた。ノックをするとノックが返ってくる。
 居間に戻ってみると、さっきは気にもしていなかったがそう言えば従兄弟家族が1人足りないようだった。
 私はしばらく家族とテレビを観ていたが、ふと思い出してまたトイレに行く。前に入っていた誰かも出た頃合いだろうと思ったのだ。
 しかし、トイレはまた閉まっていた。居間に戻ると、そう言えばやはり従兄弟の家族が1人足りない。そんな事をもう何度か繰り返すうちに、昼食の始まる12時が近づいてきた。
 どうもおかしい、と思うようになった私は居間にいる人間を真面目に数えてみる。驚いたことに、全員がその場にいたのだ。
 私にはなぜかトイレにいる誰かの見当がついていた。彼と私は対決しなければならないのだ。
 廊下に続くドアを開くと、ちょうどその人物がトイレから出てきたところだった。
 ブルース・ウィリスである。

いや度:★★★

 なんでブルース・ウィリス?
 その後、夢はブルースと私の迫力ある格闘シーンに移る。舞台は我が家の庭である。

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2005.03.28(ドラゴンクエストVより)

ヘラヘラと遊んでみる

 前回の最後に「長くなってきたんでそのへんについてはまた次回」と書いたまま忘れてた(最悪人間)。
 まあそんなたいそうな話じゃなくって、説明を始めるとここんとこ ダンジョン突破→新しい町→ダンジョン突破→新しい町 という黄金パターンが続いてるわけですよ。
 このパターンはありがちなようでいて、案外突発的イベントが発生したりとか広い海を何かを求めてさまよったりとか前に行ったことのある町にちょっと戻って物取ってきたりとか、こうパターン通りにいかない場合が多いのだ。ドラクエなんかだと。
 で、珍しくダンジョンに次ぐダンジョンという感じになってるわけなんだけど。
 こういう時に僕はしばしばたまったビデオを見る。いや、もちろんゲームやりながらって意味ですよ。ゲームをやる気しなくなったという意味あいではないですよ。

 この「ビデオを見ながら」という態度をして不真面目と君は僕を責めるだろうか。たしかにビデオ見ながらゲームやるっていうのは、ながら族的思想である(劇的に古い)。いい加減な態度と言われても仕方ないやもしれない。
 でもちょっと聞いてくれよ。僕だって町で村人の(←変な表現)話聞くときにまでビデオ見てるわけじゃないんですよ。ビデオ再生するのはダンジョンの中に限るし、むろん比較的映像に釘付けになる必要のないゆるめのお笑いバラエティ番組とかにしぼる。基本的にはBGMがわりなのである。会話とか盛り上がりが重要になる町や城にまでビデオは持ちこまない。それが僕のルールなのだ。
 だいいちダンジョンって、1度通った場所をもう1回歩いたりとか、さすがに楽勝としか言えないような敵が現われたりとか、敵に遭遇してから画面ギュルギュルってなるこの時間がなーとか、いやまあロード時間なんでしょうからしかたないんですが、とにかくそういう言ってしまえば微妙な間がどうしても発生してしまうもの。
 この間を埋めるのにお笑いバラエティ番組はかなり有効なのだ。そうやってるうちにけっこうテンポよく攻略できたりするのだ。そんなわけでここんとこサクサク進めてたのだ。

 そんで、そういう具合でサクサク進めてたのがなんでまた急に日記のテンポが鈍くなったのかってことですが。
 1つには、たまったビデオ消化しちゃったというのがある。それほどたまってたわけでもなかったようだ。見通しの甘さが読んだ悲劇と言えよう。
 もう1つには、その、どこのダンジョンとは言わないけど、あるボス敵が、非常にドラマチックな存在でして。出会った瞬間にヤベエ! こんな若手芸人のボケ合戦を聞いていては盛り下がる!と思ってビデオ止めたんだけど、もう間に合わなくて結局あんまり気分盛り上がらないままボス倒しちゃって。それで、ちょっと反省したっていうか。

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