人生: 過去ログ 2002年06月

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過去ログ 2002年06月

※下に行くほど新しい記事です。

2002.06.01(逆転裁判より)

これだけは言わせてほしい

 今日はいよいよ例の子供に人気のある人にまつわる事件の大詰めの段階である。というからにはストーリーはちょっとここでは書けないような展開を見せるのだけど、ええととりあえずあれだ「明示はされないんだけどおそらくそういう事だったんだろうなあ、とプレイヤーに思わせるニクい表現」は素敵だなあと思いました。よし、なんとか核心にふれない記述に成功。

 で、次のシナリオである。いきなり次のシナリオに入ってしまうのだった。それというのも、あー今日もおもしろかったなーと思いながらセーブするとシナリオ選択画面に戻るのであるが、このとき思わず「ああ、明日プレーするシナリオの導入部だけでも見ておこうかな」なんて思ったのが運のつき。こ、これは! この導入部は! と思ったあげく、勢いでとりあえずアドベンチャーパートをクリアして、そうなると流れ的に裁判パートもクリアせざるを得ず、さらに次のアドベンチャーパートまでクリアしてしまう始末。さすがに頭が痛くなってきたのでそこでセーブしてやめましたが。
 あーところで今日やった裁判パートで、どうしてもいただけない部分があったので、その点だけ。
 裁判は続き、その中でなんつうか明らかにここはおかしい! ここで追求せずして何の裁判ゲーか、と思うような点が出てきたのだった。いや、僕の中で。しかしどう考えてもここは変だ。やや具体的に言うと、その、2つなのに1つなのは変じゃろ? という具合に変だったのだ。なんの説明にもなっていない。たとえるならそれは、古畑任三郎でなくてもアリキリのアリの方の人でさえ普通に「あ、ところでこれはどうなってますか?」と最初の聞き込みのときに聞いてしまいそうなくらいあからさまにおかしかったのだ。
 当然ながら僕はそこを突いた。しかし、例の頭頂部がなめらかで顔の下半分に豊かな体毛をたくわえた人に「何、それ?」的なことを威厳たっぷりに言われて、僕の「!」マークが1つ減ったのだった。←ゲームシステム知らない人にはさっぱりな説明
 ば、馬鹿な! と思った僕は、しかし考え直しこれはつきつけたアイテムが間違っていたのだ、と気がついた。なるほどよーく考えてみれば、こっちよりこっちのアイテムを使った方が説得力がある。どっちの解釈も成り立つのに一方しか正解じゃないなんて不親切だなーとか思いながらも、とにかくそれをつきつけた僕こと成歩堂龍一。
 しかしまたも頭頂部のすずやかで顔の下半分が体毛に覆われた人物は「君、バカじゃねえの?」という意味あいのことを威厳いっぱいに言い放ち、僕の「!」マークはまた減ったのだった。
 僕の魂が深く傷ついたことは言うまでもない。そしてストーリーが進むに及び、どうやらこのシーンでは何にも追求せずに話が進む場面だったらしいと気付いた時、さらに僕の魂は深く傷ついたのだった。だいたい吉良吉影のいたころの杜王町ぐらい。
 ただそれだけであれば、僕の心の花園はまだ枯れずにいたのかもしれない。結局のところ、僕はたいした矛盾点でもないところにこだわりすぎていたのだ。現にゲーム上でもあの点は何の話題にもなってないじゃないか。僕の考えすぎがいけなかったのだ。
 とか思っていたら、次のアドベンチャーパートであっさりその件が表に浮上してきました。……あー、頭頂部のつややかな、ていうかハゲ! ハゲのヒゲ! あのとき僕が証拠品をつきつけた時に「!」マークを減らしたハゲ! 僕は間違ってなかったじゃねえか! とこの時点で納得いかねえメーターがレッドゾーンを指したわけですよ。
 いやーそりゃあね、次のアドベンチャーパートで重要な要素になるので、裁判パートであまりその問題を深く掘り下げたくない気持ちはわかる。だからって、理詰めでその矛盾に気付いたプレーヤーに対して「!」マークを減らすという対応は明らかに間違ってる。別に「!」マークを減らさなくても、例のはなはだしく貴族的ないでたちの人が「異議あり!」なんつってその件をムリヤリ流すとかしてもよかったはずなんですよ。
 なんなんだろう、テストプレーヤーが少なかったとかで、誰もこの点に気づかなかったのかなー。確かにこのゲーム、製作費あんまりかけてなさそうな気はするけど。チューニング漏れっつうことなんでしょうか。このゲームはおおむねにおいて素晴らしいんだけど、こういう所だけはいただけないよなーと今日は思います。

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2002.06.01(リンクより)

『ファイナルファンタジーXI』プレイ日記

http://www.famitsu.com/game/column/nagata_ff11/index.html

 タイトルだけだとなんだかわからないけど、あの永田泰大さん (もと風のように永田としてゲームの話をしたりワナ知識が豊富だったりもったいつけたりしたことで有名な素敵ゲーム雑誌編集者) の新連載。←6/1現在。
 かつて僕がこの人のドラクエ日記に強くインスパイアされたというかレスペクト魂もあきらかに独自のドラクエ日記を半年間書いたことは僕の中で有名だ。だからどうした。
 個人的にはファイナルファンタジーそのものはここ最近そのちょっとあれですが、『XI』はネットゲーということで正調ファイナルファンタジーとは別物ということもあって、素直に今後の展開を楽しみにしてます。ゲームよりもむしろ連載の方を。だってFFXIってなんか大変そうだし。

このページを知ったのは:

ファミ通.com / ゲーム』から

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2002.06.01(リンクより)

Macの見やすいOsakaフォントをWinで使おうプロジェクト

http://osakattf.hoops.ne.jp/

 だいたい名前どおりのページです。
 えーととにかくWindowsのMSゴシック系フォントって英字の幅が狭すぎたり半角と全角の区別が困難だったりピリオドが小さすぎてあるのかないのかわからなかったりiとjが並ぶと本当に読めなかったりと、まあ気にならない人はならないんでしょうけど僕はなります。
 で、その意味非常に素晴らしいのがMacintoshでおなじみOsakaフォント。ためしにこのページに置いてあるWin用Osakaを導入してみたところ凄まじく作業効率がアップしたので、ぜひお子様にも教えてあげてください。

このページを知ったのは:

パルマガ』から『Focus of Internet』経由で

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2002.06.02(逆転裁判より)

裁判を終えて

 エンディング迎えました。
 あー面白いゲームだった。いやたしかに昨日書いたようなちょっといただけない点もありましたが、しかし全体として間違いなく愉快ゲームでしたよ。何よりゲームとしてメチャ新しかったし。
 続編出ないかなー。評価は高かったみたいだけど、売り上げ的にはどうだったのかしら。ファミ通のバックナンバーによると『TOP30』に最後に登場したのは去年の12/21号で、累計売上本数が5万1539本。うわなんか中途半端。というかおせじにも大ヒットとは言えない数だしなあ。もっと売れてもいいのになあ。それほど製作費がかかるゲームとも思えないので(*1)十分ペイできてるとは思うんだけど。同じくファミ通のインタビュー記事によると、続編出したい気持ちはあるらしいんですが。
 今回裁判物だったけど、個人的には同じシステムで刑事物をやってほしい気がしますよ。いわばコロンボ的な。古畑でもいいですが。というか裁判ということ自体がすでにゲーム上でかなり無理あったし。あんなに証拠品をその場主義であれこれする弁護士はないだろうと僕らの誰もが思いつつ、そのことは心の奥にそっとしまっていたのではないか。ならいっそアドベンチャーパートと裁判パートをごっちゃにして、コロンボゲーとして生まれ変わっても別にいいんじゃなかろうか。
 いや単純にコロンボとか古畑が好きなだけなんだけど。

*1 製作費がかかるゲームとも思えないので

エンディングの後に出てきたスタッフロールを見たら、スタッフの数が「いくらなんでも」と思うくらいに少なくてちょっと驚いた。

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2002.06.03(ZORK Iより)

《酒に》酔って

 諸君! やってるかね、『ZORK I』!
 いままさにこう300万本売れかねないゲームといえばZORK。これをやらずしてゲーム野郎女郎とは言えない。たとえて言うならDOAビーチバレー以上にスゲエゲーム、それがZORK。なんのたとえにもなっていない。
 そんな具合で我ながらどうしようもなく無理言ってるとは思うものの、逆転裁判の次はZORKで遊ぼうと思い立ちました。理由を簡単に説明すると、前にZORKの最初の方だけやって後は放ってあったので。
 というかもったいないんですよ途中でヤメるの。このゲームスゲエ面白かったわけで、これはぜひ最後までああそれは自分のゲームスキル的に言い過ぎかもしれないけど、なんというか納得できるまでは遊び倒さないとマジもったいないというくらいの良ゲーなわけですよ。ここまで話したところで、みんな「ZORK」と言ってすぐに納得してくれてるのかどうか疑問になってきた。

 えーと簡単に解説すると、1979年のゲーム (←1989年の誤植ではありません) 。TRS-80用。OSはModel III BASIC。というかOSと言っていいのかそれは。必要スペックは32KBの空きメモリ (←32MBの誤植ではありません) と5.25インチか8インチのフロッピーディスクドライブ1台。8インチフロッピーなんて、実物を見たことがないぞ。
 という具合にスペックの段階で物凄いおじいちゃん先生大活躍風味ですが、さすがに僕もこのゲームの直撃世代ではないです。むしろ伝説のゲームとして知ってはいるもののその実像はさっぱり知らないというくらいです。えーとそういえば10年以上あとに発売されたPC-9801用の日本語版ZORKだったら直撃世代のはず。「はず」っていうのは、当時僕が持っていたのがFM-7とX68000ていうつくづく本流から外れた2台で、遊ぶ隙がまったく見当たらなかったので。ZORKに。だいいち当時あの日本語版、たいして売れてなかった気がする。

 で、そのZORKのWin / Mac / DOSの移植版がそれぞれこのページ(*1)からダウンロードできるのでこれは遊ばずにいられまい、ということなのだ。そんなこんなで、今日からZORK I日記になったこの日記なんですが。

 圧縮ファイルをダブルクリックする以前になんか重大くさい事実に気がついた。
 よく考えたら僕はこのゲームの目的を知らないぞ。
 いや、むしろゲームのタイトルである「zork」という言葉の意味すら知らないぞ。
 これではいけない。さすがに。これがドラクエだったらそんな物は知らなくても平気でゲームができるし、むしろ知らない方が面白かったりすらするのだが、これはZORKだ。この頃のゲームといえばそんなマニュアル読まなくてもなんとかなるような親切設計にはなっていないはずだ。最初に王様が問答無用で「おお××よ、なんとかかんとかを倒せ!」的なことを言ってくれるような時代はもっと後のはずだ。アドベンチャーゲームに限っても『ポートピア連続殺人事件』がたぶん世界初。さすがは堀井雄二。
 話がもの凄いスピードでそれかけているので、「zork」でシステムソフト電子辞書 (研究社リーダーズ+プラスV2) を引いてみると、「ゾーク 《始めに MIT で書かれたコンピューター上で行なうファンタジーアドベンチャーゲーム; 地下牢を探検しできるだけたくさんの宝物を集めることを目的とする》.」。  いや、そういうんじゃなくって。
 たしかにMIT (マサチューセッツ工科大学) で製作されたのかーとか世界初のファンタジーアドベンチャーゲームなのかーとか地下牢を探検して宝を探すゲームなのかーとかいろいろタメになりました。特に最後のとこ。ですが、そうじゃなく、「zork」という単語の意味を僕は知りたかったのです。
 とか思って調べたものの、どうも載ってないんですよこれが。たぶんzorkって造語なんじゃないんでしょうか。このゲーム特有のいわゆるファンタジー語かなんかで。ちなみに「zorked」だと、「《酒に》酔って.」だそうです。もしかすると「聖なるヨッパライの伝説」みたいな内容のゲームなんだろうか。

*1 このページ

しばらくの間ここがINFOCOM社のオフィシャルページだと信じきっていたが、よく読むと単にINFOCOM社大好き人間のPete氏が大好きパワーを駆使して作り上げたページだった。だいたいINFOCOM社じたい、もう無いじゃないか。ちなみにそういう訳で、ここに置いてあるZORKが著作権的に問題ない物なのかどうか実は僕にはよくわからないのだが、とりあえず何年もこのページが平気で存続しているぐらいだからたぶん大丈夫なのだろう。

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2002.06.04(ZORK Iより)

英語マジック

 良く考えたら昨日は辞書でひとこと引いただけで終了していた。

 今日は今日で眠いので、まあろくなことはしないに違いないのだけどとりあえずストーリーぐらいは知っておきたい。ということで例によってPete先輩のページを探してみると、こういうページにたどり着きましたよ。
 なんか英語でよくわかんねえけど(*1)、アレだ、たぶん最初の方にあるやつがストーリーだな!
 「ザ・ゾーク・トリロジーは地下奥深くに眠る古代帝国の遺跡の、なんだ、セットだ」とか書いてある気がしましたよ。これが幻視というやつなのか。
 あと「遺跡 (ruin)」っていう単語見た瞬間「たしかすげえ昔、RUINってタイトルのエロゲーあったよね!?」とか言いだして、なんか当時はとても面白い雑誌だったログインの公告で女性の裸体画像 (中途半端なアニメ絵) と「ア・アーン」というそりゃ半角カタカナしかなかった時代とはいえもう少しメッセージに工夫があってしかるべきなんじゃないのかって感じだったなあとかいう自分が嫌になるほどどうでもいい記憶が浮かんできたんですが、えーと、バーカ! (自分が)
 そして文章は続く。「君こと不屈のトレジャーハンターは大胆にも危険な土地に探しに行った。その、富と冒険を」。オ、オレが不屈のトレジャーハンター? ス、スゲエ! それと「不屈のトレジャーハンター」っていうのも物凄い言葉だと思う。自分で直訳しといてなんだが。
 「大地下帝国にはもの凄い宝とエキゾチックな怪物 (訳注:思うにたぶんカブキマンとかそういうやつ) 、そして極悪非道のパズルの奇妙な物語がたくさんある」 後半面倒くさくなって相当なげやりに訳しましたが。あとexoticとeroticが字ヅラ的に似ているといま初めて気がついた。今日はやけにエロネタが多いな!(小学生レベルの)

 えーと僕が真面目に翻訳する気持ちがないので惨憺たる文章になりましたが、実際に英語で読むときちんとしたストーリーでしたよ。というかあれだ、英語マジックというか、英語で書いてあればどんなくだらない内容でもそれなりに立派なことが書いてあるような気がするという面もある。凄まじく子供レベルの発想で恐縮だが。
 だって実際、このストーリーひどいもの。こんなストーリーは昔ファミコンで見た「なんか妖精に『姫を助けて』的なことを言われた現代に生きる普通の青年 (でもパッケージ絵はすごいマッチョ) がすぐさま『やってやろうじゃないか!』って物凄いポジティブさで納得するゲーム、名前忘れた」以来ですよ。
 ある意味、僕がZORKおもしれえとか言ってるのもこの英語マジックにだまされてる部分あるのかもしれないとか少し思いました。なんつうか、俺、英語だっていうだけでなんかこのゲーム全体の雰囲気をカッコイイとか勘違いしてねえ?とか。
 しかし、あえてここで僕は言いたい。あー、これ今日の結論なんですけど、「それはそれでいいじゃないか」と。
 面白くゲームを遊べるなら多少の勘違いや思い込みがなんだと僕は言いたい。雰囲気に流されてゲームを楽しんでもいいじゃないか。だいたいそれを言ったら雰囲気に流されもしねえであのゲームやあのゲームが遊べるものかかと、けっこうあたりさわりのある事さえも考えたりする。

 明日こそちゃんとゲームをしよう。

*1 なんか英語でよくわかんねえけど

それを言ったらおしまいだと思うが、平気で言う。

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2002.06.05(ZORK Iより)

素晴らしきZORKの世界

 いいかげん前フリだけで2日もかけたので少しだけ申し訳ないような気になりました。いったい誰に対してなんだろうかこの気持ちは。
 それはそれとして、さあゲームを始めよう。僕もやれるだけのことはやるつもりだ。たとえば1シーン目だけで今日はやめるとかだ。そのあたりが限度だと思う。
 というのも、今日だけは物凄くていねいに、順を追ってこと細かにこの日記を書くことにしているからだ。なにしろ誰もZORKというゲームを知らないので、そうでもしないと今後なにかとやりづらくなると思うし。

 で、ZORKのアイコンにダブルクリックかました僕こと不屈のトレジャーハンター (前回参照) 。
   すると速攻でデモとかそういうの無しでいきなりゲームが始まります。っつうかタイトルはあるにはありますがタイトルとゲーム本編がものすごく地続きという驚きの仕様。
ZORK I: The Great Underground Empire
Copyright (c) 1981, 1982, 1983 Infocom, Inc. All rights reserved.
ZORK is a registered trademark of Infocom, Inc.
Revision 88 / Serial number 840726

West of House
You are standing in an open field west of a white house, with a boarded front door.
There is a small mailbox here.

>
 絵ヅラの段階で物凄い唐突さなのでかなり何事かという感じですが、これ↑がZORKのゲーム画面です。いやもちろんウィンドウとかフォントとか細かい点はおおいに違いますが、おおむねこんな具合です。
 えーともっと根本的なとこから話を始めると、ZORKっつうのはテキストアドベンチャーなわけですよ。テキストがアドベンチャーするゲーム。←自分でももう少し考えながら文章書こうって今思った。
 だからゲーム画面つったら文字しかないし、遊ぶのもやっぱり文字打って遊ぶわけですよ。
 というわけで話はゲーム画面に戻る。最初の4行はタイトルとコピーライトだったんで読み飛ばして、次の3行。
「家の西
 君は玄関を板でふさいだ白い家の西、ひらけた野原にいる。
 ここには小さな郵便箱がある」
 とかなんとか、まあそんな具合のことが書いてあるらしいです。ちなみに言っておくと僕の英語力は戸田奈津子の10倍くらいすごくて、具体的には一般英語の単位を3度ほど落としたくらいです。でも岸辺露伴先生にアレしてもらったので英語ペラペラですよ? 死んじまえ (僕が) 。
 で、僕はとりあえずこの「白い家」が気になったので (理由:white houseっつうことは、ハハーン中には大統領がいるな、そしてベトナム仕込みの腕でテロリストに乗っ取られた大統領専用機を奪回するのだ、等) もっと良く見てみようかと思いました。
>look at the house
 「家を見る」っつう意味ですよ。そんなことを入力した結果、こんなことを言われました。
The house is a beautiful colonial house which is painted white. It is clear that the owners must have been extremely wealthy.
「その家は白く塗られたコロニアル風の美しい家だ。間違いなく持ち主はすこぶる裕福なことだろう」とか奴は言っている。つうか誰? さあ? とにかくこんな答が返ってくるわけですよ。なんとなく後半の文が気に障ったので「fire house (家を燃やす)」と打ち込んでみましたが、
I don't know the word "fire".
 「fire」って何スか? とか余裕の切り返しをされました。ああわかったよ、ああわかったとも (この間「break」とか「crash」とかいろいろ試してみる) 。
 こんなことをしていてもらちが開かないので、あきらめて郵便箱の方に目をむけてみます。アレだな、コロニアル風の家っつうことは牛乳瓶と新聞 (バイトの少年が自転車でやってきて投げ入れたやつ) があるな、等思いながら見てみると、
>look at the mailbox
The small mailbox is closed.
 「閉じてる」とか物凄く素なことをいわれました。
>open the mailbox
Opening the small mailbox reveals a leaflet.
 しかし開けてみたところ、そ、そこにはチラシが! さては裏ビデオの公告だな! 震える手でその通販広告を手に取って読んでみると、
>take the leaflet
Taken.

>read the leaflet
"WELCOME TO ZORK!

ZORK is a game of adventure, danger, and low cunning. In it you will explore some of the most amazing territory ever seen by mortals. No computer should be without one!"
「ようこそZORKへ! ZORKは冒険と危険、そして酷いトリックに満ちたゲームです」うんぬんの文章がそこには書いてありました。ある種、裏ビデオの公告に近いものはある。

 とまあ、こんな具合で進んでくゲームなわけですよ。

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2002.06.11(ZORK Iより)

だめ日記

(※注:書いてから気付きましたが、今日はオール愚痴で占められた日記なので、読まなくていいです)
 前回の日記からそうとう間が開いているんだけど、それどころではない。

 ひどい幕開けの文章ですけど、実際この間ゾークもやらずに何をやってたかっていうことですよ。もう正直泣きそうなんですよ。もうなにもかもうまくいかなくて自分はそのなんだ、クズだ! しんじまえ! この「死んじまえ」の変換ができないEGBRIDGEともどもな! と脳内海兵隊教官にも罵倒される始末。なんだかよくわかりませんが。

 でまあ実際この週末あたりから今日に至るまで何が起こっていたかを説明するには、まず僕と英語のかかわりかたについて説明しなければならない。ひもとかねばならない。
 簡単に言うと、僕とかは『システムソフト電子辞典』シリーズの大おせわになってるわけですよ。具体的にはリーダーズ+V2っていうロンドンを今にも空襲しそうな名前のやたら詳しい辞書と、研究社英和中辞典っていう地味な名前 (特に「中」のあたり) のわりにやたら正確な辞書と、あとまあ細かいのいろいろを使ってるんですが。
 便利なんですよシステムソフト電子辞典。どんなアプリを使ってる状態からでも特定のショートカット (ある程度自分で設定できるけど、たとえば Ctrl+Alt+1 とか) で辞書が起動するとか、さらにその時選択していた文字列が自動的に検索されるとか、あと2つ以上の辞書をまたがって検索できるとか。つまり「this」って言葉をドラッグして選択して、Ctrl+Alt+1を押すとリーダーズ+V2と研究社英和中辞典の両方の検索結果が同時に出てくるっつうわけですよ。これ本当に便利で、実際ゾークとかやる時にもすごく使ってるわけなんですけど。

 この調子で先週末まではうまいこといってたんですけども、まずいことに『英辞郎』のCD-ROM版が届いちゃったんですよ。注文してたやつ。
 英辞郎が何かっていうことを説明する前に、まずこの一発変換が絶対にできない『英辞郎』という名前をなんとかしたいので今後「英なんとか」と表記することを宣言しておきますが、その英なんとか。
 これ物凄く語彙の豊富な、ある意味では究極の英和辞書なんですけども。あと一方で会社がなんていうか僕のようなやさぐれボーイの真逆をいくようなまじめさでトップページに「地球人ネットワークを創る」とか書いてあって勘弁して下さいとか思うんだけど、とにかくこれを手に入れて僕のゾークライフもますます余裕になるかと思った矢先。
 この英なんとか、辞書の形式が独自形式で、要するに『システムソフト電子辞典』で使えないんですよ。あたりまえっちゃああたりまえですが、しかし今までシステムソフト電子辞典の使い勝手の良さに慣れた僕としてはショックですよ。しかも英なんとか用のビューアがどうも肌に合わないから困る。
 それで困ったなーとか思いながらせめて別のビューアがないかと検索してみたら、これがありましたよ。ビューアというか、英なんとか形式をEPWING形式に変換するソフト『EBStudio』。えーとEPWING形式っつうのがなにかっていうと、まあなんだ、電子辞書の有名な形式 (←すごい省略) 。
 EPWING形式ならシステムソフト電子辞典のビューアでも対応してるので、これはかなりイケると踏んで速攻で変換かけましたよ僕は。ところがシステムソフト電子辞典のビューア、こいつがEPWING形式だとCD-ROMからしか読み込まないんですよカタクナに。コピー対策かなんかなんでしょうけど、僕自身はコピーしないんだから勘弁してほしいですよ。というかCD-ROMいちいち入れ替えたくないんですよ! 死ぬほどウゼエ! やってられるか! とひとしきり吼えた後、実際CDにデータ焼いてもうまく読み込まないことまで発見したり。
 たーぶーん僕のやりかたのどこかに間違いがあったんでしょうが、とにかく変換した英なんとかのデータをCD-ROMに焼いてもシステムソフト電子辞書でうまく読めやしねえ。あーもういいよこうなったら、データはハードディスクに直置きで、比較的操作性のいいEPWING用のビューアで読むから。システムソフト電子辞書と別ワクでもう一本辞書ソフト走らせるのはなんだけど、まあこの際しかたないか、とか思いなおしたのが土曜日の午後。
 それでじゃあ全部変換かけてハードディスクに置こうと思ったのはいいんだけど、ここでこの変換ソフトのEBStudio。これ無料の機能制限版と、2500円の使い放題版があるわけですよ。無料版だと後方一致検索とか条件検索とか、まあそんな具合の電子辞書ならではの便利機能が使えないことになってて、そりゃ2500円も払うでしょと速攻で支払ったのはいいものの。
 うまく機能しねえ。
 いやわかるんですよソフトにそれほど罪はないことは。でもまあこれがメモリが足りないっつうのかWindowsMe+RAM128MBっていうあらゆる意味で中途半端な僕のマシンスペックがいけないのか、変換しはじめて10分ぐらいした頃に絶対にエラー出て止まるんですよ。それ以前にこのソフトのマニュアルの説明の順序がどうにもわかりづらいとかそういうこともあったんですけど、とにかくうまく変換しきれるようになるまでトライ&エラーの連続で丸一日をついやしまして。
 で、やっと完了したのが日曜日。さあ使うぞと思ったその矢先。
 今度はEPWING形式用のビューアに問題があることが判明しました。

 もうね、この時点で僕の心象風景ではカキーンなんつってホームラン打たれてるわけですよ。僕はピッチャーなんですけどね。打球の消えてく空を見上げながらあー空が青いなーなんて思ってるわけですよ。
 それくらいやるせなくなったんで実際きちんと原因を確かめてもいないんですけど、だからビューアの問題じゃないのかもしれないんですけど、そういうわけでビューアの名前は出さないんですけど、とにかく検索した単語のその次の単語が検索結果に表示される、場合がある。っていうもう辞書として大変にヤバい状態になりまして。
 これってアレですよ、ちょっと北斗の拳を読もうと思ったら花の慶次が手渡されるみたいなもんじゃないですか。←それはどうかな
 これはあんまりだと思って、もうどうしようもなくなってこの日は寝たんですよ。

 それで月曜日になって、正直原因とか調べる気力もなくなりかけてて、もういいや北斗の拳読もうとしたらCYBERブルーを渡されても (←より悪化)、もうあきらめた方が早いし。とか思いはじめてたその矢先。まったくの偶然で、別口の辞書ビューアを発見したんですよ。
 これ『Jamming』っていうんですけど、英なんとか形式から変換できるし、システムソフト電子辞典も扱えるし、かなり言うことないようなソフトっぽいんですよ。まだちゃんと使い切ってないんではっきりした事は言えないんですけど。
 とにかくこれは使うしかないと思ったんですけど、よく考えたらこれ使うってことは、昨日さんざん苦労してっていうか2500円払って作ったEPWING形式の辞書データが完璧必要なくなるっていうことなんですよ! このソフト見つけるのがたった1日遅れたせいで2500円がなんか昔のマンガ風に背中に羽がついて天にのぼっていく効果とともに消えていくんですよ。で、JammingはJammingで3000円するし。
 誰が悪いってあんまり考えないで行動してる僕が悪いんですけど、なんだかんだで高くついたなーとか思いながらあらためてJamming形式に変換かけてたんですけど、この段階でもう月曜も遅くなってきて変換にもけっこう時間がかかるんでいったん電源切って。で、火曜日。

 もうちょっと偶然っていうのもたいがいにしてほしいって思うんですけど、今度はこの日にまた別のアプリが公開されたんですよ。今度はフリーウェアで。PIXTURE STUDIOにある『Lookup Dictionary Suite』っていうMacintosh用のソフトなんですけどね、今度はフリーかよ! もういいよ、使うよ! とかなって、この段階で自分を相当見失ってるなって思うのは、これまた英なんとかの変換にけっこう時間かけて、全部終わった後になって「よく考えたら、Jammingがあればこのソフトいらなくねえ?」とか気付いたんですよ。
 そう、そこは3000円かかるだけあるっていうか、機能的には明らかにJammingの方が上だしJamming使ってるぶんにはこっちは使う必要ないはずなんですよ。じゃあ僕の今まで結構な時間をかけてやってた変換の儀式は、こう、なに?とか自分に問うてみた結果、「あー、つまり、キミはダメだ」という結論が出ました。

 それで変換に時間かかったぶん結局今日もJammingの操作とか設定とかちゃんと試す時間もなくなってこのザマですよ。ていたらくですよ。なんとなく懐かしくなってCYBERブルー読み返したくなってきましたよ。それで部屋中探してから「そういえばアレ古本屋に売っちゃってたっけ」とか気付きましたよ。もうなんかこれは、敵のスタンドの攻撃を受けているんじゃないかと。自分の行動はここ数日あきらかにおかしいんですよ。変な方変な方に動いているわけで、もうこれは敵スタンドの攻撃ですよ。この種のスタンドが相手のときは本体を見つけないといけないんですよ。一応説明しておくと、ジョジョの奇妙な冒険。
 それで今にいたるわけですけど、だからこの間ゾークは全然やってません! もうそんな具合だ! 日曜日に仮面ライダー龍騎のビデオ録画失敗したのも、今日衝動買いしたアイトレックがPS2にしか繋がらない (という但し書きがヨドバシカメラのガラスケース内の絶妙な配置によって見えなかった) のも全部アレだ、敵スタンドの攻撃だ! あーもうだから、今日は寝ます。どうでもいいが、スタンド攻撃を受けながら寝るっていうパターンは、ちょっと新しいと思う。
あらためて見直してみると、本当にひどい日記だ。

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2002.06.16(ZORK Iより)

やっと復帰

 あーもう本当に前回の逆ギレ全開日記からこっち、ずっと逆ギレを繰り返してたほどの非生産性なわけなんですけども。なにしろJammingっていう辞書ビューアが思ってた以上にクセが強くって、使い方を学びつくし、かつ使いやすいようにカスタマイズしてたらあっつう間にこんな時間。
 で、やっとZORKを遊べる態勢に戻ってまいりましたよ実際の話。
 とか言ったものの、ここで物凄く唐突ですけど、自分が忘れ物をしていることに気付きました。またかよ。
 えーと例によって例のごとくPete兄さんのページには、「Zork Transcript」っつうコーナーがあるんですな。正直よく読んでないので詳しくは分かりませんが、だいたいの雰囲気で言えば(*1)ZORKとかのゲームプレイの見本みたいなもんなんじゃないスかねー。ガハハハハ!←テンションの高さで知識不足をカバーしようと思っている
 まあ僕とか実際ZORKのド素人もいいところ行ってるわけですから、こういうサンプルがあると相当助かるハズなんですよ。推測。で早速読んでみました。

わかったこと:
・日本語アドベンチャーゲームでいうところの「つかう」は英語で「APPLY」らしい。
 僕が幼いころに遊んだハミングバードソフトのゲームとかだと、むしろ「USE」をよく使ったものだけど、同じことなのかそれとも微妙にニュアンスが異なるのかは不明。まあこのTranscriptで「APPLY」つってんだから素直にこっちを使うべきなのかもしれない。

・「とる」は「TAKE」で「みる」は「LOOK」で「しらべる」は「EXAMINE」だ。
 これも「TAKE」よりは「GET」になじみが深かったり、本当に「LOOK」と「EXAMINE」に違いがあるのかはよくわからなかったりするのだが、なにしろTranscript様のおっしゃることは絶対なのだ。

・持ち物には重量制限があるらしく、場合に応じて「DROP」することが必要。
 こういうアドベンチャーゲームはちょっと珍しい気がする。僕の知ってるかぎりじゃ、平気で信じられない大荷物持って歩いてましたよ? ちなみに捨てたアイテムもその場に残るんで、戻ってTAKEしなおすという事も可能。

・「もちもの みる」は「INVENTRY」だが省略して「I」でも可。
 これは言われてみれば、知っていた気がする。たしかにハミングバードのゲームでは意味もわからずに持ち物イコール「I」と入力していた。まさかあれがINVENTRYの頭文字だったとは。

・「いどう ほくせい」は「WALK NORTHWEST」だが省略して「NW」でも可。
 あ、これはさすがに憶えてました。が、そんなことよりも北西という、いわゆる「斜め方向」があったことに驚いた。てっきり四方向移動しかできないと思ってたのに。

・「はなす おとこ」→「しゃしん みろ」は「MAN, LOOK AT THIS PHOTO」だと思う。
 このTranscriptを見るかぎり、ぜんぶ命令口調なんですよ。つまり「きく たかしのこと」というのはどう表現するのか、いまひとつわからない。たぶんゲームが探索ものなので、命令口調だけで全部話がまにあうのだとは思うけれど。

・「PUT THE LADDER THROUGH THE HOLE (はしごを穴に通す)」くらいの前置詞を使った表現もアリ。
 これ英語がネイティブの人には親切設計なんだろうけど、前置詞つかった文章がスッと出てこない、むしろ「ワックスかける」「ワックスふく」タイプの動詞+名詞の文章しか扱えない僕などにとっては大変やっかいな仕様だ。大丈夫かなあ。

・前置詞といえば「〜以外」という意味で「BUT」を使える。つまり「DROP ALL BUT THE LAMP (ランプ以外の全部を捨てる)」とかできる。
 別にこれは使わなくても、一個ずつ捨てればいい話なんだけど、まあ、便利そうだったので。

・わかりきった移動ルートなど、いちいち入力するのが面倒なときは「N.S.W.TAKE GUN (北・南・西・銃を取る)」とかいう風にピリオドを使って一度に入力できる。
 これもいざという時に便利そう。これを自在に操れるほどやりこむのかどうかはさておき。

・ミススペル (たとえば「APLE」) を指摘されたら、直後に「OOPS APPLE」と書けば納得してもらえる。(*2)
 これちょっと面白かった。「OOPS」はねえだろうという意味で。「APLEって何だよ」と言われて、「おっと、APPLEでした!」っつう雰囲気なんでしょうか。フレンドリーだなあ。

*1 正直よく読んでないので詳しくは分かりませんが、だいたいの雰囲気で言えば

かつてここまで適当な紹介のしかたがあっただろうか。

*2 「OOPS APPLE」と書けば納得してもらえる

これ、実際にやってみたら納得してもらえなかった。なんで?

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2002.06.30(ZORK Iより)

どこが復帰だ

 このタイトルは、前回の日記のタイトルに対して書かれたもので、まあいわばアンサーソングっつうことですかね。ソング?
 この間、すげえ勢いのカゼをひいて、あーたぶんこれはカゼ以外のなにかすごいウイルスだとか思うほどのあれでしたが、今日治りました。そして今に至る。なんてくだらない自分史。

 でまあふと気付けば6月も終わりですよ。気がつけば5月の始めにスタートしたこの日記が6月の終わりに至るまで、いまだweb上に発表されていませんよ。本当なんとかしよう。
 とか決意を新たにしたところで、さあ久しぶりにゾークを始めよう。

 ところでどうでもいいことですが、この日記では『ZORK』と「ゾーク」という表現が混在しています。これはだいたいにおいて、自分の中でのゲームに対する距離を示しており、ちょっと構えたときには英語でZORK、わりとフランクな態度の時はカタカナでゾークと書くようになってますが、どうでもいいですか?

 で、だからゾークライフを再開したのだった。やっと本題か。
 今日はどこまで進んだのかっていうと、まあほとんど進んでないわけですが、前にも言った「白い家」こと white house の周囲をぐるっと回ったりしてました。
 つまり、家の正門前である南側から家の西側へ、そして北側、さらに東側へと歩いてみたのだった。これだけ言うとあっさりしたものだが、もちろんその間 house を見たり叩いたり、窓があるとみるや開けようとしたり覗こうとしたりやっぱり叩いたり、足下の草を抜こうとしたり何気なく空を見上げたり、深い意味はないが踊ってみたりとか要するに思いつくままにいろいろやってみたのだった。
 ちなみにこの家の玄関だの窓だのというのは、なにかの台風対策なのか見事に板でふさがれていて、容易に侵入することができないのだった。
 で、いろいろやりつつも大した成果もなくやってきた東側。
 ふと見ると (というのは「look at house」と打ち込んだら、という意味ですが) 、窓がひとつだけ板でふさがれていないことを発見。
 こ、これは! と思い、おそるおそる手をふれてみたわけですよ。あー、というか touch とか細かいことをしたりはしなかったので、いきなり開けて (open) みたんですけどね。
 これが開くのだった。マ、マジで!?

 いや、ゲームやってない人には全然臨場感もへったくれもない話ですが、これがゲーム中の僕としては恐ろしくドキドキしたのだった。怖い! やめよう! ここで引き返そう! と真剣に思ったのだった。というか、実際のところ本当に先が長くなりそうなのでここでセーブしてやめたんだけど。

 で、なぜこんなにもドキドキするのかってことですよ。
 昔のテキストアドベンチャーがハイレゾアドベンチャー(*1)にとって代わられようとしてた時代、あの頃たしか「テキストアドベンチャーはハイレゾと違って無限の想像力をうんぬん」的な事が語られていました。ショボい画像で描くグラフィックよりも、テキストを元に自分の想像力を働かせた方が良いモノが得られるゼ! とかそんな文脈。
 そういう意味で今回の僕ももの凄い恐怖を感じたのか、と一瞬思いかけたんですが、というか違う! あの頃言われてた無限の想像力って話ウソだろ! という結論に達してしまい、困っております。
 だってさ、想像力なんか限界あるもの。僕なんか明らかにショボいグラフィック以下の想像しかしてませんよ。具体的に言うと、さっきから話題の「白い家」も全然頭に描けてませんよ僕なんか。高らかに言うこっちゃないですが。
 で思ったのは、その「脳裏に描けてない」ところが、逆に面白いんじゃないかなーっつうことなんですよ。今日の結論として。
 なんつうか想像力の足りない結果として、頭に描いてるのはすげえボンヤリとしたモヤモヤイメージなんですよ。逆にそれだけにココが何なのかわからない不気味さとか恐さとか、そういう感触を感じてドキドキしてると、僕は思い、そしてたぶんそういう事じゃないのかなーと自信なさげに首をかしげるわけですよ。
 いや実際いま風のグラフィックとサウンドで、こう古びた洋館の窓がポリゴンアニメでリアルにギシギシってなってガタガタいうサンプリング音が聞こえてきても、多分ドキドキとかしないですよ。いま書きながら具体的に想像してみたら、予想以上にドキドキしなくて驚いたんですけど。だからやっぱり、想像力の低さっていうのは、目の前のこのゾークをおもしろがる分にはおおいにアリだなっていう。
 そんな結論。

*1 ハイレゾアドベンチャー

えーと、グラフィックがついたアドベンチャーゲーム、という表現でいいのだろうか。

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2002.06.30(その他もろもろの話より)

モア挨拶

 なんかもう「更新されないことが普通・そういや『普通じゃない』ってどんな映画だっけ? いっつも思い出せなくて検索とかしてその場は納得するんだけど、また忘れるんだよなあ」という存在の我らですがってウワー! 前回と同じような事書いてるよ。あと『普通じゃない』は絶対タイトルとしておかしいと思うんだけど、原題が『A LIFE LESS ORDINARY (平凡さの欠けた人生)』なので合ってる。そうか合ってるのか。ちくしょう。
 何の話だったっけ。
 あー、だから更新しないって話ですよ。というか実のところ、更新はしてるんですよ。誰にも見えないところで。ファイルをアップロードしてないだけで。日記形式で毎日書いて、ちょっと風邪ひいて休んだりとかそういうのを経験してすらいるんですけど、というかだからそれを公開しろよ自分。
 なんか、こう、編集するのが面倒くさくって。
 あとそうだ、ページの名前変えます。これも本当に。

 理由:Googleで「〒」が使えないから

 そうなんですよ本当にただそれだけの理由で変えるのも面倒くせえことこの上ないんですが、変えます。真剣に。変えたからどうだってこともないんですけど。あと、変えたからってリンクとか変更しなきゃ、ワー! とか思う必要はないので、それだけは言っておきます。トップページにも「もと『〒□』」とか書きますよ。
 あ、そういや何て名前に変えるのかまだ決めてなかった。
 ただ勢いだけで『エイケン』とかいうタイトルにしてみるっていうのも、なんかこう取り返しがつかなくって面白そうですけど。実際こんなの新機軸ですよ。こんなページで、タイトルが『あずまんが大王』とかね。多分怒られるけど。かなり大勢から。
 じゃーまー、今日はあと日記を書いて寝ます。
だから、早くその日記モノを編集しろ。

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