人生: 逆転裁判2(まとめ読み)

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逆転裁判2(まとめ読み)

ゲームボーイアドバンス用

※下に行くほど新しい記事です。


目次から...

2002.10.19(逆転裁判2より)

さあ逆転といこう!

 うっかりしてる間にいつのまにか『逆転裁判2』が発売になっていた (10/18全国同時発売) 。
 まずい! いかん! えーと、異議あり!(←なんとか逆転裁判日記っぽくしてみた) とにかく大急ぎで購入して、途中というか始まったばかりの『機動戦士ガンダム戦記』日記のほうはとりあえず保留という形で、あるいはまあ同時進行ということもありえそうだけど、とにかく大あわてで『逆転裁判2』日記を始めるのだ。
 なにしろ前作が面白かった。心底面白かった。言いたいことはないでもなかったけど、そういうのをさっぴいてもとにかく面白くてしかたがなかった。そのへんの事情は前に書いた『逆転裁判』日記に詳しいですが、そんなわけで僕の期待度はいわばMAXであって、速攻で電源を入れるのだった。
 ゲームを初めてまっさきに思ったのは、BGM少ないゲームだなあ、ということだ。そんなことか。いやいや実際このゲームのBGMはわりと少ない。というかまっさきにそう思ったのは、タイトル画面でまったく音がしなかったからだ。もちろんその後に出てくるメニュー画面でも。昨今珍しいと思う。まあそんなことはどうでもいい。どっちかといえばこういうところも良いところだとすら思う。
 そんなこんなで最初の事件。なんというか、まあ詳しいことは言わないのはもちろんこの日記のお約束であるのだけど、えーと、その、えれえ突っ走るな最初っから!と思った。「ものすごい急展開」から始まるゲームってのも珍しい。ふつうある程度タメがあってから急展開ってのはおこるものだと思っていたのに、最初からこれか。
 という驚きに満ちた中、第一話だけあってかなり簡単な序盤戦を攻略していく。さすがにビックリする展開は起きないなーとか、BGMは前作の方がサスペンスフルで好きだったかなーとか、いささかダレぎみ思考なのは、前作で慣れているだけにしょうのないところなんでしょうか。とか思いながらなんだかんだで検察側の証人の矛盾点を突き崩し、いよいよ結論にたどりつく。と、その時、相手側の検事から「異議あり!」コールが!
 これだーっ! 落ち着きかけたところでやってくる逆転! 逆転につぐ逆転の息もつかせない展開! これが『逆転裁判』だ!
 そこから一気に展開はヒートアップ。窮地に立たされる弁護側! きわめて少ない手がかりから矛盾点を必死に探る緊張感! ああこのゲーム遊んでて本当良かった。そんな気にもなる。

 そしてけっこういろいろあって無事に決着。
 ところでこのエピローグ見ながら思ったんだけど、このゲーム、いまどき珍しいくらい正当な続編だと思う。最近続編とはいっても世界観を引き継いだだけとか、アイテムの名前が同じだけとか、いや別にそれはちっとも悪いことじゃないんだけど、とにかくここまで前作の「まんま続き」っていうのはものすごく珍しいと思う。前作を遊んだ人間としてはうわ懐かしい! そうそうこういう事言うよこの人! とかいわばドラクエ2でアレフガルドに着いたとき(*1)ばりに感激しきりですよ。『1』やらずに『2』からプレーする人はちょっともったいないとすら思う。そういや前に書いた『1』の日記の最後でも「ぞーくへーんでないかなー」という具合の小学生まるだし願望を書きつつ、その一方で成歩堂たちの再登場はまずありえないという前提で書いてもいた。なにしろ前作できちんと完結してたし。
 こうなると気になるのが、まだ登場していない彼らだ。あの貴族的な服を着た彼は登場するだろうか? あのだめそうな彼は登場するだろうか? あのメチャクチャな設定の彼女は登場するだろうか? うわ書いててスゲエ楽しみになってきた。物凄くまた会いたいわあの三人。今日やったシナリオのエピローグ見るかぎり、次のシナリオにはどうかな、あのセクシーな彼女は出てきそうな気がするけど、他の二人は出ない気もする。いやどうだろ。とかワクワクしどおしな今日な訳で、以下次回。

*1 ドラクエ2でアレフガルドに着いたとき

だれもが感動する瞬間。ドラクエ1の舞台がすんでのところで「アレフランド」にならなくて本当によかったと思う。

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2002.10.20(逆転裁判2より)

やられっぱなし

 第二話スタート。僕と彼女の第二章である。言葉に意味はありませんよ。それにしても、このゲームの場合「第一話」の中にたとえば「第一〜四章」が入っている構成で、それはまあ別に普通なんだけど、こうやって文の中に説明なしで「第二話」とか「この章」とか書くと混乱を招きそうで困る。読んでくれてる人、これから話すのは「第二話」の話ですよ。大きなくくりその2ですよ。
 そんなわけで第二話。いきなりの「ほほう」と思わせる急展開から、いわゆる古式ゆかしい村にやってきた我らが成歩堂龍一。そういえば前回の日記で「前作のキャラクターのあの人が出てきてもいいんじゃないのか」とか書いてたら、ここで思わぬ形で懐かしいあの人が再登場! って、お前かよ!(なかば怒り)
 よりによってこいつか! どうせまたあんた証拠品にまつわる問題を起こすんでしょ!(偏見) とか思ったりしてる間に話は進み、事件が起こったり裁判が始まったり。そうとうはしょりましたが。
 あと、ここで登場する新キャラ (髪の毛が白い方) はステキキャラだなあと思ったりとかしてましたが、そ、それより今回のシナリオものすごい難しくないですか?
 エレエ詰まったり失敗してHP (たぶん違う) が削られたり余裕でゲームオーバーになったりしてるんですが今回! まだ話もぜんぜん途中なのに。
 これは僕が大人になったしるしなのか (確実に違う) 。たしか前回はもっとこう、ここが矛盾してるとかはっきりとわかったりしてたはずなんですが、どうも今回は勝手が違うというか、どこを攻めればいいのかきっかけさえ見えてこない。
 たぶん自分がぼんやり気味なんだということもある一方で、ヒントも少なめな気がするんですよ実際。そうだ、今回明白に厳しめのバランスになってる!気がする。いやまあ人それぞれだとは思うんですが、個人的には。
 裁判中つねに「今日の弁護戦略」が決定しない状態だから、遊んでて行動の方向性が見えないってところもあるのかなー。これは前作の一部でもそうでしたが。
   それでまあ神経とか物凄い削られっぱなしですよ今日は。リアルに疲れ果てましたな。この先大丈夫なんだろうかこの調子で。
 でもこのままやられっぱなしというのも悔しいし、だいいち不安なのでこれからまた続きやってみようかと思ってます。

 あと、あの例の人の登場場面は思わず吹いた。TPOを考えて登場してください。服などの。

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2002.10.26(逆転裁判2より)

しきり直し

 そう、そもそもの発端は前回の日記で書いたとおり。やられっぱなしだったのだ。なにかといえばHPゲージがどんどん減っていったのだ。あと一撃くらえば死ぬという状況だったのだ。ルーラを唱えるMPもなかったのだ。そういう話ではなかった気がする。
 とにかく僕が「くらえ!」とか「異議あり!」とか言った日には高確率でそれは間違いでありHPゲージがボーンってなる状態で、まあたしかにヒイヒイ言いながらどうにかこの章の半分くらいまで進んだものの、実際のところこんなに苦労するようではいよいよ僕はだめだと思い知らされたのだった。ふし穴にもほどがあると思わされたのだった。ヘナチョコ人間、法廷に現るというていたらくだった。
 で、気を取り直して続きをやってみようかと思った、以下次号というあたりまでが前回。その続きがどうなったかっていうと、まっさきにボーンつってHPがジリ貧になったので電源を切りました(*1)
 これではいけない。なんかどうもこんなはずじゃなかったんじゃないか。少なくとも前作を通して遊んだ経験からいえば。僕の脳がなんか凄い勢いで細胞とかが死滅してるんじゃないのかとも思った。あるいはいっそこのゲーム実は『2』になってから全然あれになってるのじゃないかとすら思った。いいがかりもいいところですが。
 で、自分を見つめ直すためにこの章の最初から遊び直してみました。あと実際の話、HPジリ貧状態でセーブしてあるのもなんとかしたかったので。

 思うにシナリオの意図と僕の遊び方がうまいことかみ合ってないという感じだった。そうでもなければあんなにボーンつったりそもそも正解がまったく見えてこないということはあるまい。で、今度は正解がわかってる状態で、シナリオが「どうやってその正解にたどりつかせようとしているか」を注意しながら遊んでみて、このゲームの勘どころをつかもうという次第。な、なんかおれ論理的かつ真面目に考えてねえ?
 そんなこんなで約1時間。なんとなく見えてきました。自分がなんで前回、あそこまでダメ弁護士ぶりを発揮していたのか。
 んーとこれ前作でどうだったかとかよく憶えてないんですが、とにかく今回、妙に「可能性」が広いんですよ。えーと未プレーの人に配慮する意味で具体例は出したくないので説明難しいんですけど「こうともとれる」が多いっていうか。こうともとれる、しかしこうともとれる、じゃあこれか? ボーン、っていう流れでミスをしていた。僕は。
 だがそれは間違いだ、とも気付いたのです。正解を知ってる上であらためて俯瞰して見てみると、正解はやっぱり正解なんですな。「こうともとれる」は真の正解の前ではしょぼい可能性の問題でしかないっつうか、いわばおとり (僕だけにとっての) 。眼前のなんとなくそれっぽい可能性ばっかり見て、真の正解にたどりつけてなかったんですよ僕は。ヒントとかも見逃してたんですよ実際。
 で、前回までやった部分はひととおりクリアしまして、その先に手を出したら今度はもうなんつうの余裕で楽勝でイケましたよ実際 (鼻高々) 。あーと、まあ、前の章とくらべて簡単になった部分はあるんですけど。進むべき方向性がしぼりこまれたから。

 それにしても、前作に登場したあの人物のことが気になる。第2話まで遊んだ人はみんなそう思うんだろうけど、本当に気になる。

*1 ボーンつってHPがジリ貧になったので

これゲームやってない人にはなんのことかわからないんじゃないのか。

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2002.11.05(逆転裁判2より)

空白期間

 あれからどれだけの時がすぎたのだろう。まあ1週間かそこらではあるとしてもだ。
 前回の日記では、やや和風のそしていささかオカルティックなシナリオをクリアしたところまで書いた。実を言えば日記では省略していたが、その後例によっていつも通り間髪入れずに次のストーリーが始まってしまいそうなると思わず探偵パートをクリアーするまでやってしまい、しかし直後に間髪入れずに裁判パートが、という睡眠不足道まっしぐら驀進コースで大変なことになっていたのだった。もう少し具体的には、テント状の施設で事件が起きるシナリオだった。さすがに最初の裁判パートが終わったあたりで自分がだめになりかけていることに気づいてヤメましたが。
 ああそういえばこの話の冒頭、いかにも殺されそうな雰囲気とともに登場した人物がその予想をまったく覆したところが個人的に面白かったです。あまりにも個人的すぎる話でどうかと思うが。
 というようなことがあったのが前回まで。そして、そこから後の記憶がない……僕は、いったい……とかなると話が広がって面白いんですけど (広げれば良いという物ではない)、実際のところためしにMacOSXをインストールしてみたら思いのほか面白くてハマってたというのが事件の真相だった。こ、これでは被告の有罪は確定的だ! 何の話だ!
 とは言うものの、ソフトをダウンロードしてる暇な時間とかにはちょっと手を出したりとかはしたのだ。それは3日くらい前のことだったと法廷記録にも書いてあるとかいないとか。それで、始めたとたんに「たしかあの時の証言では……」とかなんとか要回想 (自力で) みたいなことになって、正直だれが殺されたかすら記憶があいまいだっていうのにそんな細かいこと憶えてねえっつう勝手な理由により、例によってHPゲージがボーンつって、まあ、リセットしましたけどね。ええ。
 そんなこんなでしかし裁判パートをクリアーして、そして探偵パートふたたび。それが昨日のことだ。もちろん寝不足だった。しかしなにしろ佳境だったのだ。かけてもつれた謎が解けそうだったのだ。誰が呼んだか銭形平次。お、俺が銭形!? (呼んでねえ)
 それで、まだ具体的なところは明らかになってないものの、銭形的にはおそらくこういうことであろうと目星がついた部分とそしてさっぱり目星のつかねえ部分 (このへんはハチが担当) とが、そのー……つまりここ物凄い盛り上がる場面なのでしてな!? 正直日記書いてる場合じゃねえのですよ! 続き遊びてえ! 謎解きてえ! 逆転してえ!

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2002.11.06(逆転裁判2より)

人は、その気になれる

 今回のタイトルが「人は、誰かになれる」と (意味なく) かかっていることを誰が気づいてくれるのだろう。
 そんなことはどうでもよく (本当に) 、今日の裁判。なんというかまだゲームやってない人のためを考えるととても言えないことばかりなので、えーと、書かない! ああもう絶対に書かねえ! 口がさけても! でもキスしてくれたら教えてあげる!←最近この手の言い回し聞かなくなりましたね。
 というわけで、本筋とまったく関係ない話をしよう。

 アドバンスの電源を切って興奮もさめやらぬまさに数分前。この日記を書こうと僕はMacの電源を入れた。それでまあ詳しい経緯ははぶくが、昨日も書いたとおりまだOSの移行中で一部のソフトの設定がちゃんとできてないのである。で、「この書類を開くアプリケーションが見つかりません」というアラートが出てきた。
 ……その瞬間、僕の脳裏に例のBGMが鳴り出したのだった! そう、例のあの最高に盛り上がったときに鳴るBGMである。がんばって書くとパンパンパランパンパンパパンパン、(もう1回くり返し)、パーララーというあれである。こっちも書いてて恥ずかしいんだからつっこまないでほしい。とにかくその曲である。
 「この書類を開くアプリケーションが見つかりません」というメッセージが表示された瞬間、僕の中でそれは検察側の反証 (書類を開こうとしたことに対する) と映ったのだった! 大丈夫?この人。いやいや、なんだったらピキィーンッていう例の効果音も聞えてきたのだった。怖いのはこれが狙ってやってるとかそういうことじゃなく、本当に何の意識もせずまったく素で脳裏に響いたということだ。しかもそれが鳴っているのがおかしいとかよくできてるとか、そういう意識さえまったくしていないことだ。
 そして僕はアラートメッセージの下にある「アプリケーションを指定する...」ボタンをクリックした。もうおわかりですね。そう、その瞬間僕の脳裏には「異議あり!」と声が響いたのだった。そしてファイルダイアログが出る! どれだ? どのアプリケーションを指定すればいい? 失敗は許されない。HPゲージが減らされるからだ。……って、それ違う!
 ここで正気に戻った。このときやっと気づいた。これはMacOSであって逆転裁判ではない。
本当、大丈夫なんでしょうか僕は。

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2002.11.10(逆転裁判2より)

成熟に至る道程

 この日記のスタンスとして重要な箇所に関する詳しい話は断固として書かないので、今日の日記はとてもあいまいな内容になるに違いない。じゃあ書かなきゃいいのにという気もするけど、この重要なポイントをすっとばしてはゲーム日記としての沽券が、まあ、そのなんだ。あれだ。
   何の話かというと、計5回ばかりやり直すはめになったってことなんですけど。うわかっこ悪。
 ある2つのポイントでひっかかったのだった。ひっかかるのもしかたないんじゃないのか、と少し思ったのだが具体的にどの場面かは書かないので誰の同意も得られないまま話は進むのだった。なんだかすごく損をしてる気がする。
 なんというか、その直前にいかにも伏線でございという感じのやりとりがあったりしたんですよ。それは実際はこの場面の伏線じゃなかったっていうか、本編の裁判とは関係ない伏線だったんですけど、そんなの遊んでる方にはわかんねえよ! と僕は言いたいのです。いや、まあ、僕だけかもしれないんだけどそれはもちろん。
 いや待てそうだ今書きながら思い出したけど、それ以外にもちょっと伏線っぽいけど別に何の伏線でもないちょっとしたくすぐりでしかなかったやりとりもあって、それでもひっかかったんだ。ダブルで伏線らしきものにひっかかったのだった。いや、たしかに考えすぎというか、もっと真剣に頭をしぼればそんなとこでひっかかるより先に正しい結論にたどりつけたとは思うんだけど。
 じゃあその次にひっかかったやつ。あれはいただけない。だってさ、本当にどれともとれるんだもの。ああ具体的に書きたい。しかもそこ、間違えてももう1回とかじゃなく、それはそれでストーリーが進むから本当にチャンス1度きりなんですよ。当然のごとく電源入れ直してやり直しなんですよ。なんだかんだで30分くらいやらないとそこにたどりつけないし。それを計3回ですよ。あの場面、設問をもうちょっと明確にしておくべきだったと思うんだけど。ああ本当に具体的に書きたい。

 思うにこれは、まだ裁判ゲームというジャンルが成熟してないせいなんじゃないだろうか。実際のところ今回をいれてもまだ2作だし。
 たとえばドラクエ2。なんか信じられないんだけど、よく考えたらこの頃まだフィールド型RPGというジャンルは成熟してなかった。謎かけの「べし・べからず集」がまだできてなかった。たとえばこうだ。
・前作で使った謎だからといって、次回作でノーヒントで出していいというものではない。(*1)
・プログラマー的な発想でしかわからないトラップを組んではいけない。(*2)
・広い場所に次に進むべき方向の指針もなく放り出してはいけない。(*3)
・とにかくノーヒントはだめだ。(*4)
 こういった反省のもとにドラクエ3は名作になった。逆転裁判も『1』のときにあった「あきらかにおかしいんだけど、ストーリーの流れ上それを指摘してもミスということにされてしまう」という問題は『2』ではクリアーされていた。きっと今回の『2』でこんなべし・べからず集ができているにちがいない。
・謎かけの前に、その謎かけと無関係な思わせぶりなひとことを言わせたりしない。
・謎かけの設問はどう答えるべきかを明確にする。
 これだけは守ってください。『3』ではきっと。

*1 前作で使った謎

ラゴスは「1」でアレが隠されていたアレと同じ方法で隠れていたが、そんなのわかるか。

*2 プログラマー的な発想

ロンダルキアの洞窟の大量の落とし穴はすべてある法則に従って存在したのだが、そんなのわかるか。

*3 広い場所

船を入手したら自由度がひろがりすぎるのだが、かんべんしてください。

*4 ノーヒント

太陽の紋章はおそろしくノーヒントの場所で「しらべる」しないといけないのだが、もうなにがなんだか。

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2002.11.24(逆転裁判2より)

フラグ

 フラグが立たねー! いくらスコット卿ばりに南極点にフラグを立てようとしても立てようとしてもアムンゼンは通常の3倍のスピードで飛び去っていく(*1)

 えーと、前回の日記からだいぶ間があいてるのがそのせいかといえば、否。具体的にはつらかったり風邪をひいたりしていた。それはそれとして、ここ数日フラグが立たなくて困っているのだった。
 フラグ。この言葉が一般的な用語なのかどうかいまだによくわからない。とにかく条件が揃わないのだった。話が先に進まないのだった。
 あらゆる相手にあらゆる事を聞いた。あらゆる物を見せ、あらゆる人物について尋ねた。あらゆる場所をクリックした。しかし肝心のアレが手に入らない。アレがないとあの人がしゃべってくれないのだ。たぶん。あるいは自分が気付いてないだけですでにアレを手にしているという可能性も否定できない。like an 青い鳥の逸話。
 そんなこんなで3日ばかり迷いに迷っていたのだった。同じことを質問しては同じセリフを聞かされていたのだった。Aボタンを強烈に速射していたのだった。あと、その過程でこのゲームのセーブが正確には「一時中断」すなわち再開と同時にファイルが消失するのではなく、純粋に「保存」だということが判明して、つまりヤバいという場面でセーブしておけばそこから何度でもやり直せるので、じゃあ前回僕が5回ばかり最初っからやり直しまくったのはなんだったのかという気にもなったのだが、もういいです優しい言葉なんかかけられても辛いだけですから放っておいてください。
 で、もういいかげんあきらめて攻略ページとか見るので、死んだほうがましです。僕は。とか思ったころに突然フラグが立ちました。嘘のように。
 今にして思えばたぶんものすごく微妙にクリックしきれてなかったというか、クリックする場所が1ドット単位で惜しくもずれてたとか、そんな感じだったんだろうと思うんだけど、チキショー。

 フラグ立てというのが、ちょっとどうにかならんか、と言われはじめて早10年かそこら経っていると思う。それでもいまだにフラグ立てがなくならないのは、まあ、ないと困るし。という理由だと思う。フラグが立っても立たなくても話が進んじゃうと話のつじつまが合わなくなっちゃうし(*2)、かといって誰か親切な人が強制的にフラグを立ててくれるとかだと、それはたしかに親切かもしれないけどゲームにならないし。
 たしか堀井雄二のお蔵入り作品『白夜に消えた目撃者』だと「フラグが立たなくても話はちょっとだけ進んで、でもゲームオーバーになるけど、けどそのゲームオーバーはフラグ立てのヒントになっている」っていう実験をしていた。らしい。なにしろとうとう完成しなかったゲームなんで、どうだか知らないけど。後の堀井作品に特にフィードバックされてる様子もないから、たぶん無理があったんだろう。
 結局のとこ有効なフラグ立てそこない対策としてはせいぜい「ヒントをまめに出す」くらいしかないのが現状というとこなんだろう。逆転裁判の場合すでにかなり簡単だし、無理にヒント出し過ぎなくてもいいんだけど、詰まったとき対策はしてくれても良かったかなーとか思います。大作っつうわけでもないだろうから、そこまで手間さくのは難しいのかなー。

*1 スコット卿がどうとか

お願いだから読み飛ばしてください。

*2 話のつじつまが合わなくなっちゃうし

『ときめきメモリアル』形式のストーリーぶつ切りシステムだと比較的そうでもないんだけど、この手のゲームではそうもいくまい。

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2002.12.01(逆転裁判2より)

弁護士と探偵

 久しぶりにアドバンスに電源入れたー! ゆとりバンザーイ! あと睡眠ってすばらしーい! それから金と名誉と美女と完成済みのガンプラとCM抜きってサイコー!(いつしか話は単なるほしいものリストになっていった)
 とはいえゲームの話もたまにはするんですが、えーと、逆転裁判。でまあ久々に遊んだわけですよ。前回まででえーとおそらく最後と思われるシナリオの、最初のアドベンチャーパートというか探偵パートが終わったところだった。いよいよ裁判が始まるという場面だった。
 で、思ったんですが、スゲーおもしれー! ビバ逆転裁判! あーそうかここしばらく遊べなかったりフラグが立たなかったりやっぱり遊べなかったりでそうとう長い間裁判をしてなかったんですが、あらためて本当おもしれえ。
 これって要するに昔の「論理パズル」みたいなものがコンセプトだと思うんですが、それをきちんと連続した形で構成して、しかもコンピュータゲームとして完成させてるっていうのはスゲエなとか思いますし、だいたい答の見当はつけられつつも若干不安な緊張感を感じられる絶妙のバランスもスゲエ。あと単純に遊んでて面白い。これぞまさに神 (ゴッド) が僕のためだけに作ったようなゲームだな!と筋違いもはなはだしいことを思いつつ、次の章に。すなわち探偵パート。
 で、なんだかんだあって探偵パートもクリアしまして。
 次の章。すなわち探偵パート。
 あ、あれ!?
 探偵パートが2度続くんですか! いや、その、悪いとは言わないっていうか探偵パート事実ふつうにアドベンチャーゲーム的に面白いところはあるんですけど、でも、まあ、2章連続はつらいです正直。
 僕は裁判をやりたいのだ、そう、まさに、裁判を!(←このあたり演劇調にドラマチックに読んでください) というか素直な気持ちを言えば、探偵パートの操作系って手持ちの証拠品が少ない『1』の時代から基本的には進化してないから、『2』だとけっこう面倒だったりするんだけど、みなさんはどうでしょうか。
   なんか大量の証拠品。それを1個ずつ右ボタンで送って、目的のものにたどりついたら見せてはまた次の証拠品。さらに大量の関係者の写真。それでもたいていは同じようなやりとり。面倒なんで関係ありそうなものだけ見せるようなプレーだと、それはそれでフラグが立たなかったり。
 このゲームは前述の通り裁判パートは物凄く面白いし、探偵パートでもそれなりに面白いんですけど、探偵ばっかりしてるとさすがにダレるというのが僕の率直な感想ですよ。なまじその前後をはさむ裁判パートにダレる要素がないぶん。
 ああ、早く裁判をやりたい。裁判を。裁判を? そう、裁判を!(←このあたりオペラ調に朗々と歌い上げてください)

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2002.12.06(逆転裁判2より)

車内裁判

 この2日くらいというもの、もういいかげん家で遊ぶのあきらめてゲームボーイアドバンス外に持ち出して電車の中とかで遊んでいる。なにしろ遊びたいのだ。とっとと逆転したいのだ。
 そもそもこんなこと言うのも、なんか駅とか歩いてたらMO (モテ男) らしき風貌のガイが電車待ちながらゲボアドで遊んでる光景を2度ほど見たから。なんか白線の内側に立ってたよ。それでまあああいうのもアリかときわめて安直な影響を受けて書を捨てて町へ出たわけですよ。つーかまあリアルな話読みかけのエンデュアランス号漂流(*1)とか家に置いてきた。こっちを家で読むという具合。
 で、車内裁判。というか裁判パートにまだ入ってないので車内探偵。考えてみると携帯ゲーム外で遊ぶの、ウィザードリィ外伝Iの復刻版を買ったとき以来だ。ゲボアドの画面って車内でもけっこう視認性高いんだなあとか、それにしてもこのゲームの場合ウィザードリィとかと違って音がないとやや寂しいなあとか思いながらフラグを立てようとしてたわけですよ。
 それで思ったんだけど、えーとこのあたりで起きた展開については詳しくは書かないんだけど、とにかく前回探偵パートはもうおなかいっぱいとか書いたけどもしかしてそれは自分の部屋で腰をすえて遊ぶからで、外でちょっとずつ小分けに遊ぶと実はテンポ良くて楽しいのかもなあ、とか思いました。とりあえずこれからもこの調子で車内裁判をしていこう。

*1 エンデュアランス号漂流

面白。あと読むたび異常に肉料理が食べたくてしかたがなくなる。

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2002.12.07(逆転裁判2より)

車内裁判2

 というわけで前回以来こっち、電車の中で逆転裁判遊ぶ日々が続いているわけですけど、ヤバイこれが物凄く面白い。
 もしかして制作者的にもこれが正しい遊び方だったりするんだろうか。なんつーか、やたらテンポ良いんですよ10分程度でブツ切りで遊んでると。
 実際いまにして思えば部屋でイス座って真剣に遊び込むのは、ちょっと肩に力が入りすぎてたくらいの事を言い出しかねない雰囲気です。たしか普通に遊んだら1章が30分くらい? 決して長いプレー時間ではないはずだけど、このゲームの場合例によって逆転また逆転なので、30分とはいえお腹がやたらにふくれるという難点がある。それが君、電車の中で10分くぎりとかで遊んでたらこれがちょうどいい感じで遊べるっていう気がするのは僕だけだろうか。
 つまり流れとしてはこうだ。
駅に着いて電源を入れる→ウヒョーってなもんで楽しむ→続きが気になるところ (このゲームの場合全面的にそうだが) で電車が駅に着く→電源を切る→続きを遊びたくてしかたがなくなる→駅に着いてもう速攻で電源を入れる→ウヒョー (以下くりかえし)
 この完璧な流れの中に、ダレとかお腹いっぱいとかそういうのが入り込む余地はない。ちょっと手軽に遊んで続きはまた今度というノリが物凄く楽しい。あと、探偵パートも10分くぎりだと意外にダレない。

 そういう訳で車内裁判にもう夢中な僕ですが、ところで問題は車内でいかにゲームボーイアドバンスを遊ぶか、だ。
 ただ遊ぶだけで納得するようでは今の時代を生き残れない。やはり車内というパブリックな空間の中でいかに正しく遊ぶかという事は重要で、まあどうでもいい。そんな具合である。
 実際の話ふつうに遊ぼうとするとつい、ゲボアドの画面をのぞき込むように首をうなだれ肩を落として遊ぶことになってしまいがちなんだけど、あれはどう見てもかっこ悪い。携帯とかでもそうだけど、ゲボアドの場合特に両手持ちなんで肩をすぼめた格好になってしまうのがいかにもスケールの小さい男という雰囲気でいけない。やはり背筋はビシッとのばしてアゴを引くのがダンディというものだろう。
 しかし実際に背筋を伸ばした姿勢だと、今度はついゲボアドを目の前に持ってきて、食い入るように画面を見つめる体勢になりがちだ。これもどうだろう。なんだか必死という感じがしていけない。ダンディたるものの余裕が感じられない姿勢だ。
 そして問題はほかにもある。ヘッドホンだ。このゲームの場合、効果音や音声が非常に演出上重要だと思う。やっぱり肝心の部分では「シャキーン」と鳴ったり「異議あり!」つってほしいものだ。しかし、車内でまさかゲボアドの音声をONにするわけにもいくまい。この間そういう痛い人を見かけはしましたが、あらためて客観的にみてもだめだ、あれは。そういうわけでヘッドホンだ。しかし、ヘッドホンをつけるということはすなわち、ゲボアドの手軽さを失うということでもある。
 だってあれ、ジャマじゃないですかすごく。サッと取り出してサッと電源ONで即遊べるのが楽しいのに、モタモタと取り出してからまったコードをなんとか引っぱり出してやっと耳に被せて電源ONじゃあ、全然だめだ。第一しまうときもコードを巻いたりとアクションが多くなってしまう。できるだけ長い間遊んでいたいので、しまう時間は短ければ短いだけいいのだ。正直、車内裁判の最大の難点はここだ。とりあえずコードはさみ用のクリップをひとつ買って、それをゲボアドに接着してみようかなとか思ってるんだけど、これもなんだか貧乏くさい改造だしなー。

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2002.12.11(逆転裁判2より)

安楽椅子弁護士の憂鬱

 アドバンス外に持ち出して遊んでるうちに、なんかカバンの中で液晶面の真ん中にかなりデカい傷とかついたけど、ぜんぜん平気だよ (精神的逃避に大成功) 。
 そんな逆転裁判日記もいよいよ佳境である。いや、なんか雰囲気で物言ってるだけですが、なんかどうもクライマックス的なところにさしかかってる気がする。いまこの章でおわりというわけではないだろうけど、もうそろそろ大詰めという雰囲気がおおいにただよっている。かんじんのところをぼかしつつ具体的に書くと、機械っぽくてぴょんぴょん跳ねるアレが出てきたところ。
 いよいよ佳境だ。実をいえばここ最近の展開には個人的に、そうあくまで個人的な好みの問題ではあるんだけどちょっとどうかと思っていた部分もあったが、こうなってくるとそうでもないんじゃない?とも思えてきた。おそろしく具体性に欠ける文章を書いている。
 えーとなんというか、ここ最近の成歩堂龍一 (主人公) というのが、ぜんぜん安楽椅子探偵じゃないんですよ。いや彼は弁護士なわけでそりゃ安楽椅子探偵じゃないというのは百も承知。そうじゃなくて心の安楽椅子探偵ですよ言ってる意味とか分かりませんけど。
 つまるところ、ここ最近の事件というのがどうも「成歩堂龍一自身の事件」なのだ。こういう表現(*1)をしてもついてきてくれる人は少ない気がする。要するに事件のモロ渦中にいて、第三者的な立場にとてもいられないのだ、主人公が。あくまでも個人的な好みなんだろうけど、できれば第三者的な立場にいる方が好きだなー、とか思いますよ僕とか。なんつうか「自身の事件」になっちゃうと客観性を欠くというか、変に気を遣っちゃって冷徹な理論の裏付けに欠ける行動をとっちゃったりとか、いや今までのプレー経験からいってそういうことはなさそうなんだけど、なんかあるような気がしちゃうんですよええ気分的な話ですよ。あくまで気分の問題ですよ。雰囲気! アトモスフィアー!
 そんな事を思っていた僕ですが、やってみたらわりかしよかった。←頭悪そう。すごく。
 まあもちろん安楽椅子探偵に徹しきれないのはちょっと残念ですが、それにしたってここ最近の息詰まる攻防たるやどうだ。これはやはり「自身の事件」でなければ出てこない緊迫感だ。かなり熱い。ヤバい。ドキドキする。さすがに話の落としどころは見当がつきすぎるけど、それはそれとして今この瞬間が面白い。あーどうしよう今日くらいたまには家で、テレビにつないで遊んでみようか。ちょっとあの続きだけはやっときたい気がする。だいいち、外で遊ぶのは液晶面にデカい傷がついてて見づらいのだ (精神的逃避に失敗) 。

*1 成歩堂龍一自身の事件

このこと。

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2002.12.14(逆転裁判2より)

さらば逆転と言おう

 そういえば『さらば涙と言おう』ってまともに聴いたこと一度もない。
 そんなことはどうでもよく、車内探偵をする上でもはやこれ以上音声ナシではつらいっつうかすごい損してる気がするのでヨドバシでヘッドホン購入してきました。
 「貧乏くさい改造」とはいったものの他にコードを手際よくまとめる手段も見つからないのでクリップも事前に事務用品売り場で購入。で、音響製品売り場。適当に物色してたら、ドスゲエ製品を発見! 具体的にはパナソニックのRP-HS101なんだけど、このリンク先のへったくそな構成のオフィシャルページでわかってもらえるかどうか。接続用のコードが掃除機の電源コードばりに巻き取れるんですよコレ。す、凄え! 夢のマシーンだよ! というわけで速攻で購入。よく考えたらこの時点でさっき買ったクリップがまったくの無駄になっていますが、これが「買った物はすべて台無しになる法則」というやつか。
 で、そのヘッドホンの袋をぶら下げたままの帰り道に、エンディング迎えました (買った物はすべて台無しになる法則) 。
 
 まあなんだ、とりあえず言えることは、面白かったです。ゲームが。(できるだけヘッドホンのことは忘れようと努力)
 なんつうか逆転裁判2に関してあちこちで聞く評判で、「あてずっぽうで答えるしかどうしようもない設問がある」っていう話も聞くんだけど、あれ嘘じゃん。とか思いましたよ最後まで遊んで。いやマジな話脳髄フルスピードで考えれば分かる問題ばっかりだし、分からなかったとしても証拠品ひとつずつ総当たりでその機能と効果を考えてけばいくらなんでも気が付くと思うんだけどなー。そういう「真剣に考える」手間がけしからん、もっと簡単であるべきだ、っていう批評ならわかるんだけど、答がわかりっこないなんて批判は的はずれじゃん? とまあなんか不特定多数の世間に向けて暴言を吐いてみたりもするわけですが。
 つうか逆に、ええとこれまでに何度も言ってることではありますが、答がいろいろ思いつくにもかかわらず正解はひとつだけっていうのはやっぱりあって、そこはちょっとなーという気はします。あーていうかこれ遊んでる途中の人向けにアドバイスをすると、物凄いクライマックスの遊んでてもおそらくこれでラストだろっていう気がする設問。あれ、答えた後もしばらくメッセージ送らないと正解かミスかわかんないから。答えた瞬間はミスした時も正解の時も一緒のリアクションされるから。そこだけ注意してっていうか僕がまあそこで30分ばかりむだな時をすごしたわけですがチクショー。
 でもまあ盛り上がりましたな、最後! なまなかじゃない盛り上がり方でしたな、最後のほう! つうかエンディングの最後まで気を抜かせないつくりはお見事。正直ゲームのエンディングなんつったら普通はもうどうでもよくなってるもんですが、むしろスタッフロールなんざ見たくもねえよ! 去れ! ってなもんですが、そこをあそこまでスリリングにもっていくのは凄い。真面目にエンターテイメントを考えてつくってくれてるって気がして個人的にかなり好評価ですよ実際。

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