人生: 過去ログ 2002年12月

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過去ログ 2002年12月

※下に行くほど新しい記事です。

2002.12.01(逆転裁判2より)

弁護士と探偵

 久しぶりにアドバンスに電源入れたー! ゆとりバンザーイ! あと睡眠ってすばらしーい! それから金と名誉と美女と完成済みのガンプラとCM抜きってサイコー!(いつしか話は単なるほしいものリストになっていった)
 とはいえゲームの話もたまにはするんですが、えーと、逆転裁判。でまあ久々に遊んだわけですよ。前回まででえーとおそらく最後と思われるシナリオの、最初のアドベンチャーパートというか探偵パートが終わったところだった。いよいよ裁判が始まるという場面だった。
 で、思ったんですが、スゲーおもしれー! ビバ逆転裁判! あーそうかここしばらく遊べなかったりフラグが立たなかったりやっぱり遊べなかったりでそうとう長い間裁判をしてなかったんですが、あらためて本当おもしれえ。
 これって要するに昔の「論理パズル」みたいなものがコンセプトだと思うんですが、それをきちんと連続した形で構成して、しかもコンピュータゲームとして完成させてるっていうのはスゲエなとか思いますし、だいたい答の見当はつけられつつも若干不安な緊張感を感じられる絶妙のバランスもスゲエ。あと単純に遊んでて面白い。これぞまさに神 (ゴッド) が僕のためだけに作ったようなゲームだな!と筋違いもはなはだしいことを思いつつ、次の章に。すなわち探偵パート。
 で、なんだかんだあって探偵パートもクリアしまして。
 次の章。すなわち探偵パート。
 あ、あれ!?
 探偵パートが2度続くんですか! いや、その、悪いとは言わないっていうか探偵パート事実ふつうにアドベンチャーゲーム的に面白いところはあるんですけど、でも、まあ、2章連続はつらいです正直。
 僕は裁判をやりたいのだ、そう、まさに、裁判を!(←このあたり演劇調にドラマチックに読んでください) というか素直な気持ちを言えば、探偵パートの操作系って手持ちの証拠品が少ない『1』の時代から基本的には進化してないから、『2』だとけっこう面倒だったりするんだけど、みなさんはどうでしょうか。
   なんか大量の証拠品。それを1個ずつ右ボタンで送って、目的のものにたどりついたら見せてはまた次の証拠品。さらに大量の関係者の写真。それでもたいていは同じようなやりとり。面倒なんで関係ありそうなものだけ見せるようなプレーだと、それはそれでフラグが立たなかったり。
 このゲームは前述の通り裁判パートは物凄く面白いし、探偵パートでもそれなりに面白いんですけど、探偵ばっかりしてるとさすがにダレるというのが僕の率直な感想ですよ。なまじその前後をはさむ裁判パートにダレる要素がないぶん。
 ああ、早く裁判をやりたい。裁判を。裁判を? そう、裁判を!(←このあたりオペラ調に朗々と歌い上げてください)

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2002.12.06(逆転裁判2より)

車内裁判

 この2日くらいというもの、もういいかげん家で遊ぶのあきらめてゲームボーイアドバンス外に持ち出して電車の中とかで遊んでいる。なにしろ遊びたいのだ。とっとと逆転したいのだ。
 そもそもこんなこと言うのも、なんか駅とか歩いてたらMO (モテ男) らしき風貌のガイが電車待ちながらゲボアドで遊んでる光景を2度ほど見たから。なんか白線の内側に立ってたよ。それでまあああいうのもアリかときわめて安直な影響を受けて書を捨てて町へ出たわけですよ。つーかまあリアルな話読みかけのエンデュアランス号漂流(*1)とか家に置いてきた。こっちを家で読むという具合。
 で、車内裁判。というか裁判パートにまだ入ってないので車内探偵。考えてみると携帯ゲーム外で遊ぶの、ウィザードリィ外伝Iの復刻版を買ったとき以来だ。ゲボアドの画面って車内でもけっこう視認性高いんだなあとか、それにしてもこのゲームの場合ウィザードリィとかと違って音がないとやや寂しいなあとか思いながらフラグを立てようとしてたわけですよ。
 それで思ったんだけど、えーとこのあたりで起きた展開については詳しくは書かないんだけど、とにかく前回探偵パートはもうおなかいっぱいとか書いたけどもしかしてそれは自分の部屋で腰をすえて遊ぶからで、外でちょっとずつ小分けに遊ぶと実はテンポ良くて楽しいのかもなあ、とか思いました。とりあえずこれからもこの調子で車内裁判をしていこう。

*1 エンデュアランス号漂流

面白。あと読むたび異常に肉料理が食べたくてしかたがなくなる。

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2002.12.07(逆転裁判2より)

車内裁判2

 というわけで前回以来こっち、電車の中で逆転裁判遊ぶ日々が続いているわけですけど、ヤバイこれが物凄く面白い。
 もしかして制作者的にもこれが正しい遊び方だったりするんだろうか。なんつーか、やたらテンポ良いんですよ10分程度でブツ切りで遊んでると。
 実際いまにして思えば部屋でイス座って真剣に遊び込むのは、ちょっと肩に力が入りすぎてたくらいの事を言い出しかねない雰囲気です。たしか普通に遊んだら1章が30分くらい? 決して長いプレー時間ではないはずだけど、このゲームの場合例によって逆転また逆転なので、30分とはいえお腹がやたらにふくれるという難点がある。それが君、電車の中で10分くぎりとかで遊んでたらこれがちょうどいい感じで遊べるっていう気がするのは僕だけだろうか。
 つまり流れとしてはこうだ。
駅に着いて電源を入れる→ウヒョーってなもんで楽しむ→続きが気になるところ (このゲームの場合全面的にそうだが) で電車が駅に着く→電源を切る→続きを遊びたくてしかたがなくなる→駅に着いてもう速攻で電源を入れる→ウヒョー (以下くりかえし)
 この完璧な流れの中に、ダレとかお腹いっぱいとかそういうのが入り込む余地はない。ちょっと手軽に遊んで続きはまた今度というノリが物凄く楽しい。あと、探偵パートも10分くぎりだと意外にダレない。

 そういう訳で車内裁判にもう夢中な僕ですが、ところで問題は車内でいかにゲームボーイアドバンスを遊ぶか、だ。
 ただ遊ぶだけで納得するようでは今の時代を生き残れない。やはり車内というパブリックな空間の中でいかに正しく遊ぶかという事は重要で、まあどうでもいい。そんな具合である。
 実際の話ふつうに遊ぼうとするとつい、ゲボアドの画面をのぞき込むように首をうなだれ肩を落として遊ぶことになってしまいがちなんだけど、あれはどう見てもかっこ悪い。携帯とかでもそうだけど、ゲボアドの場合特に両手持ちなんで肩をすぼめた格好になってしまうのがいかにもスケールの小さい男という雰囲気でいけない。やはり背筋はビシッとのばしてアゴを引くのがダンディというものだろう。
 しかし実際に背筋を伸ばした姿勢だと、今度はついゲボアドを目の前に持ってきて、食い入るように画面を見つめる体勢になりがちだ。これもどうだろう。なんだか必死という感じがしていけない。ダンディたるものの余裕が感じられない姿勢だ。
 そして問題はほかにもある。ヘッドホンだ。このゲームの場合、効果音や音声が非常に演出上重要だと思う。やっぱり肝心の部分では「シャキーン」と鳴ったり「異議あり!」つってほしいものだ。しかし、車内でまさかゲボアドの音声をONにするわけにもいくまい。この間そういう痛い人を見かけはしましたが、あらためて客観的にみてもだめだ、あれは。そういうわけでヘッドホンだ。しかし、ヘッドホンをつけるということはすなわち、ゲボアドの手軽さを失うということでもある。
 だってあれ、ジャマじゃないですかすごく。サッと取り出してサッと電源ONで即遊べるのが楽しいのに、モタモタと取り出してからまったコードをなんとか引っぱり出してやっと耳に被せて電源ONじゃあ、全然だめだ。第一しまうときもコードを巻いたりとアクションが多くなってしまう。できるだけ長い間遊んでいたいので、しまう時間は短ければ短いだけいいのだ。正直、車内裁判の最大の難点はここだ。とりあえずコードはさみ用のクリップをひとつ買って、それをゲボアドに接着してみようかなとか思ってるんだけど、これもなんだか貧乏くさい改造だしなー。

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2002.12.11(逆転裁判2より)

安楽椅子弁護士の憂鬱

 アドバンス外に持ち出して遊んでるうちに、なんかカバンの中で液晶面の真ん中にかなりデカい傷とかついたけど、ぜんぜん平気だよ (精神的逃避に大成功) 。
 そんな逆転裁判日記もいよいよ佳境である。いや、なんか雰囲気で物言ってるだけですが、なんかどうもクライマックス的なところにさしかかってる気がする。いまこの章でおわりというわけではないだろうけど、もうそろそろ大詰めという雰囲気がおおいにただよっている。かんじんのところをぼかしつつ具体的に書くと、機械っぽくてぴょんぴょん跳ねるアレが出てきたところ。
 いよいよ佳境だ。実をいえばここ最近の展開には個人的に、そうあくまで個人的な好みの問題ではあるんだけどちょっとどうかと思っていた部分もあったが、こうなってくるとそうでもないんじゃない?とも思えてきた。おそろしく具体性に欠ける文章を書いている。
 えーとなんというか、ここ最近の成歩堂龍一 (主人公) というのが、ぜんぜん安楽椅子探偵じゃないんですよ。いや彼は弁護士なわけでそりゃ安楽椅子探偵じゃないというのは百も承知。そうじゃなくて心の安楽椅子探偵ですよ言ってる意味とか分かりませんけど。
 つまるところ、ここ最近の事件というのがどうも「成歩堂龍一自身の事件」なのだ。こういう表現(*1)をしてもついてきてくれる人は少ない気がする。要するに事件のモロ渦中にいて、第三者的な立場にとてもいられないのだ、主人公が。あくまでも個人的な好みなんだろうけど、できれば第三者的な立場にいる方が好きだなー、とか思いますよ僕とか。なんつうか「自身の事件」になっちゃうと客観性を欠くというか、変に気を遣っちゃって冷徹な理論の裏付けに欠ける行動をとっちゃったりとか、いや今までのプレー経験からいってそういうことはなさそうなんだけど、なんかあるような気がしちゃうんですよええ気分的な話ですよ。あくまで気分の問題ですよ。雰囲気! アトモスフィアー!
 そんな事を思っていた僕ですが、やってみたらわりかしよかった。←頭悪そう。すごく。
 まあもちろん安楽椅子探偵に徹しきれないのはちょっと残念ですが、それにしたってここ最近の息詰まる攻防たるやどうだ。これはやはり「自身の事件」でなければ出てこない緊迫感だ。かなり熱い。ヤバい。ドキドキする。さすがに話の落としどころは見当がつきすぎるけど、それはそれとして今この瞬間が面白い。あーどうしよう今日くらいたまには家で、テレビにつないで遊んでみようか。ちょっとあの続きだけはやっときたい気がする。だいいち、外で遊ぶのは液晶面にデカい傷がついてて見づらいのだ (精神的逃避に失敗) 。

*1 成歩堂龍一自身の事件

このこと。

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2002.12.14(逆転裁判2より)

さらば逆転と言おう

 そういえば『さらば涙と言おう』ってまともに聴いたこと一度もない。
 そんなことはどうでもよく、車内探偵をする上でもはやこれ以上音声ナシではつらいっつうかすごい損してる気がするのでヨドバシでヘッドホン購入してきました。
 「貧乏くさい改造」とはいったものの他にコードを手際よくまとめる手段も見つからないのでクリップも事前に事務用品売り場で購入。で、音響製品売り場。適当に物色してたら、ドスゲエ製品を発見! 具体的にはパナソニックのRP-HS101なんだけど、このリンク先のへったくそな構成のオフィシャルページでわかってもらえるかどうか。接続用のコードが掃除機の電源コードばりに巻き取れるんですよコレ。す、凄え! 夢のマシーンだよ! というわけで速攻で購入。よく考えたらこの時点でさっき買ったクリップがまったくの無駄になっていますが、これが「買った物はすべて台無しになる法則」というやつか。
 で、そのヘッドホンの袋をぶら下げたままの帰り道に、エンディング迎えました (買った物はすべて台無しになる法則) 。
 
 まあなんだ、とりあえず言えることは、面白かったです。ゲームが。(できるだけヘッドホンのことは忘れようと努力)
 なんつうか逆転裁判2に関してあちこちで聞く評判で、「あてずっぽうで答えるしかどうしようもない設問がある」っていう話も聞くんだけど、あれ嘘じゃん。とか思いましたよ最後まで遊んで。いやマジな話脳髄フルスピードで考えれば分かる問題ばっかりだし、分からなかったとしても証拠品ひとつずつ総当たりでその機能と効果を考えてけばいくらなんでも気が付くと思うんだけどなー。そういう「真剣に考える」手間がけしからん、もっと簡単であるべきだ、っていう批評ならわかるんだけど、答がわかりっこないなんて批判は的はずれじゃん? とまあなんか不特定多数の世間に向けて暴言を吐いてみたりもするわけですが。
 つうか逆に、ええとこれまでに何度も言ってることではありますが、答がいろいろ思いつくにもかかわらず正解はひとつだけっていうのはやっぱりあって、そこはちょっとなーという気はします。あーていうかこれ遊んでる途中の人向けにアドバイスをすると、物凄いクライマックスの遊んでてもおそらくこれでラストだろっていう気がする設問。あれ、答えた後もしばらくメッセージ送らないと正解かミスかわかんないから。答えた瞬間はミスした時も正解の時も一緒のリアクションされるから。そこだけ注意してっていうか僕がまあそこで30分ばかりむだな時をすごしたわけですがチクショー。
 でもまあ盛り上がりましたな、最後! なまなかじゃない盛り上がり方でしたな、最後のほう! つうかエンディングの最後まで気を抜かせないつくりはお見事。正直ゲームのエンディングなんつったら普通はもうどうでもよくなってるもんですが、むしろスタッフロールなんざ見たくもねえよ! 去れ! ってなもんですが、そこをあそこまでスリリングにもっていくのは凄い。真面目にエンターテイメントを考えてつくってくれてるって気がして個人的にかなり好評価ですよ実際。

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2002.12.28(機動戦士ガンダム戦記より)

懐かしい顔

 逆転裁判2も終わり、ようやっとこっちに復帰である。この間2ヶ月以上の時が流れていて、さすがに自分が何をやっていたのか忘れてしまっている。
 と書きたいところだが、実はこれが意外と憶えているのだった。というか操作系。そう、あのちょっと感覚的とは言いがたい操作系を、なぜか僕の指は完璧に記憶していたのだった。なんでだ。ちなみに自分の使える機体がどのへんまでそろってたかとか、そういう事は完全に忘れてたので、たぶん本当に「指」だけがものを憶えていたらしい。わー頭悪そう。
 そんなこんなで作戦開始である。けっこう難易度の低いゲームなので、アクション苦手な僕(*1)といえどそれなりにこなせてしまい、早くもステージ4である。なんだか急な話で申し訳ない。そしていままで女性兵士といえば地味なオペレーターしかいなかったむさ苦しい我が部隊にも、落ち着いた雰囲気と言うよりは余裕で背後からレーザー銃で撃ってきそうなすごみをもつ秘書官と、ランバ・ラルとかと同じ世界に存在するようには思えない若く元気でそして平気でタメぐちをきいてくる技術士官が加わり、えーと、なんだか連邦軍に鞍替えしたくなってきました。
 というかあのおもしろノートパソコンを小脇にかかえた技術士官の感情の起伏ポイントがよくわからなくて、普通にAランクで任務を完了しても「今回はダメダメだったねー」等、14年後のクエス・パラヤも裸足で逃げ出す現代っ子ぶりを発揮しやがるので悔しい。単純に。機体のダメージが多いとこうなるのかなー。
 とかなんとかで1度クリアーした任務もより強いMSでやり直したりしてるうちに (というかゲルググを相手にするノーマルGMとかガンタンクが多少気の毒) 、いくつかSランクを取得。手のひらを物凄い勢いで返して頬を赤らめる技術士官に、ざまあ見やがれというなんつうかときめきとはまったく逆ベクトルの思いを感じつつ、これまた物凄い勢いで新型が使えるようになったり改良してもらったり小技を教えてもらったりの連発に気を良くしてたのもつかの間、スクリーンに奴が現れたのだった! 具体的にはシャア。
 時期的にはたぶんマッドアングラー(*2)に乗ってる頃だと思うんですが、まあそんなことは関係なく、自信たっぷりに「お前やるじゃん」的なことを立派な口調で言われました。じ、女性兵士が頬を赤らめるのの10倍は嬉しい!
 まあ初代ガンダム好きじゃないとシャアにほめられたところで一向うれしくないんでしょうが、僕としては劇場版ガンダムをまったく意味もわからないまま見たような世代であって、なんつうのあのシャア・アズナブルが自分に話しかけてくるというのは衝撃なわけですよ。誰かプレイヤーキャラクターとの会話を横目で見ることはしばしばありましたが、今回といえば主人公=自分という位置づけ。すなわちシャアが語りかけてくるのはストレートに自分。たとえるならアイドルの声で起こしてくれる目覚まし時計級のアレだ! それはたとえとしてどうだろう。
 えーとたぶんこのゲーム以外でも結構シャアとかが語りかけてくるゲームも多いとは思うんですが、僕が遊んだ中では初めてだったもので。

*1 アクション苦手

なんでも苦手。

*2 マッドアングラー

「魚みたいなデザインの潜水艇」という、正気を疑うような兵器。でもミノフスキー粒子散布化では目視による観測が大半を占めるので、あの形態は実は絶好の偽装になっているのですヨ? 適当言ってみました。

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2002.12.29(仮面ライダー龍騎より)

戦わなければ生き残れない

 というわけで唐突に龍騎です。ここに至る経緯を詳しく書くと、えーと、借りたから。(とても詳細)
 『仮面ライダー龍騎』。個人的にはこの原作にあたるテレビ版を第1話から欠かさず見ているわけですが、なんつうかあの龍騎のデザインはどうなの?という誰もが思うファーストインプレッションからもういいかげん慣れてきてしまい、慣れてしまうとあとはもはや面白さしか残らないという強烈な賛辞っぷりをみせつけています。個人的に。もちろん映画版も見たよ?
 で、ゲーム版。なにしろこのご時世にいまさらプレステ1用だし、発売時期的に考えてえらく急造っぽいし、ちょっとどうかなーと思ってたんですよ原作ファンとしても。というかそもそも龍騎は濃いキャラの面々がおりなす群像劇(*1)が面白いのであって、別に格闘ゲームになられてもなーという、なんつうの「ケッ」感があったわけですよ自分的に。しかし周囲を見回せばなんかこのゲーム評判いいっぽいですよ? 龍騎ファン限定で。いやむしろ龍騎好きにとって評判がいいのであれば自分にとってもクる内容ということになる。き、気になる! しかしあのしょぼいパッケージ見るにつけ「これに\4800は高くね?」という疑問も。実際手に取ってレジに並ぶとこまではいったんだけどなー。もしあの時いた7人くらいのレジの順番待ちがいなければ歴史は変わっていた。
 そんなこんながありつつも、コンプリートした人から無事借り受けることに成功しました。Misson Complete。でまあ、プレステ2の電源入れたわけですよ。

 ……こ、これ、無駄によくできてねえ? というのが第一印象。まずオープニングムービーからして気合が違う。例の原作どおりのオープニングテーマ曲とロゴパターンが出てきたときは、ああTV版のオープニングそのままムービーに落としたのかと思わせつつ、実は全面フルCGで新造してたり。しかもなんかCGの出来が変にいい。どうもわざわざモーションキャプチャーまでしてるっぽい。もちろん王蛇はちゃんと首をまわす!(重要) そして前のめりに走る!(ここも重要)
 それでいわゆる練習モードを始めたら始めたで、いきなり神崎 (兄) が出てきて、ちゃんと音声つきでしゃべる。もちろん例のキーンという謎の音と一緒に。モンスターと契約しろだのソードベントを使えだの、なるほどいかにも神崎兄ちゃんが言いそうな命令を命じてくれるし、というかそのモンスターと契約するシーンてゲームのチュートリアルとしてもほとんど無駄 (□ボタンを1回押すだけで終了) なんですが、それをわざわざ龍騎ブランク体(*2)まで用意して入れてるあたりが立派だ。製作スタッフの本気を感じる。
 加えて龍騎の原作通りのへなちょこっぽい動きが泣かせる。ストライクベントを使ったときのかっこ悪いポーズとか大パンチの素人まるだしの大振りとか。いやこれ原作見てないとわかんないでしょうが、あえてスーツアクターの人がへなちょこっぽい演技をしてるんですよ、TV版。それを完全再現。こ、こいつは真面目によくできてねえ?
 というかまあゲームバランス的には必要以上に簡単というかなんというか言葉に困るようなバランスなんですが、単純に龍騎ワールドを楽しみたい僕的にはかえってこのほうがアリってなもんで楽しく遊んでたら、プレステ2が飛びました。
 えーと、CDの読み込みは「高速」にしない方がいいっぽいですよ。皆さん。

*1 面々がおりなす群像劇

恥ずかしい表現。

*2 龍騎ブランク体

通常の龍騎と違って、色が青い。ちなみにこのゲームではこのシーン以外龍騎ブランク体は登場しない。

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2002.12.29(仮面ライダー龍騎より)

終わりの無い戦いへ

 その後やり直したりもしてました。もしかして物凄く気に入ってるのか、このゲーム。ちなみにオプションでオートセーブにしておいた方が安全で、あとラウンド数を1に設定しておくと話が早いっぽい。なるほど、この手か……(重々しくコントローラーを握りながら) 。
 で、本編にあたる「バトルモード」。いきなりキャラ選択画面の背景がライドシューター画面(*1)をイメージした感じになっているわ選んだキャラの声で「変身!」って言うわ(*2)選んだ後には「戦わなければ生き残れない!」のナレーションが入るわで原作ファン狂喜の展開が速攻でくりひろげられます。実際にはあのナレーション、次回予告の最後に入るやつなんだけど、1) 他に入れるところがない 2) 入れないよりは入れた方がいい という大胆な理由によりここに突っ込んだものと思われます。その意気や良し! あと、試合 (?) 開始時の「STAGE 1」とかの表示もちゃんと鏡写し(*3)になる。
 そんな細かいネタが大量にちりばめられたゲーム本編をクリアーしていくと、あーまあこれ言っちゃってもいいだろうけど、というか言った方がいいんだろうけど、静止画 (それもキャラのバストアップ) 1枚のさみしいエンディングとスタッフロールを経由しまして、別のライダーが使えるようになりました。あとちょっとしたお宝 (そうでもない) 画像が見れるようになる。なるほどこういった手順で全キャラコンプリートしろということか。と進めていったところ、僕の目の前に現れた新キャラは……え、蟹? (次回に続く)

*1 ライドシューター画面

バイク乗ってミラーワールドに行く途中の、とか書いたところで本編見てないとなんだかわかんないでしょうが。この場面が劇中で唯一「ライダー」としてのアイデンティティを保っていたはずだが、最近はこの場面を見たことがない。

*2 「変身!」って言う

本当はムービーかなんかで変身シーンを見たかったけど (ゲームでは変身中の画像はなし) 、まだ正体が秘密のキャラもいるから難しいか。

*3 鏡写し

TV版でいえば各話冒頭のアレ。しかし今回、本当にTV版見てない人おいてきぼりの日記になってるなあ。

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2002.12.30(仮面ライダー龍騎より)

蟹工船

 蟹 (かに)。仮面ライダー龍騎の中で「蟹」といえば通常、仮面ライダーシザースを指す。「裏で悪の仕事に手を染める刑事、須藤雅史が変身。悪の頂点を極めるために戦った。契約モンスター:ボルキャンサー」とマニュアルにはある。じっさいそのとおりではあるんだけど、いかんせん見た目がである。というか事実カニの力を得たライダーである。龍騎のドラゴンを筆頭に、コウモリとか毒蛇とか白鳥とか不気味だったり強そうだったり美しかったりするモンスターと契約しているライダーが大半を占める中、カニである。当時のライダー造物主 (あえて名はふせる) のテンパリ具合たるやすごいことになっていたのにちがいない。そのあまりの見た目の情けなさに加え、実際に登場したと思ったら数話であっさりと敗北、しかも自分の契約モンスターに喰われるという二重三重の情けなさで我々の心に強烈な印象を与えたという。ありがとう仮面ライダーシザース。ありがとう須藤雅史。
 そんなシザースがこのゲームでは使える (あ、このあたりから前回の続き) 。いや、それは別にふつうだとは思う。それぐらいできて当然だ。というか実際、最初から選択できるキャラの1人ですらある。ちなみにこのシザースを使って主要キャラをばったばったとなぎ倒すと、背後にかかるヒロイックなBGMとあいまって物凄い違和感があってかなり愉快です。ともあれ、今回使えるようになった「蟹」とはシザースのことではないのだ。
 ボルキャンサーである。シザースの契約モンスターである。もはや蟹そのものである。アフリカあたりのヤシガニは大人の指さえちぎるらしいと聞くが、しょせん指である。あとモンスターなのでキシャーとしかしゃべらないし、カードを使ったりもせずひたすら力押しで戦う。つまるところ、何が悲しくて蟹を?ということですよ僕が言いたいのは! そりゃードラグレッダー(*1)なんてどんな操作系にすればいいのかよくわかんないんでしょうけど、だからってボルキャンサー使えるって言われても燃えないその気持ちをわかってもらいたいが、まあアドベント(*2)用のモデルをそのままキャラ扱いにしたちょっとしたオマケみたいなもんだろうから別にいいや。

*1 ドラグレッダー

龍騎の契約モンスター。龍。

*2 アドベント

モンスター召還技。シザース使用中にアドベントすると、ボルキャンサー (かに) がキシャーとかいいながら突撃するので愉快。

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2002.12.31(機動戦士ガンダム戦記より)

ランク王国

 出撃シーンさ、あれあのペースで歩いてったら絶対フェンスに頭ぶつけてるよね?
 そんなこんなで (どんな?) 、ジャブローが攻略できない。さすがは連邦軍最大の要衝である。いやていうかいちおうクリアーはしてますが、いかんせんDランクである。Dランクサンダー誕生編である(*1)
 せめてBランクくらいはとれてもいいんじゃないかと何度かやり直してるんだけど、どうにもDランクである。理由はおおむねわかっていて、僚機が余裕で大破してるのだ。それもけっこう最初のうちに。よりせばめて言うならジェイク・ガンス軍曹の機体が。この憎いあんちくしょうが大破しやがるおかげでランクがちっとも伸びないのだ。わかってんのか、この無能な部下が! 理想論だけで業績が上がるのか!(よくわからない) だいたいあいつは普段から「ジェイク・アターック!」などと誇りあるジオン軍人として明らかに失格級のかけ声をあげるからだめだ。そんなんだから我々の部隊は寄せ集めの外人部隊と言われて形見が狭いのだ (いちおう実際のゲーム設定に準拠) 。というかお前どこでそんな言葉を覚えてきたんだ、実際。
 まあそういった具合でどうにもジャブローで停滞中のわが部隊である。いや別にクリアーはしてるんだから次の任務に行ってもいいんだけど、なんかこう気持ちが悪くて。あと関係ないけど、いまだにジャブローっていう言葉が出ると反射的に『神聖モテモテ王国』(*2)の古畑ファージャブローが思い浮かぶ。←もう少し文章を推敲してみる気はないのかね?
 これはもう新しいMSを支給してもらう手だ。なんか防御力の高い、具体的にはジェイク軍曹が死なない機体を。水中戦がメインなので、グラブロなんかいいんじゃないですか?(よくない) そのためには高い戦果をあげなければならない。手っ取り早いところで、過去Aランクだった任務をやり直して、Sランクまであげることにする。
 で、2つの任務でSランク取ったんですが、新機種が配備されない。じ、上層部! 仮にももはや僕は少佐ですよ? せめてズゴックのS型くらいは支給されてもよろしいのではなくて? そして代わりになぜか女性兵のときめき指数が上昇する始末。例のはっちゃけ技術士官にこれまで以上に親しげにされたり、例の氷のような秘書官にいつになく大胆に迫られたり。というかあの秘書官、行動が露骨すぎて怖えよ! どこのハリウッドセクシーサスペンスだよ! 明らかになにか裏があるよ! 殺人事件に巻き込まれて犯人にされるよ! あの紅茶の中には睡眠薬が! と取り乱すような秘書官で、困りました。

*1 Dランクサンダー誕生編である

「ときどきこの人はおかしなことを口走るのですが放っておいてあげてください」

*2 神聖モテモテ王国

漫画。まるで魔法のようだった。

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