人生: 過去ログ 2001年03月

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過去ログ 2001年03月

※下に行くほど新しい記事です。

2001.03.04(ドラゴンクエストVIIより)

存続の危機を過ぎて

 例によって風邪のナニで更新には大量に間が空いたりなんだりしていますが、この間ただなにもせずにいたかというとそうでもなく、実はドラクエもうこの辺でやめちゃってもいいかという雰囲気になっていたりしました (いっそう駄目)。
 そう、この数日間でいわゆる人がゲーム途中でヤメる時の気持ちをかなり明確に再現できたようなそんな具合でしたマジで。
 一時的に飽きたんですよドラクエ。ドラクエの楽しさがどのへんにあったのか完全に忘れてたっつうか。「見失う」とか言うよりも、純粋に「忘れた」っていう方が近いような。実際その間ドラクエやってなかったわけだし。
 でまあ話的にもほら例の石版も最後の一枚だし、そうなるとこれで最後みたいなもんだしじゃあこれまでちょくちょくあったようなヒネリの鋭く入った話じゃなくて正統派のイベントだろうし、それってわりと普通な感じでつまんなそうじゃねえ? とか思ったりもして。なーんかもう最後だしどうでもいいやーとか真剣に思いましたよ実際。マタニティブルーっつうんですかね。100%適当言ってますけど今。
 で、なんかダルイーとか本当に口に出して言いながら一応流れ的にプレステの電源入れてプレーしたらこれがそうじゃねえっつうの全然楽しいっつうの。
 とりあえず最初にイキナリ的になんつうか例の靴を入手したんですよ。ハッピーに関係のある。経験値とも関連性を持つ。いつもながら隠したことになっていない説明。けど実際コレだーとか思いましたね。その時点までそんなアイテムの存在全然忘れてたわけで、スゲエ新鮮だったわけですよ。世界にはまだ自分の知らないナニがあるっていう、なんかこう自分の小ささを思い知らされたっていうか。ドラクエと比較して。いや冗談抜きで奮い立ちますよね正直な話。
 それ以降はもうドラクエに対する賛美の嵐。僕からの。そうそう会話楽しい!とか思いだした戦闘面白え!とかうわこの先すげえ気になる!とかよく考えたらまだまだDISC1じゃん!先長えじゃん!とか、それはいわばドラクエの面白さを再発見する旅 (ジャーニー)。
 結局ゲーム途中でヤメちゃう理由って、最初の頃のトキメキっつうんですかゲームの楽しさをなんかの拍子で忘れちゃうのが原因なんじゃないのかって思いましたよ。僕の場合だとたまたまある意味大詰めにきてて、それでかつ何日か間があいちゃったのがマズかったみたいで。人間こんなあっさり初期トキメキを忘れるものなんですかねー本当倦怠期のカップルぜんぜん笑えないですよ。

 とかやってるうちにゲームはいよいよ最後 (石版的に) のイベントをなんとかしまして、凱旋帰国をしようかって場面にさしかかりました。再びテンション上がってきた感じです。

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2001.03.05(ドラゴンクエストVIIより)

旅は続く

 ついに例のカラフルな石版の最後のやつをなんとかしたのが昨日。で、今日はこっちに戻ってその後の色々を物色してましたよ(*1)
 まあこの後も残ったあれこれがいくつもあるんで、即スタッフロールが流れたりはしないだろうとは思ってますが、なにしろ最後の石版です。なんつうかこうドラマティックな急展開がめくるめく感じで起こるんじゃないかとか思ってたら、意外なほど普通で。むしろいつもどおりで。
 しかしまあそれだけにこの先けっこう長く様々なイベントが待ちかまえているのであろうと思わせるものもあります。だいいちまだプレー時間80時間だし。おいおいあと (最速で) 20時間も残ってるのか。僕らはこの先どこに行き、なにを見て誰と出会い、そして、まあそれはそれだ(*2)。そんな調子で旅はまだ続くのである。とりあえずは例の水中にある輸送手段のことを心にきざみつつ、音楽の都的存在のあの場所に行ってみようかと思います。あと、かなり上空っぽい感じのあそこと。

今日の疑問:どうしてアミットせんべいは世界各地に輸出されているんですか? そしてどうして道具屋とかに売れないんですか?

今日の見逃し:洞窟っぽい場所で王様をさがす過程でけっこう意外な場所に部屋を発見して、うわまた俺見逃してた?ヤベエ!戻れ!とか思って再び石版はめてギュオーンつってキュイーンつってザッザッザッザッつってその他おおいに敵と戦ったりダンジョンの構造忘れてたりわりと苦労しつつ行ってみたら別に見逃してたわけでもなかったことが判明。しまった、わなか!? この話、心当たりある人も多いと思いますが。

今日のメモ:そんなこんなをしていたらいきなり主人公とガボが熟練度MAXになりまして、でも今日は疲れたので例の転職にまつわる場所に行くのもう面倒になったのでフィッシュベル戻って猫と話をして保存して終了。明日はまず転職することを忘れないように。あと、よけいな小物を売る。

*1 こっちに戻ってその後の色々を物色してましたよ

文章としていかにもなっていないが、隠すところは隠しつつ表現するとこうせざるをえない。

*2 まあそれはそれだ

まとめるのが面倒になった。

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2001.03.06(ドラゴンクエストVIIより)

ヤル気に関する問題

 えっ!? まだ例の大会はじまらないの? とか思いながら今日はスタートし、あれよあれよという間になんかこう海からザバーンってなって、岩が、こう、空が。(支離滅裂ぎみ)
 いよいよ事態は佳境という雰囲気になってきた。なんかこれけっこう何度も言ってるような気もするけど。しかし今までがいわゆるショートイベントの連続で、ある種話の本筋とは別ワクでストーリーが進んできたのに対し、今日あたりいよいよ話の本筋に肉迫してきたようなそんな雰囲気である。いや違うのかな。明日あたりからはまたショートイベントが始まったりするんだろうか。まだ82時間だしなあ。こういう逆算もあんまりよろしくないという気はするが。

 ところで今日、実はけっこうにあやふやなプレーをしてしまった。正直プレー中、自分が何やってんだかよく分からなくなってしまったのである。後になって冷静に考えれば分かるんだけどさ。なんかこう言われるままに (町の人とか仲間とかの言うとおりに) 行動していたらこう違う場所に連れていかれ、言われるままにアイテムを使ったらなんかあんな具合になって(*1)、言われるままに岩が、こう、空が。
 それで気付いたんですけど、やっぱりなにかしら人のためになるっていうのは凄いモチベーション上がりますね。ゲーム中。別にいい人っぽさをさりげなくアピールする気はないんですが、やっぱりそれが魔物にかなりリアルな方法で苦しめられてる町を救うとかいうビッグな話であれ、たとえばちょっと旦那さんの帰りが遅いんで探してきてくれい的なおいおいわしゃおいなりさんかい話であれ。オッケーはいはい旦那ねそこの洞窟! 洞窟オッケーまかせてとか思いますよ実際。そこいくと今回ったら別に誰のためというわけでもないが、まあ、伝説上こうやっておくとアリっぽいですよ? という具合の話だったのでモチベーションもなにも。まあ結果的にはみんな喜んでたんでアリといえばアリなんですけど。

 それにしても僕はドラクエに対して変なところで妙に高いハードルを設けてるなあとかちょっと思いました。

*1 なんかあんな具合になって

これでも大事なところは秘密にしとこうとがんばっています。

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2001.03.07(ドラゴンクエストVIIより)

モンスター職

 ついにモンスター職(*1)に手を出してしまった。遅いと言われるかもしれない。けっこう早い段階からその手のあれは入手しているわけだし。ただ僕としてはどうにもあれを消費しちゃうのがもったいなかったのだ。
 で、なぜじゃあ今になってそれなのかというと、本当の話いいかげん就きたい職業がなくなってきたのだった。なんかこれ何度となく書いてる気がする。しかし実際困っていたのだ。そりゃ別に職業全部をきわめたわけでもないんですけど。しかしこう、キャラクターイメージというものがあります。あと利便性と。主人公はもう「バトルマスター」と「かいぞく」をきわめた段階でほぼ終了なのだ。「ゆうしゃ」にはあんまり興味はないし、やるとすればそれはメルビンの仕事だ。しかしそうは言っても転職しないままほっておくというのもすごくもったいないので、じゃあいっそ目先を変えてモンスター職でもやってみようかということである。

 と、ここで問題になるのが例のキャラクターイメージというやつだ。今まででさえ「主人公が『わらわせし』じゃあねえだろう」とか思ってキャライメージと相反する職業に就くことを嫌っていたのに、今度といったらモンスター職である。主人公が「リップス」になったからといって、えーとまだそういうところまで行ってないのでこのへん想像なんですけど、将来的に「なめまわし」とかの特技を憶えるんだと思うんですよ。まさか主人公が「なめまわし」はあるまい。というかそもそもリップス自体あるまい。漁師の親ごさん達はそんな主人公の姿を見てどう思うだろうか。いやだめだこれではいけない。
 そこで考えたんですが、あれです。モンスター職というのは、たぶんスタンド(*2)です。ゴゴゴゴゴゴゴゴ。そうです主人公が別にリップス的な動作をするわけではなく、リップスの形したスタンドを主人公が放つのです。これだ! ありがとう荒木飛呂彦先生!
 というか実の話、僕はそうとう前からこういうキャラクターイメージ問題をなにかといえばスタンドで解決していた。それはつまりファイナルファンタジーIII(*3)なんだけど。十年間つねにこういう問題をスタンドってことで解決してきたわけで、なんて進歩のなさだ。
 思えばジョジョには人生で大切な色々なことを教わってきた。紳士たる者の心構えであるとか。世界一の科学力を持つ国はドイツであることとか。冷静になるためには素数のことを考えるのがいいとか。体力の補給には気の抜けたコーラを飲むのがいいとか。それは別の漫画だが。

*1 モンスター職

ある種のアイテムを使うことで職業がたとえば「スライム」になったりとか、そういうやつ。

*2 スタンド

『ジョジョの奇妙な冒険』読んでないと本格的にわからない話になってしまいますが、えーとなんか自分の分身っぽくて見た目が怪物っぽい超能力とか、そんな具合のものだと考えればだいたいOKだと思います。

*3 ファイナルファンタジーIII

転職 (ジョブチェンジ) は別にいいですが、そのたび見た目が女の子になったりむくつけき男になったりするのは、いくらなんでもないんじゃないかと思いました。当時。

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2001.03.10(ドラゴンクエストVIIより)

会話に歴史あり

 2日ほど日記を書かないでいる間に、ある古い話を思いだした。
 それはもう15年前の話。『ログイン』っていうパソコン雑誌が昔あって(*1)、それでRPGのクリエーター三人が集まって対談するっていう企画があったんですよ。なにぶん当時小学生だから詳細なディティールは忘れたんだけどね、こんな会話があったんですよ。

A「今クライ企画考えてるんですよ。パーティーの中で会話できる奴。『お前、あの塔どう思う?』とか」
一同「クライ!」

 なんだかわからないだろうから補足をしておくと、まず当時「暗い」(*2)というのは今でいうところの「オタク」(悪い意味で) とかそういうことを意味している。そして当時、パーティー内のキャラクター同士が会話するRPGというのは存在しなかったのだ。
 町や城のキャラクターが主人公に対してメッセージをしゃべるっていうのはかなり前からあったんだけど、プレイヤーキャラが喋るというのはそうとう先にならないと発明されなかった (「1人称のナレーション」とかは除く) 。意外にドラクエIのエンディングあたりが最初だったんじゃないだろうか、勝手に喋る主人公。
 ましてプレイヤーキャラ同士が会話するなんていうのは夢のまた夢。それは技術的にダメだったとかいうのでは当然なくて、また多分思いつかなかったというわけでもなくて、純粋に「クライ!」から誰もが二の足を踏んだのだろうと思う。
 そういう誰でもしり込みするような未開の荒野に最初に足を踏み入れたのが『ファイナルファンタジーII』で、そういう事ができたのは多分シナリオライターの人が脚本家出身だったっていうことが大きいんじゃないだろうか。素人だったら怖くてできない。で、逆に素人の強みというか、ファイナルファンタジーII〜IIIができるだけ避けるようにしていた「クライ!」要素を (たぶん無自覚に) 前面に押し出して作ったのが『エメラルドドラゴン』(*3)ということになるんだろう。
 全部が全部そうというわけじゃ当然ないけども、キャラクター同士の会話というのは客観的に見るとどこか夢見がちというか、痛々しさがつきまといがちだ。その理由っていうのは説明しづらいんだけど、とにかくそういう側面はやはりあると思う。しょうがないじゃないかあるものはあるんだから。

 で、ドラクエなんですけど。毎度毎度言ってることですが今回のドラクエでは会話するじゃないですか。主人公はしゃべらないけど、まあそれにしてもパーティーの仲間といったらかなり会話するわけで。これがそのわりに不思議とクラく感じない。
 たぶん口調がドラクエノリっていうか、他にまねのできない例の口調だからそう感じないんだと思うんですよ。あの口調ってなんなんでしょうか。若干軽めで素朴な感じの、ややオーバーアクトぎみでひらがなの多い。
 あ、気がついたけどそうかあの口調はマンガ口調なんだ。そうかそうだドラクエIのころの口調ったらかなり鳥山明マンガ(*4)に近いところもあったし。あれって意図的に鳥山マンガに近づけてたのかな。どうなんだろうか。
 とにかくまあ、今回のドラクエがクラくなく、つまりは痛々しくなくできているというのはプレーしてて嬉しいことだった。ドラクエが痛々しくあっちゃいけないという法はないんだけど、しかしまあドラクエはドラクエなのだ。なんだか抽象的な概念で申し訳ないけれども。

 抽象的ついでに現在のゲーム進行を抽象的に書くと、地中深くに潜ったところです。こ、これってもしかしてけっこうなクライマックスなんじゃねえの!? とか不安になりながら。

*1 昔あって

今もあります。全然違う雑誌だけど。

*2 暗い

しかし当時はしばしば「クライ」と表記していたが、なんだか泣いてるみたいだ。今だったら「クラい」と書くのだろう。

*3 『エメラルドドラゴン』

この会話に限らず、色々と野心的な試みをした作品でその意味評価は高いが、トータル的に後のゲーム界に及ぼした罪の重さも馬鹿にならない量になっていて、なかなかこのゲームの評価は難しいところだ。

*4 鳥山明マンガ

『Dr.スランプ』とか『ドラゴンボール』(初期) とか。

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2001.03.11(ドラゴンクエストVIIより)

激戦

 これはけっこうなクライマックスなんじゃないのか、と思いながら長い長い洞窟を進む。
 この洞窟はいわば「狂った洞窟」とでもいおうか、これまでのドラクエのダンジョン共通の「順につぶしていく」メソッドを無視したつくりになっていて、どう進んでもどこかに見逃しができてしまうような、そんな構造だった。見逃しがどこかに残っているというのはどうにも不安だし、今までと明らかに構造が違うという事実が「今回はこれまでとは一味違う」とプレーヤーに肌で感じさせるという憎い演出だ。
 とはいうものの、プレー中はそれどころじゃなくてどうにも不安な気持ちのままで先に進む。そしていわゆるボスとの戦闘。けっこう軽い気持ちで戦ったらこれが実に手ごわい。「ヤバいんじゃないの? これマジでヤバいんじゃないの?」と思っているうちにMPが底をつきはじめて、ほとんど運まかせのような感じで戦いが続く。
 と、主人公の放った「ばくれつけん」のアニメーションが2発しか当たらなくなった。普通は4発。これはつまり、2発目で敵にとどめを刺したということの予兆だ。○ボタンを連打するとあんのじょう「〜をたおした!」のメッセージが。ほっと息をつくと直後に真のボス的存在が登場。マジすかもうMP残ってないんですけど。明らかにさっきまでのボスより強そうだし。
 半泣きになりながらも手持ちのアイテムと特技を駆使して第2ラウンド開始。仲間がばんばん死ぬ。そのたびアイラの「天使のうたごえ」でどうにか生き返らせるも、今度はアイラが死ぬ。貴重なストックの中から「せかいじゅの葉」を使う。
 主人公の「ばくれつけん」とガボの「かまいたち」だけが敵のダメージで、アイラは誰かが死なないかぎり「たたかいの歌」を歌いつづけ、メルビンはもはや毎ターン「賢者の石」専門要員である。それでもしばしばHPが劇的に減らされる。回復のために主人公がベホイミを使うと、もう攻撃戦力はガボ一人しか残っていない。
 主人公が死ぬ。「天使のうたごえ」をかけるが、何度使っても効かない。その間に他の仲間のHPが削られていく。あきらめて最後の「せかいじゅの葉」を使う。
 「時の砂」を使って仕切り直すべきかどうか悩む。もうここまできたら全滅覚悟で続行することに決める。

 そして、「ばくれつけん」のアニメーションが3発で止まる。

 DISC 2に入れ替える時がきた。いかにも世間一般ありがちなDISC 2入ったドラクエの箱どこにやったっけたしかここに置いてたはずなんだけどなあ、的な失敗を間にはさみつつ、パッケージをどうにか探しだしてCDを取り出す。一度も箱から取り出されていないそのCDは、箱から引きはがすのに少し力がいる。
 激戦のあいだ中コントローラーを強く握りしめていた反動で、CDを取り出す指がずきずきと痛かった。

 いよいよ明日からDISC 2です。

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2001.03.12(ドラゴンクエストVIIより)

ボーイズ・ドント・クライ

 昨日は昨日で熱い戦いだったんだけど、今日は今日でボルテージも上がりっぱなしの天井知らずといった御様子。なんともここんところ盛り上がりっぱなしでこ、こいつはいよいよエンディングも近いか? (走りすぎ) といった具合です。
 というのもここ数日、様々な伏線がけっこうな勢いで収束していってるからで、やっぱり気になってた謎の答がはっきりするというのは気持ちイイですねマジで。

 今回のドラクエ、今までと違って伏線が機能するまでに時間がかかる場合が多い。何度も書いてるとおり『VI』はちゃんと遊んでないからよく知らないんだけどさ。とにかく少なくとも『V』までは「なんだかよくわからないこと」も、ほぼその場というかちょっとフラグを立てさえすればすぐに結論が出て納得できるようになっていた。それが今回のドラクエといったら、なんだかわからないことが本当になんだかわからないままでそうとう長い間ほったらかしにされるのだ。
 そりゃまあ以前のドラクエでも思わせぶりなセリフとか、あとそうだ鍵がかかっててかなり先まで入れないところとかそういうのはあったけど、しかし今回のはどうも勝手が違う。ちょっと言いすぎではあるが、幾つものイベントが同時進行している感じすらある。これはこれで面白いし、解決した時のウォー感も高いので個人的には大いにアリですが。
 しかしちょっとこう複雑になると小学生とかのお子さんがたには辛いところあるんじゃないだろうか、とつい思ってしまうんだけど、でもまあそうでもないのか。これはたぶん大人の過保護というやつで、子供をなめちゃいけない。小学生だって小学生なりに複雑な話だったらメモだってするだろうし、子供ネットワークの情報網は大人のそれをはるかにしのいだりもするものだ。なんだったら攻略本だってあるわけだし、だいいちドラクエII当時だって小学生が立派にロンダルキアを越してたくらいなんだから。今の子供たちもやっぱりゲームボーイのドラクエIIとかでヒーヒー言いながらシルバーデビルにメガンテかけられてるのかな。ちょっと肩をポンと叩いてあげたい気持ちではある。

 そういえば世間の声では今回のドラクエ、イベントのあちこちでやけにシビアな話が多いって言われてて、それは確かにそうだと思うんですけど、それで小学生の子供たちにある種トラウマになるんじゃないかって、まあ冗談みたいに言われてるわけですが、それにしてもそれって違うんじゃないだろうか。
 重い話に対する子供の無視する力は我々の想像をはるかに超える。
 「無視する力」。
 だから思うんですよ子供って話重かったり難しかったりしても、適当に流してそういうのと別ベクトルの楽しい部分を軽快にすくいとるじゃないですか。いったい子供たちはどんな気分でガンダムやダンバインやよりによってZガンダムを観ていたというのか。そりゃもちろんウワーモビルスーツかっちょいいーとか思って観ていたのである。その御都合主義的な整合性たるやどうだ。そりゃ週刊ジャンプにジョージ秋山の『海人ゴンズイ』も連載されるわ!(古)
 で、たぶん子供たちはドラクエやりながらなんつうかメチャ渋な部分は適当に流してイベントを先進めたり戦闘とかレベルアップとか楽しんでるんだと思うんですよ。それでもっと何年かしてその時になったらどうせニューハードでリメイク版のドラクエVII出るからそれプレーして、あーココこんな話になってたのかスゲー、重てー、とか思うんですよ。
 つまり現在の子供プレーヤーは大人になってからもう一度楽しめるってわけで、なんかうらやましいなあ子供。

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2001.03.15(ドラゴンクエストVIIより)

がんばれ俺

 まあ別になにをがんばるとかがんばらないとかいう問題でもないんだが。
 どういうことかっていうと、マジな話眠いんですよ。もうスゲエ眠い。どうよ?っていうぐらい眠い。推測ですがおそらく近辺を『レクイエム』が矢を持って歩いているものと思われます。オ、オレとジョルノの体がッ!
 現在の進行状況といったら例の天下一決定戦的なイベント (優勝はジャッキー・チュン) も終わり、髪形の印象的な人が仲間になったあの場面で、これはついにあの懐かしい場所に行ったり行かなかったりするのかというなかなかのヤマ場といっていいだろう。いや本当の話先はおおいに楽しみではあるんですが、レクイエムにそばを歩かれてはまずい。「まずい」じゃねえっての。
 ところでドラクエで眠りといえばラリホーであって、こういう場合のたとえにはジョジョの奇妙な冒険をむりにひっぱりだすよりも素直にラリホーをかけられたとかなんとか言ったらいいんじゃないのか、と今ふいに思いました。甘い息をふきかけられたとか。えーとあと他に「眠り」状態になる攻撃ってあったっけ。

 とかなんとか書いてて思いだしたというか気付いたんだけど、そういえばドラクエは意外に技名のバリエーションが少ない。変な言葉だ、「技名」。すなわち技の名前である。すごくつまらない説明をしている。
 まあ今回のドラクエとかは特技というもののおかげでぐっと技のバリエーションも増えたんだが、敵の攻撃に関していえばこれはやはり限られている。
 これはつまりドラクエの戦闘モードでの文法というか、「××は〜〜をした!」という文章で表現するというお約束があるせいなんだろう。たとえばファイナルファンタジーとかだと敵がなんらかの技をかました時の説明は文章じゃなくって、ただ「〜〜」とだけ名詞で表示され、同時にある程度のビジュアル表現で説明されるようになっている。これなら技名も使いほうだいである。しかしドラクエ方式だとそうもいかない。
 だっていきなり「××は死のルーレットをまわした!」とか表示されてもプレイヤーは何のことかわからず困るだろう。だいいちまわすものなのか、それって。しかしだからといって「××は死のルーレットというぐあいのわざをつかった!」でもないだろう。それはますますいけないんじゃないのか。
 「××は死のルーレットを……!」 だめだ。それもだめだ。むしろそれではダイイングメッセージだ。ここにドラクエ的表現世界の限界があるといっていい。

 ドラクエは主に文章、それも特に話し言葉で大半を説明するようにつくられている。そういえばドラクエ以前の堀井雄二作品『ポートピア殺人事件』とか『オホーツクに消ゆ!』に至ってはナレーションもなくて、全部がセリフで構成されていた。考えてみればそういう表現を発明したのが堀井雄二だった。つまるところこの人のシナリオというか表現に対する姿勢がそういうことになっているのだろう。それはそれで悪いことという気はしない。ちょっとかたよってるような気はしないでもないが。
 ああそうかそれならこういうのはどうだ。「『××に注意するのよ! あ、あれは死のルーレット!!』」仲間がそう叫ぶのだ。
 うるさくってしかたがないと思う。

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2001.03.17(ドラゴンクエストVIIより)

言葉の壁

 気がつけばもう世界の大半をまたにかけ終わってしまっている。
 いやもしかするとこの後いきなり今までの世界とはまた別の世界が現れるという可能性もなくはないんだけど、たぶんないだろう。雰囲気で物言ってます。
 とにかく世界をまたにかけ、五大陸に響き渡ってしまった (すいません何がなんだか僕にもよくわかりません)。今までのなんというかホラ例の石版を埋めるとか色々と旅の目標もあったんだけど、そのへんもひとくぎりついてしまって、この先いったいどうなるんだろうか。本当に予想がつかなくて不安だ。まさかこのままエンディングになだれこんだりはしないだろうが。だいいちまだ86時間である。いやだからこうやって逆算しながらプレーするのやめなさいってば俺。まあそれはいい。

 ところでこうやって世界をまわってふと思うのは、全世界的に同じ言語 (日本語?) 使ってるんだなあ、っていうことです。いや別にそれがいけないとか言うつもりもないしアラ探しをするわけでもないんだけど。問題提起とかじゃなく、単にそうなんだなあっていう意味あいで。
 世の中のたいていのRPGというのは、こういう風にできている。たしかファイナルファンタジーIでは古代語を話す町もあったけど、それも学者のウネに一言レクチャーされただけで以後ペラペラになるっていうインスタントぐあいでした。あとはせいぜいカタコトでしゃべる町がある程度じゃないだろうか。ドラクエIIIのスーの村(*1)とか。ひんたぼ語(*2)とか。
 まーネットワークRPGとかだと言葉の壁がやっぱりあるわけで、別の言語圏の人とコミュニケートするのは一苦労なんですけど。やったことないから想像ですが。「FUCKIN'JAP !」とか言われちゃったりするんでしょうか。そして「ファッキンジャップぐらい分かるんだよ」とか言いつつ北野武が銃を速射 (その場面しか知らない)。よく考えるとこれ、言葉の壁とは微妙に違う問題だし。
 そんなこんなで考えると通常RPGで世界中同じ言語でしゃべってるのも不自然といえば不自然ですが、しかしだからといって他の国に行くたびに違う言語しゃべられていちいち辞書引くのも不便きわまりないし、ゲームとしての楽しさを優先すればおおいにアリなんでしょう(*3)。ちょっとまとめに入ってみましたが。あと真面目な話、例の堀井雄二節が楽しめないっていうのも困るし。
 実際「〜じゃよ」っていう言い回しって、たとえば英語でどう表現するんでしょうか。たぶん語尾で直で「じゃよ」みたいな言い回しは英語にないから、「おまえ」を「thou (汝)」と訳したりして、全体的に古語っぽい雰囲気の英文にすることになるんでしょう。けっこうまともなことを書いてみた。でもそれだけだと硬すぎて、さいごの「よ」の部分が活かされてない気がする。語尾に「OK?」とつけてみるっていうのはどうだ。「〜じゃよ?」 なんだか『神聖モテモテ王国』みたいになってきたぞ。
 こうして考えると、堀井雄二のセリフの細かいニュアンスの妙を直で楽しめる我々ジャパニーズ語圏の人間はけっこうな幸せ者とはいえまいか。言えない? 言えるでしょ絶対。もしあの「わしは このしろの おうさま じゃったのだよ。かっ、かっ」が「わたしは このしろの おう です。はっはっはっ」だったとしたらどんなにつまらなかったことだろう。いいぞ日本語!

*1 スーの村

ネイティブアメリカンをイメージした村で、今にして思うとあと一歩で怒られそうな場所でした。

*2 ひんたぼ語

『たけしの挑戦状』に出てくる原住民の村の言葉。絶対怒られそう。

*3 ゲームとしての楽しさを優先すればおおいにアリ

ちなみにずっと昔のMacintoshかなにかのゲームで、本格的に人類の言葉じゃない会話 (宇宙語かなんか) で成り立っているアドベンチャーゲームがあったけど、あれ面白かったんでしょうか。

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2001.03.18(ドラゴンクエストVIIより)

転職に関する困った事態

 話は急展開につぐ急展開。昨日まったくこの先どうなるのか分からないというか、まあ正直言えば多少はこうなるんじゃないのかと予想しないでもなかったんだけど、しかしそれはあくまで単なる個人的なショボ予想。本当にそうなるかどうかの確証はまったくないわけで、つまりその時点ではすべてが謎のベールに、ホレ、あれだ。そんな調子だったわけですよ。
 それが今日といったらもうアレがあんなことになってさらにはアレがあんなことに!? えっ! あ、アレが!!? そ、そんな! まさか烈海王とドリアンが同門だったなんて!(関係ねえ) そしてさらにアレが登場! こいつは嬉しいハプニングだ! その上今度はアレが、ええっそんなことできるんですか? とかなんとかなった上でいま現在は物理的に熱い戦いを終えたところなんですが。
 だいたいこの段階で話の筋道は見えてきたといっていいだろう。たぶん。この先、その、残りのアレをこのような手順でアレしていくのだ。なんだか今回異常なまでに抽象的な日記になっている。なにしろこの辺のできごとはとてもじゃないが具体的に言えないわけで。
 えーとこれくらいは言っていいだろう。今現在、またしても転職できない状態になってしまっている。諸般の事情で。うーんそういえばこの直前くらいにある人から「熟練度がマスターに近いキャラいるんなら、そこまで育てておいた方がいいかもしれない詳しいことは言えないけど」的な、今じゃ言えない秘密じゃないけど風アドバイスをもらってはいたのだ。それはもう少し具体的に表現するなら、この先しばらく転職できなくなるので熟練度はマスターにしてさらに転職しておけば、当面熟練度マスターになってるのに転職できねえウキーとかいう状況にならずにすむ、だからそうしろ、ということだったのだ。で、僕はといえばまさにそういうウキーとかいう状況になっているのだった。ウキー。
 というかですな! 諸君! こういう転職しようにもできない状況っつうのはどうなんでしょうな、諸君! 今回のドラクエに対して僕はあえて勇気をもってNOと言いたい! 転職させろと! だってあれですよ、熟練度はマスターになったらもういくらモンスター倒そうが上がらないんですよ? それでいてザコ敵は際限なくわき出てくるし、第一レベル的には足りないし武器を買うゴールドも少ないのでザコ敵はどんどん倒してかないといけないし、しかしそれでいて熟練度は上がらないというこの矛盾! も、もったいねえ! 確かに経験値もゴールドも手には入るが、熟練度をみすみすドブに捨てているというのは魅力50%減といって過言ではありますまい。それに弱い職業のままでいるというのはゲームバランス的に言ってもどうなんでしょうか。というか実際いまアイラが「わらわせし」のマスターなんですよ。もう死むほど「スーパースター」にしたいんですよ。いったいスーパースターになれずして何のためのわらわせしか。
 たしか前に転職できない状態になった時も似たようなことで困ったし、本当の話なんでこんな設定になっているのか理由がよくわからない。たしかに例の転職にまつわる場所に移動できるようにしちゃうとストーリー展開上なにかと厄介なのはわかりますが、なら適当なところに適当な「出張転職所」(←しょぼい) みたいなものを用意すればそれで済むことだと思うんですが。そのルーチン作るのがそんなとりたてて大変なようには思えないんだけど。まあ推測でしかないですが。
 あーところでこれ、もし明日ゲーム再開してみたらいきなり町のまんなかに出張転職所とかできてたらマジ格好悪いですね。ゲーム的には嬉しい驚きではありますが、日記的には大変にカッコ悪いですね。そうなってほしいような、そうなってほしくないような非常に複雑な心境のまま今日の日記は終わるわけですよ。

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2001.03.20(ドラゴンクエストVIIより)

想像だけでものをいう

 とりあえずこれだけは報告しておくと、転職できる具合に話が進みました。ハイハイハイそういう事ですよ (負け犬)。そうやって僕をナイナイかなにか扱いで人間以下に蔑めばいいさ。ごめんナインティナイン。
 それにしてもふと気付けばもうゲームも終盤である。とかなんとか毎回書いてるけど。しかしどうも推測するに、すでに (大きな流れとしての) 最終イベントに入ってるような気がする。あと中イベントを両手で数えられるくらいこなしたらエンディングだったりするんじゃないだろうか。心底想像だけでものを言っている。だが、ドラクエをやり続けてきた (『VI』除く) 長年のカンでいえば確かにそろそろという雰囲気なのだ。なんとなくこういう話の流れでいけば、もうしばらくしたら最終決戦なのだ。
 もっともその間けっこうな数のイベントもこなすだろうし、まだまだ先は長いと言うこともできる。これはいったい先が見えてきたといって一抹の寂寥感を感じたものか、まだまだこれからだと気持ちをひきしめたものか。個人的にはだからこうということもなくいつも通りの気持ちでゲーム進めてたりするので、いまいち日記的にはつまらない展開だ。もっとなんか感じてもいいんじゃないのか、こう「あと少しでこの長い冒険の旅も終わるのだ。それは嬉しいことでもあるけれど、同時に僕はなんとはなしに残念なような気持ちになった」とかさ。なんてつまらない人間だ僕は。
 そんなことはどうでもいいんですけど、ある程度こう話の筋道がみえてくると、それに連鎖するみたいな形で他の筋道も見えてきたりしないですか。あまり具体的には言えないんですけど、現状こうなっているということはそうかあの閉まったままの扉はこういう意味だったのか的な。スゲエ抽象的な話で申し訳ない。
 そうなってくるとさらにイモヅル式っつうんですか、その扉の奥には恐らくああいうものがあるなとか、そこに至る過程では多分ああいう事をするなとか、想像はある種広がりっぱなしです。そしてこの想像どおりに話が進んだ日にはどうにもつまらねえっていうか、まあ想像当たったぜヤッター系のよろこびもあるんですけど、やっぱこうつまんないじゃないですか。
 例によって刃牙ネタで恐縮ですが、「予想は裏切り期待は裏切らない」っつうのが理想だと思うんですよ。あんまり裏切られっぱなしでも疲れそうだけど。意表は突きつつもそれでいて納得できる、むしろ騙されたことに乾杯できるっつうぐらいのがメチャメチャ格好いいじゃないですか。
 そういう意味で、今後ドラクエの展開がどういう具合に進むのか乞御期待っつうところですよ。個人的に。果たして全てが予想通りに進むのか? それとも想像をはるかに超えたサムシングがアレするのか? 誰か死んだりしないだろうな? それにしてもああいった雲の上の存在的な人々を具体的に鳥山キャラで描写しちゃうっていうのは実際どうなんだろうか? それと言い忘れてたけどあの場面でムービーっていうのは本当の話実際どうなのよ? とか色々言いたいことはあるわけですが、あ、途中から趣旨変わってる。

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2001.03.22(ドラゴンクエストVIIより)

意思の弱さは貧乏脱出大作戦なみ

 この件に関して話すことは僕の過ちを公表することになるので、できることなら避けたいところだった。しかし僕は僕自身の弱さを認める勇気が必要なのではないだろうか。僕は僕自身の。(響きが気持ちよかったのでくり返してみた)
 それは一昨日のこと。そういえば例によって昨日の日記を書いていない。そんな一昨日のこと。僕は思った。苦戦している。
 どうもここのところ、ザコ敵相手に苦戦している気がする。以前は「ばくれつけん」やら「まわしげり」やらでなんだかんだで1ターンで敵を全滅させていたりしたんだけど、これはどうも勝手が違ってきている。2ターンどころか4、5ターンくらいかかるときもある。なんだったら敵のラリホーマにかかったりシビれたりして攻撃力が激減したり気がつけば2人ばかり死んでいたりする。
 これではいけないというものです。むしろ「これでいい」と言うような人がいるとすれば、それはそれでまあ男らしい気もしますが、そういうことじゃないだろう。やはりダメです。つまりここで必要になるのはズバリ経験値稼ぎということになるわけですよ。
 稼ぐぜ〜経験値を〜。口笛を吹いて〜とか鼻歌まじり (鼻歌!?) で敵を殺戮したりこっちが殺戮されたりのいい勝負をくり広げるわが精鋭たち。さしずめ気分はナポレオン (ゲームボーイアドバンス版) とかそんな調子の。相変わらず適当書いている。
 で、そのうち職業もマスターになったりしたんですが、そこで疑問が急浮上。おれたち、このままで本当にいいのか? 深刻な顔で切りだす男。僕ですが。えーとつまり、現状回復魔法のエキスパートが一人しかいないわけです。正直打たれ弱いガラスのパーティっぷりを発揮しています。それというのも「主人公はモンスター職 (スタンド使い) という方針で」だの「ガボが魔法じゃないだろう」だのよけいな思い入れの入った職業選択をしているせいなんですが、あーそうです悪いのは僕ですがとにかく、このままではイザという場合に非常な危険に陥ることがだんだんわかってきた (遅) わけで、そこでこのままで本当にいいのか? という疑問が浮上してきたわけですよ。
 つまるところアレです、モンスター職 (スタンド使い) の主人公を「ホイミスライム」にしたとして、それで究極的にどの程度の魔法を憶えるのかですよ。万一これで「ベホイミ」どまりとかだったら最悪じゃないですか。すでに憶えてるし。それでいて考えるとだってホイミスライムなんだからベホマが使えるわけないじゃんとか言われたら (堀井雄二などに) ぐうの音も出ないですよ。
 で、解決編として僕は翌日本屋でドラクエの攻略本を探したのです。正直言ってこれはそうとうの甘ちゃんっぷりではないだろうか。自分で試すこともせずにイキナリ攻略本をあたるというのはどうなんでしょう。このへん人それぞれの価値観にもよるでしょうが、あくまで自分が自分に対して決めた自分ルール的に言うならかなりの負け犬、むしろゲス野郎と言って過言ではない。
 そんなゲス野郎 IN ヨドバシカメラの攻略本コーナー。探しづれえ!(*1) やめた! もう攻略本探すの面倒くせえ! インターネットの攻略サイト見るゼ! この時点でウジ虫野郎に降格するゲス野郎。で、そんなウジ虫的には速攻で情報も見つかってとりあえずOKなんですが、この意思の弱さたるやどうだ。本当、どうなんでしょう。

*1 探しづれえ!

ヨドバシカメラ札幌店の本の置き方はいくらなんでもひどすぎる。どれだけ店員が多忙であっても、あれでは怠慢のそしりをまぬがれないのではないのか。

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2001.03.29(ドラゴンクエストVIIより)

近況報告ですらない

 ちょっと自分でもどうかと思うくらい更新してないですが、いや、本当に、ねえ。
 個人的にここのところ色々ばたばたしていて(*1)ドラクエも日曜からこっち遊んでないですよ。なんだ日曜には遊んでたんじゃないのか。
 そのあたりを含めて次回なんか適当に書きたいと思います。えーと、あーとりあえず今日もまたドラクエやらずに寝ることになりそうです。

 とかいう具合に書いたのが昨日のことなんだけど、これをアップしようとしたらサーバが応答しないというていたらく。というかむしろ今日もアップに失敗しまして、おいおいどういうことだこれは。ダメな奴は何をやってもダメだと言って過言ではない。まったく人生って奴は。しかしいきおいとはいえ何を口走っているんだろうか僕は。

*1 個人的に色々ばたばたしていて

という風にWeb日記で書くと身内の不幸とかハードな色恋沙汰とか金銭がらみとかが想起されるのはいったい何故? 一応言っておくと、今回に関しては別にシリアスな話ではないです。日曜洋画劇場の『L.A.コンフィデンシャル』見逃してチキショーとかそんなレベルのばたばたです。

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2001.03.31(ドラゴンクエストVIIより)

これまでのあらすじ

 なんだかもう休んだり休まなかったりでこれはすでに「日々を記す」日記とは言えない。言えないが、それは最初からそういえばそうだ。
 で、この間なにがあったのかという話をしようじゃないか。
 基本的にはレベル上げでした。えーと約10日ほど前にも書きましたが、明らかに職業の熟練度とレベルがジリ貧だったわけですよ。そしてストーリー進行的にはそこから一歩も進んでおりません。ええ進んでおりませんとも。
 困ったことに、レベル上げがまたしても楽しくなってしまったのだった。レベル上げというか、熟練度上げが。もはやザコ敵も瞬殺できるほどにレベルは上がったんですが、それでもついもう少しとか思ってザコ敵を殺戮してしまう。なんという恐ろしいシステムだろう。麻薬のようだと言って過言ではあるまい。むしろドラッグのようだと言って過言でもあるまい。ちょっとオシャレに言い換えてみました。←みるな。
 これというのも、えーと詳しくは言わないがいま近辺に例の「ひとめ見ただけで熟練度がわかる」能力者がいやがるのです。これがまずい。まずいってことはないんだけど、これがために熟練度上げにハマってるわけなんですよ。
 とりあえず話を聞いてみたところ、まああと40回ばかり戦えば熟練度が上がるとか言われてそりゃ無理ッスとか思わせるキャラもいれば、あと8回とか言われるキャラもいるわけですよ。あと16回とか。で、まずはその8回を目標に口笛吹いたりしてるわけなんですけども。それで適当に戦ってるうちに熟練度も上昇。で、再びとりあえず例の能力者に話を聞いてみると、前に聞いたときは「あと16回」だった奴が、な、なんてことだ!「あと8回」になってるんですよ。引き算的に非常に的を射ていますが。
 あと8回くらいなら楽勝だゼ〜とか思ってまた戦って熟練度上げて、それで例の能力者に話を聞くと今度はまた別の奴があと12回とか言われて、まあその程度ならイケるぜとか思ってまた戦って、そうするといつのまにか最初「あと40回」って言われてかなり無理感のただよっていたアイツまでもが「あと2回」になっていたりするという夢のようなマジック。これを延々くり返しているうちに夜が明け、太陽が沈み、また夜が明けといった具合。仕事してないのか。
 そんな事をやってる間にわが屈強のパーティ達が大変なことになってしまいました。強すぎですこの連中。かなり使える特技をバンバン憶えやがって敵は1ターンで倒すはMPは減らないわで、宿屋に行くひまさえありません。正直言って戦闘始まったら適当に○ボタン連射してるだけで楽勝です。むしろ下手すると画面見てません。さらに言えばテレビの横のMacの電源入れてネットサーフィングに興じる始末。そうこうしてるうちにもレベルはますます上がる一方で、さらに楽勝感は強まっていきます。
 ヤベエ! なんか自分、ドラクエ本来の楽しみ方からどこかズレてきてる! とか思うんですが、しかし熟練度上げも楽しいわけで、じゃあパーティー全員が「あと20回」以上って言われる状況になったらもうキッパリやめることにしよう、実際20回なんの変化もなく戦うのもつらいし、とか思ったもののなかなかそうならず「あと15回」とか「あと17回」とかがせいぜいなのが熟練度の不思議。
 そんなこんなでもう十分以上に強くなったんで、明日から話を進めようと決意しました。今日が我々の独立記念日なのだ。

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