人生: 過去ログ 2000年12月

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過去ログ 2000年12月

※下に行くほど新しい記事です。

2000.12.01(ドラゴンクエストVIIより)

一筋縄ではいかねえぜ

 あー手ごわいなあ。今いるこの場所がどうにも手ごわいなあ。と話せば分かる人には分かるでしょう。そうです、手ごわい所にいま私達はいます。
 この手ごわさはIIIのロマリア、シャンパーニュの塔レベル(*1)か。あー少し違うかも。手ごわさの意味合いが違ってきてるかも。シャンパーニュの塔は地道にレベルを上げればいつかは通過できる、基本的には敵が強いだけっていう感じでしたが、今日のここは一味違います。戦闘がなかなかキツイのももちろんだけどむしろ精神的に叩きのめされる、いわばIVの四章みたいな手ごわさ。なんともやっかいな展開。そんなこんなを経験して今これからいよいよ、という雰囲気まで来ましたが、ここで安心してはいけない。そんな気がする。まだなにかひと波乱ありそうな雰囲気がにおう。手ごわい。それにしても「手ごわい」って言葉、こう何度も使うと変な感じだ。手ごわい。

*1 シャンパーニュの塔

ここが手ごわく感じたの僕だけですか?

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2000.12.02(ドラゴンクエストVIIより)

ハローワーク

 職業、それはワーク(*1)
 君たちとしてはどうだろう、最初につく職業に何を選んだでしょうか。いきなり「わらわせし」を選んだっていう人は相当になにかが歪んだ人だと言いきれるんですが、まあ実際の話ふつうは「せんし」を選ぶんでしょう。たぶん。あ、主人公の話ね。
 ストーリーの流れからいうと、「ふなのり」という手もありえますね。あーふなのりかあ、そっちにすれば良かったかなあ。
 で、僕はといえばなぜか「ぶとうか」を選んだのだった。どうだろうこの中途半端なチョイスは。いや待ってくれ一応考えはあったんですよ。将来的に「バトルマスター」に転職しようという予定があって、そうなると当然「せんし」と「ぶとうか」はきわめないといけないわけです。で、「ぶとうか」だと剣とか武器が必要ないので「せんし」に比べて金銭面でラク、なら初めは「ぶとうか」をきわめておいて、強くなってから「せんし」にガンガン金を使うというスタイルでいこうと決めたわけですが、どうもやってみたら「ぶとうか」でも武器が必要になるのは一緒だったらしくて、なんだか何をやってるのかよく分からなくなってしまいましたよ。自分が。
 ていうか、え、マジでこうなの? 普通武闘家といえば武器がほとんど装備できないもんじゃなかったの? というかそれはIIIの話ですけど。VIは転職するところまでいかなかったので知らないし。で、もしかすると今装備してるこの武器はたまたま転職時に装備してたからくっついてきてるだけで、一度はずすと転職するまで装備できないんじゃないかと心配する今日この頃です。新しい武器とか買っても装備できないんじゃないかとか。

*1 職業、それはワーク

すいません意味ないです。

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2000.12.03(ドラゴンクエストVIIより)

大変なことになっている

 困ったどうしよう。
 大変なのである。ヤバイのである。取り返しがつかないのである。あ、取り返しはつけようと思えばつくんだっけ。
 えーと、この話はある程度具体性を含んでいるので、未プレーでかつ驚きを大事にする人は読んじゃいけませんが、いやでもそれほど重要なことじゃないんだけど、むしろどうでもいいようなレベルの話ではあるんだけど、まあいいや。
 で、とにかく問題は今日のプレーである。いきなり「問題は今日のプレー」と書くとなんだかゲームとは別の種類の話のようでそれはちょっとどうだろうという気にもなるが、今日のプレーである。とある町である。町じゃなかったかも。建造物だったかも。とにかくそこである。私は本棚を何の気なしに調べた。そこには『勇者ヘッポコ君』(←具体性) があった。第五話だった。
 だ、第五話!?
 そうなのだ。って、僕以外の人にはなにが「そう」なんだかさっぱりでしょうが、僕は第三話までしか読んでいないのだ。つまりどうやら僕は第四話をすっとばしてしまったらしいのだ。どこかの町のどこかの本棚で、第四話は長く深い眠りについているのだ。とにかくこれはまずい。
 いや、勇者ヘッポコ君じたいはどうだっていいんだけど。問題は自分の町中本棚チェックに見落としがあったという事実で、こうなると自分を信じることができなくなってくる。町中ツボチェックや町中宝箱チェックすらもあやしくなってくる。というか要するに見落とした石版がどこかにあるかもしれないということになってくるのだった。キャー!
 もちろん全部の町を最初からチェックしなおせば万事オーケーではあるんだが、そんなことやってられるかという気持ちもこういっちゃなんだがあるのである。しかしもし石版を見落としていたとすれば、先延ばしにしていてもいつかはそういう事態がやってくるわけで、それを考えると今から僕はなんというかある種のあせりのようなものを感じるのである。
 と、ここまで書いて気がついたんですが、なんともリアルタイムな原稿でおどろきですが、とにかくもしかしてアレか、あの占いのおばあさん、あの人に聞けばいいんじゃないか! そうだそうだ、ってここまで書いてさらに気付いたんですが、お、オレあの占いばあさんの居場所憶えてない! キャー!

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2000.12.04(ドラゴンクエストVIIより)

もうダメかもしれません

 地獄芸者!(挨拶)(*1)
 僕はもうダメです。本当にのうダメです。このようにキーの打ち間違いがあってもほっておいてそのまま確定するほどにもうダメです。
 今日の話から始めよう(*2)。今日は例によって例のごとく仕事終わりでそうそう体力もないのでかるーく30分ばかりやって即寝ようかと思っていたのだった。労働者ブルースだった。空しい青春だった。青春ってことはないだろう。で、ちょうど前回だったか前々回だったかその前だったか、よく憶えてないんですけど、とにかくある種の箱を開けるアイテム(*3)を入手したところだったので、今日は世界各地をまわって世界各地のある種の箱を開けてまわってこようとか、そんな事をぼんやりと思っていたのだった。ちなみに今の一文には重複表現が2つもあったが、なにしろぼんやりと思っていることなので仕方ない。そんな文章技巧などに構っちゃいないのだった。あーぼんやりって便利だなあ。そんなことはどうでもいい。
 問題はその途中着いたある町でのこと。別になんのつもりもなく、例のぼんやりの延長線上で僕は町の人に向かって便利ボタンを押したのだった。つまり話しかけたのだった。

 またメッセージ変わってやがる。

 キシャー! 神よ! というか主に堀井雄二さんよ! アンタやりすぎだぜ! あ、これがなんでキシャーなのか分からない方は11月27日分「驚愕の新事実」をごらんください。そんな具合でとにかくもうヤバいのである。ちなみにもう少し状況を詳しく書くと、「新しく発見される方の町」のメッセージが変わっていたのである。なんのことか分かる人には分かる通り。しかしこれには参った。まさかこっちの方まで変わるとは思っていなかった。こうなってくると事は重大だ。世界中を回りなおさねばならない。いや、ならないってことはないんだけど、やはりならない。個人的には。しかし今までに行ってきた町や城だってもうすでにけっこうな数にのぼっているのだ。これを30分でめぐるのは至難である。というか無理だ。いやむしろこの驚愕の発見に心は躍り唇は乾き目はショボショボになり要するに疲れきってしまった。体力と判断力の低下したこの状態で今日このままプレーを続けるのは危険であると判断して、いったん電源を切りました。こんな事でいいのか。

*1 地獄芸者

はやらせようと思います。

*2 今日の話から始めよう

あたりまえか。

*3 ある種の箱を開けるアイテム

この表現、もうほとんど隠してることになってないんじゃないのか。素直にブワーッと「××の××」とかそういうことを言った方が話早いんじゃないのか。それでも僕は心配性なのでこうやってあいまいな表現を使うのだった。

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2000.12.05(ドラゴンクエストVIIより)

メモ

 地獄芸者!(挨拶)(*1)
 今日は前回の続き的に、変わったメッセージの行方を追いつつ、ある種の箱を開けてまわりました。思ったより開けてないある種の箱は少なかったんだけど。
 で、問題はこの先のことで、なにしろ1日1時間以下という高橋名人ニッコリプレーを体力的に余儀なくされている僕としては今なにをやってるところだったのか正直忘れかけているのだった。いや、話の流れ的にはちょうど区切りのいいところだったわけだから忘れるも何もないんだけど、それにしてもこの先たとえば明日プレステ2の電源を入れて神父さんによくぞ戻ってきた的な言葉をかけられてさあ冒険のはじまりだと思ったら例によってANALOGボタンを押し忘れててうわ動けねえ!とか一瞬とはいえびびったり(*2)した後さあ改めて冒険のはじまりだと思ったとき、あ、文章長いですねすいません、とにかくそのとき、今日は何をするかの指針はきっちり持っていたいのである。計画的でありたいのである。
 ということで今日はこの日記を「やりのこした事メモ」として機能させようと思います。あー便利だ日記って。
・ある種の箱を開ける
 今日開けたのは、いわばこっちの方のある種の箱であって、あっちの方のある種の箱はまだ2、3個残っているはずなのだ。ってものすごい分かりづらい表現なんですけど。とにかくそれはとりあえず開けるだけ開けておきたい。
・新しいセリフを読む
 これもあっちの方のメッセージはチェックしていないのだ。たぶん推測ではあの機械関係の城あたりからセリフが変わっていそうなので、そのへんを重点的にチェックしておきたい。
・職業の経験をつむ
 別にあわててやる必要はたぶんないわけだが、えーとちなみに現在3レベル (これレベルって言うのか?) あたりなんだけど、どうもこっちのレベルはけっこう簡単に上がるっぽい。あの神殿のあの人におうかがいをたてたところによると。どうも具体性のない文章で申し訳ない。
 それとも先の方になるとやっぱりかなり経験をつまないとレベル上がらなくなるんだろうか。なにしろそのへん手探りのプレーなんでよくわからないんだけど、そのあたりを確かめる意味も含めて経験は今のうちに積んでおきたいのだった。第一、なんというかあるアイテムを手に入れたのだった。具体的に書くのもなんなのですが、ほらあれです、あの、転職にまつわる、それとモンスターにもまつわる。あれの存在をどうも忘れそうになるので、その辺も含めてなんとかしておきたい。
・あのなんか、宝石みたいなあれ? あれを入手する
 絶対あの石のことだと思ったんだけど、どうも違うくさい。となると次のイベントで手に入ったりするんだろうか。しかし今日の文章は「あの」とか「あれ」とかばっかりでいくらなんでもどうかと思う。
・石版を使う
 本当に忘れそうになってました。今日。

*1 地獄芸者

なんとなく語感が良かったので使っています。

*2 ANALOGボタンを押し忘れててうわ動けねえ!

これ、もしかして一生押し忘れ続けるんでしょうか僕は。

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2000.12.06(ドラゴンクエストVIIより)

半笑い

 地獄芸者!(*1)
 そんな挨拶はともかくとして、ちょっとこの日記で「新しく変わるセリフ」について誤解を招きかねない書き方をしていたかもしれないと少し反省しましたよ。ゲームまだやってない人にしたらなんかスゲエ面倒くさいことみたいに見えるかもって、たまに読み返してみて思いましたね実際。考えてみると全員に話を聞いて回るのは疲れただの自動で移動できないかだのやりすぎだの楽してモテモテになりたいだの『世界! ふしぎ発見』の神田うの黙ってくれないかだのと、ネガティブなことばかりを書いてます。これはいけない。真実を伝えきっていない。そりゃたしかに多少の手間がかかることは事実ですが、それにしたって「あー困ったなあ」とか言ってる僕の顔といったら半笑いなのです。ちょっと人には見せられません。
 今日だってあちこち行ってみたら意外にメッセージ変わってなかったんですが、それがけっこう残念な気持ちだったりすらするわけです。セリフ読み返すっていうのは作業的にはけっこう面倒かったりするわけですが、やっぱり楽しいっていうか。なんなんでしょう実際彼らたいした事言ってるわけでもないんですが、好奇心が満足するっていうことなんですか?(*2) まして最初「あぁ 困ったなあ どうしたらいいんだろう」とか言ってる町人 (男) が次に来たときに「いやぁ おかげ様で うまくいっています」なんて言ってたりするとちょっとこう心のうなずきを返しちゃったりしてね。あるいは「もう あの人の気持ちが私には わからないわ」とか言ってる町人 (女) がいて、それで当の本人は「彼女に僕の気持ちを つたえるべきなんだろうか」と言ってる町人 (男) だったりして、それに「はい」なんて答えると「そうですよね! なんだか勇気が わいてきました」なんつったりして、それでいてもう1回話しかけて今度は「いいえ」と答えて「やっぱり そうでしょうか……。一体 どうしたら いいんだろう」なんて言ったりもして、そのままだと後味が悪いんであらためて話しかけて「はい」と答えて「そうですよね!」と返させたりもして、それでしばらくしてその町来たときなんかに2人同じ部屋にいて「うふふ。この人 わたしがいないとダメなんだから」とか言ってたりするともう心の握手もので、あ、その時の顔とかはもちろん半笑いで。

 ちなみに現在例の神殿のまわりで口笛吹きつつ熟練度(*3)上げに奔走しているところです。これが意外なほどに熟練度サクサク上がってしかも色々意外な特技を憶えてくのでこれまた半笑い。
 たぶん明日あたり石版使います。

*1 地獄芸者

飽きてきました。

*2 好奇心が満足するっていうことなんですか?

聞かれても。

*3 熟練度

昨日「レベル」って書いて自分でもしっくりきませんでしたが、そうそう熟練度。

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2000.12.07(ドラゴンクエストVIIより)

特技

 個人的には今日はたまたま仕事が詰まってたのでもうドラクエはやらずに寝そうな雰囲気でしたが、でもちょっとだけとか思って実際ちょっとだけやって終わりました。あ、地獄芸者(*1)
 むしろ迷ったのは話を先に進める方がいいのか、それとも職業の熟練度を上げた方がいいのかっていうことで、なにしろプレー前からそんな長時間じっくり腰をすえて遊ぶようには思えないわけで、そうなるとひたすら口笛吹きつつ熟練度上げに精を出したほうがいいような気もします。そうすればララァも喜びます(*2)。むしろへたに話を進めようとすると、教会とか神父的な人に出会う間もなくイベントが急展開してとんだ所に飛ばされてしまってなしくずし的に戦闘を繰り返した果てにようやく神父的な人に出会って一応冒険の書に記録はしたもののイベントの流れ的にここで電源は切れないとか思ってせめて町の人全員に話を聞こうとか思って何でもなさそうな人に話しかけたとたんイベントが急展開をしたりという、急展開が急展開をよぶ展開 (←頭悪そう) になる可能性だってあります。そして何より職業の熟練度上げ、これがけっこう楽しいったらあんた。この「とくぎ」の概念って前作にもあったんでしょうか。なにぶん前作は比較的序盤でやめちゃったのでよくわからないんだけど。もとをたどれば『ファイナルファンタジーV』のアビリティシステムあたりなんでしょうが、やっぱこれ楽しいなあ。というか、むしろファイナルファンタジーの方がシリーズ進むとアビリティシステムに制限が増えて、そこのあたりちょっと好かないと思うのは僕だけでしょうか。その点今回のドラクエはかなり制限が少なめで、かつ憶える頻度が高いんで個人的にはかなり楽しいです。でもこれゲームバランス的に大丈夫なんだろうか。制限ないぶん特技憶えすぎて強くなりすぎになったりしたらそれはそれでちょっとなあ。とか余計な先の心配をするほどに楽しいです。
 で、そんな状況ではありますが今日は話を先に進めてみました。いや、だって気になるじゃない? もうかれこれ4日か5日くらい話を進めてないわけで、いいかげん先の展開が気になるわけですよ。せめてどんな雰囲気かぐらいは知っておきたいわけですよ。
 ちなみに今日は「ま…まさかあの太陽がッ! (ゴゴゴゴゴ) スタンド!」とか言いだしかねないぐらいの砂漠に着きました。鏡ばりの自動車 (エアコン完備) でスタンド使いが追ってきかねないほどに砂漠です。あと盲目のスタンド使いと死闘をくりひろげる。
 最初おいおいこれはどういう事だいとか思う状況でしたが、実際今もまだよくわかっていない状況です。とにかく神父的な人は見つかったので、記録だけはしておきました。そして急展開がいかにもありそうな雰囲気がしてきたのであわてて神父的な人のところに戻って記録して電源を切りましたよ。明日は急展開だ。たぶん。

*1 地獄芸者

凄いと思わない? 地獄からやってきた地獄の芸者なんですよ? 言い合いになっても絶対勝てませんよ?

*2 そうすればララァも喜びます

世界三大勝手な言い分のひとつ。だがそんな事よりもなによりも、この話とララァは関係ない。

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2000.12.08(ドラゴンクエストVIIより)

割るな

 だからとりあえず出だしは地獄芸者つっとけばいいんだろチキショー! (もはや逆ギレ)(*1)
 それにしてもツボだ。あのツボは何とかならないだろうか。
 主人公は平気で割るのである。それは、ちょっとおかしいんじゃないのか。しかも平気で内容物を入手する。どうなんだそれは。それでいて内容物が「うまのふん」であっても平気で入手するのであって、それこそ本当にどうなんだそれは。しかしうまのふんをツボに入れて保管する町の人も町の人だ。肥料か?
 とにかくツボである。割っちゃうというのはどう見てもいけない行為である。前にも書いたけど、『III』から『VI』にかけてツボの中身をのぞきこむのでさえちょっと後ろめたいような気になっていたのに、なんで今回いきなり頭上高く持ち上げたあげく壁や地面に叩きつけて割るなどという超バイオレンスな行動になってしまったのだろう。そのうち『ドラクエX』くらいまでシリーズが進むころには、タンスさえも頭上高く持ち上げたあげく壁や地面に叩きつけて開ける (意味不明) ようになったりするんじゃないだろうか。ちなみに今回ツボだけではなく酒ビンとかもやはり持ち上げては割るのだが、例の出来の悪いおじさんの悪い噂を聞いたあげく彼の家でビンを調べまくる (結果的には割りまくる) と、なんとなく主人公が金八とかに出てくる家庭環境からグレた少年の回のイメージと重なってちょっといい感じだ。

 僕は最初ツボを割るのにかなりの抵抗があったものだが、割ってもすぐに復活することに着目して「そういう魔法がかかっている」という風に考えることにした。なんかよく知らんがこの世界はそういう風にできているのだ。ツボとは壊れても再生するのがあたりまえであり、むしろ再生しないツボがあったりしたら国中大騒ぎになって速攻キーファが駆けつけたりするのである。むしろ割るべきものなのである。家に入るとき「おじゃまします」とか言うのと同じレベルで、家のツボは割らなきゃいけないのである。礼儀なのである。文化である。正月とかは年始まいりのたびに来客がガチャンガチャン割ってうるさいったらないのである。とか、そういう風に考えれば少しはうしろめたさも減るというものです。
 しかしこの説ではまだ不十分だ。そこからアイテムだのゴールドだのを入手するのは無茶だ。そんな無法が許されるはずがない。だいたい持ち主の目の前だし。そこで僕はまた考えるのだ。「実はすでに許可が出ている」と。さいわいというか、一応僕は家の人に一通り話を聞いた後でツボだのタンスだのを調べることにしている。話し忘れや調べ忘れをしないために、そういう順序が決まっているのだ。で、さっき話をした際に、省略されてはいるんだけど「そこにあるツボの中身なら勝手に持っていってください」とか「どうせ宝箱にはガラクタしか入ってないから好きにしていいわよ」とか「ああ忙しい。そのタンスの中の物でもてきとうに見つくろって、さっさと出ていってくれ!」とか言われていると想像するのである。「おお勇者よ そこにあるツボを割って中身を使うがよい」とか。どんな状況なんだかよくわからないけど。

 そんな具合にツボを割ったりもしつつ、今は巨大な動物らしきものを探しにいって先生大喜びというあたりです。ひどい説明だなこれ。

*1 地獄芸者

イメージとしては顔にくまどり (しかも『戻橋』の鬼女とか『車引』の時平クラス) をした芸者。頭にはかんざしがむやみに大量にささっている。トゲだらけの鉄扇も持っているね。そこから硫酸を放つね (水芸)。あと高笑い。しかしこうなってくるともう挨拶でもなんでもない。

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2000.12.09(夢トイレより)

和の心

 そこは居酒屋のトイレだろうか、にぎやかな人の声が遠くに聞こえている。
 畳敷きのその場所は広く明るいが、林立した本棚で区切られていて、私にはまるで迷路のように感じられた。
 私は畳の上を歩くうち、この場所に個室や便器に類するものはないということに気付く。そこら中にある木製の古い本棚に向かって用を足すのが正しいらしい。
 私は不安になって周囲を見回す。にぎやかな人の声はあいかわらず遠くに聞こえている。

いや度:★★★★

女性にはピンとこないかもしれませんが、男性用トイレの小用便器 (縦に立っているやつ) が本棚なんだとイメージしてください。しかし、床は畳だしなあ。

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2000.12.09(ドラゴンクエストVIIより)

飛べ! バージル(*1)

 ♪チャラーチャラーチャラーチャラー (中略) パラッパラー (ザッザッザッ) ラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
 飛んだーっ!

 というわけでついに話題のフリーズを体験しました。わかりやすくいえばゲーム中にいきなり止まっちゃうことですよ。飛ぶとも言う。あ、そうそう地獄芸者 (挨拶) 。
 今回のドラクエは読み込み中に飛ぶことが多いっていう噂はたしかに聞きましたが。ちなみに現在のプレー時間34時間で1飛び。これは多いんだろうか少ないんだろうか。プレステのゲームなんてこんなものという気もしないではないですが。それとも昨日までの僕がたまたまラッキーだっただけで、実は巷間噂されているように本当にフリーズしまくりだったりするんだろうか。
 しかも今回は実際かなりラッキーだった。神父的な人に話しかけて記録して、さてと思って階段を降りた直後に飛んだのである。これがラッキーでなくて何だろうか。これも神のおぼしめしか。しかし本当にラッキーなら飛んだりしないという考え方もある。たしかにこうやって飛んだおかげでじゃあ今日はちょっとここでやめておくかという気持ちになったのだった。なんというか、話の腰を折られるような。
 だが軽微な被害で済んだのはたしかだ。これがもし神父的な人に話しかける直前だったらと思うとかなり怖い感じである。ましてボス敵を倒した直後だったらと思うと背筋の凍る思いである。泣きはしないと思うが、半泣きぐらいはするかもしれない。だからといって何か対策があるかといえばこれが驚くほどどうしようもないのであって、そうかこの不安が「フリーズしまくる」という噂になって世間をにぎわせているのではないかと思うんですが、どうなんでしょう実際。
 それともう一つ不安というか、どうなっているんだこれはと思うのが幽霊の存在である。「幽霊」と勝手に言っているが正確にはVRAMのリークかなんかそんなところ (超適当) で、要するにそこにいないはずのキャラクターがそこにいたりする現象である。なんだかわからないか。つまり、僕の経験で言えばこういうことだ。僕はある洞窟を探索していた。ふと気付くと、ホイミスライムが画面の左上、水辺のあたりにたたずんでいた。これはイベントキャラだと思って近付こうとするとザコ敵にエンカウントしてしまい、もどかしい思いでとにかく戦闘を終わらせると、ホイミスライムは姿を消していた。だいたいそんな具合の現象である。たしか過去3回ぐらいあった気がするんだけど。
 実害はないので別にいい気はするんですが、なにしろ洞窟でホイミスライムです。今の例でいえば。いかにも話しかけるとイベントが発生しそうな雰囲気です。仲間になってくれそうですらあります。それはむしろ『IV』のホイミンです。いなくなるのだってイベントの一部だと思ってしまいかねないです。というか実際思いました。階段を下りればまた移動していくホイミン (すでに決定済み) の後ろ姿に追い付くものだと思っていました。なにごともなく洞窟を通り抜けて、やっと真相に気付いたくらいです。あれはちょっと、なあ。

 ところで現在の進行状況は、邪悪な宝石の光をなんとかしたところです。しかし、例のあの巨大な骨って実際のところどうやって持ち運んでたの? 分かる人には分かる疑問だと思いますが。

 では、最後にゲーム中のトラブルにまつわるこの言葉を聞きながらお別れしましょう (『知ってるつもり!?』風に)。
 「『III』のプレー中に一瞬だけ停電になってつまりリセットボタン押さずに電源ON・OFFをかました状態になって冒険の書全部消えるよりはまし」
 笑えません。

*1 『飛べ! バージル』

猿が飛ぶ映画。

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2000.12.10(ドラゴンクエストVIIより)

まわりくどい

 ヒィイー! 地獄芸者が、地獄芸者が、地獄芸者がアァァーーー!! (←こんなの絶対挨拶じゃねえ)
 ところで敵である。「敵」と言っちゃうとなんか雰囲気も違うけど、他に言いようもないので敵である。連中である。モンスター軍団である。単体じゃなくて、パーティーとかでもなくて、我々に敵対する相手としての巨大な集団であるところのあいつらである。彼らはいったい何を考えているんでしょうか。
 彼らはしばしばまわりくどい。人間を滅ぼしたいならさっさとやっちゃえばいいのに、そのためのプロセスに詳しくは言えないが(*1)やたら時間と手間をかけるのだ。いや、それなりの理由はあるんだけど、それにしたってそこまでやるのはどうかと思うかんじで。まあ、場合によっちゃストレートに残虐非道な場合もあるんですが、たいていはからめ手である。
 おそらく上司 (上司!?) は手を汚したくなかったのだろう。手間を惜しんだに違いない。「人間とかHPとかMPとか使っていちいち征服すんのかったりい」とか思ったに違いない。「仕事より家族を大事にしたい」とも思ったのだろう。意外といい奴かもしれない。そこで部下に「あーそこのチミ、あの町ひとつ占領しておいて」とか命令したに違いない。部下は部下で合コンの予定とかもあるし「なんでオレにそういう面倒くさい仕事とか回ってくんだよー」とか思いながら、自分のHPとかと相談して比較的ラクな手段をとろうとしたのだろう。第一あんまりザコモンスターとかを衛兵とか相手に戦闘で失っちゃうと経理部とかから大目玉をくうんじゃないだろうか。経理部? そこで彼はまわりくどいし時間もかかるが、確実でHPも減らない方法をとったのだ。そう考えればつじつまも合うし敵がなんだかしょぼい連中に思えてくるのでやっぱり考えないほうがマシです。ダメだ。
 で、いろいろ言いましたが僕としてはまわりくどい敵オッケーです。別にストーリー上無意味にやってるわけじゃないし、第一その方が話にバラエティ出てきて面白いっつうものです。ただ正面から襲ってきて圧倒的兵力で滅ぼしてワーなんつう敵は敵の風上にもおけないとさえ言いきる覚悟です。しかもそれを同じパターンで繰り返す敵なんか敵ですらないとさえ言えます (味方!?)。『グラップラー刃牙』の例をひもとくまでもなく(*2)、敵は次に何をするか分からないエンターテイメント性に富んでいてこそ面白いのです。というかだからあのゲームの敵が同じパターンで何度も攻撃してそのたび自分側が負けるの正直ものすごくウゼエしやる気も格段にダウンするのでやめてほしいとか言いたいわけなんですけど、何のゲームかはご想像にお任せしたいと思いました。今回毒舌ー。辛口ー。
 ちなみに現在、村人全員が独特のハイテンションに染まっている村をなんとかしたところです。あれはあれで面白かった気もするんですが。

*1 詳しくは言えないが

いちおう未プレーの人に気をつかってみました。ドラクエやってるとときどきあるでしょ、ああいう征服のしかた。

*2 『グラップラー刃牙』の例をひもとくまでもなく

むしろひもとくな。

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2000.12.11(ドラゴンクエストVIIより)

大事なとこをばらす

 オッス! オラ、地獄芸者! (俺が!?)
 それにしてもネタバレっていう言葉はいわゆる「大事なとこをばらす」ことの表現として便利だけど、言葉として一般性あるんでしょうか。いきなり「ネタバレ」って言われてたしかに分かることは分かるけど、分からない人とかもいそうな気がしますが、実際のところどうなんだ。とにかく今回はネタバレについてですよ。

 この日記とかでもそれなりに隠すところは隠す、そんな男のみだしなみ(*1)を心がけていますが、それにしても多少のリークはあります。一応ルールとしては、シナリオとかゲーム展開に関係することはかなりソレ言っちゃダメという感じなんですけど。それでシステム関係はわりと言ってもいい雰囲気、というあたりで。つまり「お話」にまつわることはできるだけ隠す心意気ですな。ましてこの場面で誰それが死ぬとかなんて、もう絶対口がさけても言えません。死んでも死にきれません。言葉の使い方おかしかったけど。で、ゲームシステムまわり、たとえば転職であるとか、そういう事ならある程度オッケーなんじゃないのか、というスタンスで書いてるわけですよ実際。
 このルール、一応「自分がされて嫌だと思うことを他人にするな」というハムラビ法典の教え (絶妙に誤解) にしたがってます。個人的には職業に何があるのかとか、特技をどういう雰囲気で憶えてくのとか、そういう話だったら別に自分が聞いてもダメージは特にないと思うし、むしろ早くそこまで進んでその職につきてーッとか超ヤル気になる方なんで、これなら書いても平気かなーって思ってるんですけど大丈夫なんでしょうか本当に。
 たとえばさっき言ってた職業について。これも程度問題です。職業のさわりの部分なら聞いても楽勝ですが、なんつうか職業組み合わせの、それもかなり奥深いところとかはできれば聞かずにすませたいような気がします。聞けば聞いたで別に気にしないとも思うんですが。このへん自分でもどっちでもいいような気がして、まさにボーダーラインなのかもしれません。一方で人の好みはさまざまなので、「職業」とかそういう段階ですでに耳を覆ってワーとか叫ぶ人もいるかもしれません。それも人としてどうかとは思いますが。
 というか、もっと個人的な話を推し進めますと。今日ファミ通買ったわけです。ちょっと発売から時間かかってますがそこが北国の悲しさというやつで。で、徹底攻略なんか死んでも読まない僕ですが今日読んだのは『読者のご意見板』。まさかここにドラクエネタがあるなんて思いもしなかったというか、正直油断してたわけです。そのネタっていうのは「モンスターなんとか」についての話でしたが、えーと読んですぐにヤベエ!とか思って記憶から抹消したので「なんとか」になってますが本当はきちんとした名詞なんですよ。たぶんカタカナの。それっていうのは想像としてはですね、『V』のモンスターじいさんみたいなものだと思うんですよ。でもそういうモノが今回あるとは思ってなかったというか、存在じたいを忘れてたというか。このネタ読まなければたぶん実際にゲーム中に出てくるまで気付かなかったに違いなくて、それなりにウォーって思ったはずなんですよ多分。というこの文章を読んですぐにヤベエ!とか思って記憶から抹消する人もいるかもしれない。かくのごとくどこまで隠してどこまで書くかっていうのは難しいわけですが、あー困ったなあ。
 ちなみに、もうこれ言っちゃいますが、できれば誰にも言わずにそっとしておいて自分でもできるだけ思い出さずにおいて本当に忘れてしまえないかと思ってたんですが、そううまくもいかないようなんで言っちゃうんですが、実は僕は最後の敵について知らなければよかったことを知っています。まったく意外なドラクエになんのかかわりもないMac系の個人ページに、ごく普通かつ自然に書いてあったのです。いや、たぶんあれは書き方からして最後の敵のことだと思うんだけど、いやまあいいやこのさい。忘れないと忘れないと。ああ恐ろしい恐ろしい。

 今いる場面をできるだけ隠しながら説明すると、昨日のところから次の場面に行ったところです。隠しすぎか。
 実は今日けっこう時間空いたので少し話を先に進めようかと思ってたんですが、ゲーム始めて10分くらいして、自分がメッセージ流し読みしてることに気付いてヤメました。頭が働いてないらしいです。ほらよく見てみると今日の日記も妙にダラダラと長いし。

*1 男のみだしなみ

それ絶対男のみだしなみとは別物。

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2000.12.12(ドラゴンクエストVIIより)

飽きない

 地獄芸者 (挨拶) とか言うのやっぱ飽きた。
 で、そんなことよりも今回のドラクエやっててつくづくすげえなあと素直に感心するのはバラエティが無闇に豊かなところです。
 やたら大量のイベントがあるくせに、各イベントどれもこれも信じられないほどバラエティに富んでやがります。ストーリーの流れから話の雰囲気、イベント自体の長さにダンジョンの構造、敵の作戦もそうだし見た目だってけっこう変化つけてる。要するになんもかも違う。今までいろんな町や村や城を回ってきましたが、どれもこれもそれぞれ別物として機能してて、それはさすがに素直に感心しますよ実際。この「飽きさせない工夫」というのはどう考えても異常です。偏執的です。どうかしています。これだけやるのどんだけ大変だったんだろう。そりゃたしかに制作期間も長かったですが、そういうレベルじゃないだろうこれは。
 今日も今日とて眠かったのでもうゲームどころじゃねえだろうとか思いつつ、今回の町はどんな具合なのか気になって見回ったりしましたよ。それでイベント起こりそうなある行動をとる前に他の場所行っていろいろ見回ったりして一応教会で保存もして。あ、そのあたりでやめたんで多分明日とか急展開なんですけど。

 考えてみると昔のドラクエはこの手の飽きさせない工夫について、あんまり考えてなかった。こう言うと意外かもしれないけど、ドラクエIとかよく思い出してくださいよ。あの頃って町が単なる「次に行くべき場所」とか「知っておくべきこと」を教えるための地点としてしか機能してなくて、というかだいたいイベントというもの自体が希薄で、基本的には「ダンジョンを踏破すること」がメインのゲームだったんですよ。もちろんローラ姫とかはいましたけど。ほとんどアイテムみたいな姫だったけど。
 で、次の『II』になると町の中にイベントが内包されるようになってきて、でもまだダンジョンと町は比較的分離してましたか。『II』の場合ダンジョンは町と町の間の障害物、的な要素が強かったと思う。
 『III』では一気に町とイベントとダンジョンが絶対分けて考えられないような融合を果たして、これたぶん世界のRPGの流れの中でも画期的な発明だったと思うんだけど、というか『III』が最大級の名作になっているのはこの発明のインパクトが大きいとさえ思うんだけど、まあとにかくすごいことになってました。で、それと一緒に町や城がバラエティ富むようになってきた、結果的にイベントのバラエティも豊かになったのもこの頃。でもこれはどっちかというと意識的じゃなく、世界地図をモチーフにした結果思いもよらずバラエティ豊かになったんじゃないかという気がする。いや、あくまで想像ですが。
 そんな訳で意識的にバラエティ豊かにし始めたのは実際『IV』の頃からだったんじゃないかと思うのです。いや実際雑誌の制作者インタビューとか読んでると、『IV』じゃ特にそういう町ごとの特色とか力入れてるふうなんですよ。あと『V』とか『IV』はもっと一本化したストーリーの流れを意識してつくってたみたいなんで、かえってそういうバラエティという方向では物足りない点もあったかも。なんとなく僕とかは今回のドラクエやってると、ある種『IV』に近いノリみたいのを感じますな。それはたぶん『IV』も『VII』もイベントが中編集みたく半独立した形で連続してるせいなんだろうけど。

 などと硬いことを考えたりもする今日この頃、なんか今日もしかするとゲームやってる時間よりゲーム日記書いてる時間の方が長くないか? だいたいこれ日記か? とか疑問もわいてきますが、とにかくそういう具合なんでまだ飽きてません。明日は急展開です。多分。

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2000.12.13(ドラゴンクエストVIIより)

流れ星 銀(*1)

 昨日ちょうどシナリオのバラエティが豊かだとかそんな話をしたとこにもってきて、今日といったら「うわあ」っていう展開でしたよ。タイムリーっつうんですかね。いや本当に時間にまつわるイベントが起きていたわけですが。
 すでにドラクエVIIIプレー済みの人とか昨日読んでたらああこいつこの後あんなことになるんだよなあとか思ったことでしょう。あんまり詳しくは書かないけど、いや本当今回のドラクエ退屈しないですよ。大変ですよ本当。
 とかいう具合で現在攻略中なわけですが、その一方である事件も起きまして。えーとこれぐらいなら言っちゃっても大丈夫か。多少ぼかして書くと、あの銀色で速攻逃げがちな存在。ここまで言ったら隠したことにならないんじゃないのか。とにかくそれ。それを今日はじめて倒しました。イェー!なんつって。
 あの銀色にはわりと何度か出会ってたんですが、あとあの銀色が銀色同士でパーティ組んでいる状態で味方に「はなす」した時の反応がけっこう愉快だったんですけど、とにかくその銀色には逃げられっぱなしでした。それが遂に今日、念願かなって奴を倒したのです。銀色を。そりゃレベルも上がるわっつうくらいの経験値っぷりでしたよ。

 皆さんはどうなんでしょう、あの銀色対策はどうやってますか。
 とりあえず僕とかは全員「めいれいさせろ」に作戦変更しますね。普通するでしょう。そして銀色相手に集中攻撃する手はずで。敵パーティに他にどんな強敵がいてもほっとくくらいの、そんな段取りで。で、攻撃ですが今自分のパーティに一人「盗賊」がいるので、基本的にそいつまかせというか、より正確に言えばそいつ以外の攻撃は当たりゃしねえのです。銀色かてぇ銀色! 前からこうだっけ? 『V』の頃の銀色もう少し倒しやすかったような気がするのは単に記憶があいまいになってるだけ? だって今の銀色でさえこの調子なら、後に出てくるであろう液状になった銀色とか、球状になった銀色なんかどうなるんですか。やべえっすよむしろ絶対勝てねえっすよ球状の銀色。そりゃもう流れ星かのごとくに逃げてくね絶対。(今回のタイトル参照)
 そこで戦法をもう少し考えるというか、問題は特技なのです。この特技がくせものなのです。実際の話、銀色相手にダメージ系特技って効くのか? たとえば「どとうのひつじ」が効くならもう楽勝感かなり強まるんですが、というか何度かためしてみましたがどうもそういう雰囲気じゃないです。まああれが効かないのは仕方ないというか、相手がなにしろ銀色なんだし。じゃあ「まわしげり」なんかはどうだ。銀色が4匹パーティを組んで登場したときなんか絶対使いたい特技なんですが、効かないとしたらこれはことだ。銀色相手の貴重な1ターンをムダに消費するのは絶対避けたいわけです。そう考えるとつい地道に「こうげき」を選んでしまう僕なわけですが、もっと勇気とか出した方がいいでしょうか。
 「せいけんづき」はなんか妙に効きそうな雰囲気がないですか。獲物を狙いすまして一撃を加える風なイメージがあって。逆に「かまいたち」は効かなそうな気がする。かまいたちが銀色のあの表面を滑っていきそうな。まあやっぱり結局「こうげき」を選んでるんですけどね。あと、最後に思いましたが今日のタイトル「夏生」(*2)にしたほうがよかった気もします。どうでもいいですが。

*1 流れ星 銀

犬版『魁! 男塾』。あ、でも『男塾』より『銀』の方が連載先だったから男塾の方を「男版『流れ星 銀』」というべきなのか。どうでもいいです。

*2 銀色 夏生

というか実は読んだことないんですけど。

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2000.12.14(ドラゴンクエストVIIより)

自分ルール

 あー今日はかなり体力的にヤバい状態になりまして、しかもドラクエが時期的にダンジョン攻略の真っ最中という状況なので、へたに手を出すよりも今日はもう寝とこうとかそういう雰囲気です。
 というかアレなんですよ、それだったらダンジョンは置いといて、15分ばかり口笛吹きつつ熟練度上げておくというのも手ではあるんですけど。でもその「ダンジョンは置いておく」という行為にどことなく引っ掛かるものがあるというか。ダンジョン攻略にレベル足りないとかいう場合はともかく、別にイケそうな状態でありながらレベル上げだけやってるというのは、なんつうか今こんな大変なときなのにのんびりしていてどうする貴様、という気持ちになるのです。別に誰に言われるわけでもないんですが。個人的に。むしろ自分の中で。あれです、今回のドラクエでツボを割るとうしろめたくなるような気持ちに似てます。
 ちなみにそういったわけでカジノ的存在も実はあんまり好きじゃないというか、いや今回のドラクエは比較的のんびりした時にカジノなんで別にいいんですけど、そうじゃなくて世界が超ヤバい! 俺達が戦わないとなんつうかこの星が滅びる! あと恋人 (おもに敵に誘拐されてるとか昏睡状態とか) が死む! とか言ってる状況下で、やれカジノだのちょっとしたレベル上げだのアイテム探しだのミニゲームだのやってられないとか。そう思いませんか? そんなヤバい時に脇道にそれる主人公なんてダメじゃないですか? そりゃ星も滅びるわ! いや滅びないんだけど。というかむしろ主人公がそういった脇道にそれてる間でも待っててくれる敵というのはある種どうかと思うんですが、じゃあだからといって待っててくれない敵というのもそれはそれでゲーム的にどうなんでしょう。というか僕はどっちの結論に持っていきたいんでしょう。
 まあそんな具合でいま自分ルール的に、ダンジョン攻略以外はダメ! ゼッタイ! という状況なんで、今日はこの日記はじまって以来のドラクエやらないDAYです。だが、この自分ルールは自分が決めて自分にだけ適用されるルールなので、ときどき無視されたりもするのが醍醐味です。もしかすると今日も寝る間際ちょっとやって寝るかも。熟練度上げを。どうかわかりませんけど。

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2000.12.15(ドラゴンクエストVIIより)

メガテン

 けっきょく昨日はドラクエやりませんでしたよ。
 それはそれとして今日のタイトルは別にメガンテの書き間違いじゃないです。メガテンすなわち女神転生のことですよ。なんでも聞くところによるとスーファミ版『真・女神転生』がプレステでリメイクされるそうで。最近ゲームボーイ版ドラクエといいワンダースワン版ファイナルファンタジーといいリメイクばやりの昨今ですが、これでコンシューマ三大RPG(*1)が全部そろったことになるわけですな。だからどうってことはないんですが。まあ嬉しいんですけど。
 真メガテンいいっすよ。頭おかしいもんあのシナリオ(*2)。特に外伝的要素が強くなった『if…』以降よりも、宗教色バリバリの正統『真・女神転生』シリーズがリメイクされるのは嬉しいことです。今度もオザワはふんどし一丁なのかなあ。嬉しいことです。
 それにしても考えてみるとメガテンってドラクエと真剣に違うゲームですね。ファイナルファンタジーとかだったらドラクエと対比とかわりと簡単だと思うんですけど、メガテンって本気でドラクエと全然別の場所にいるから対比もできねえです。初代の真じゃない『女神転生』の頃から、あれたしかドラクエIIに近い頃の、世間的にはドラクエ風ゲームでフィーバーしてた頃のゲームだったと思うんですけど、深刻なぐらいドラクエとかぶってる場所少ないゲームでした女神転生。マップは3Dだしシナリオと呼べるものはほとんどないし。一応『ウィザードリィ』あたりを手本にしてたんでしょうか、今にして思うと。かぶってるという意味じゃ、むしろ『ディープダンジョン』とかとかぶってたのかな、あれ。なんか最初っからドラクエとか眼中になかったかのようなゲームのつくりがイカすと思う。実際なかったんでしょうし。
 メガテンも今の『デビルサマナー』とか『ペルソナ2』あたりまでシリーズが進むとかなりくだけてきたというか、会話データも充実してきたしチュートリアル的な初心者にやさしいつくりも増えてきましたが、そのわりにいっこうドラクエっぽさがないというか、実際考えてみると日本製RPGでここまでドラクエの影響受けずに進化してきたゲームって異常っていうか。そこにある種の開発者魂を感じることができてほれぼれします。それも反ドラクエとかじゃなく、ふつうに作ったらたまたまドラクエ的じゃなかったという雰囲気の。というかやっぱり頭おかしいよこのゲーム! 何考えてゲーム作ったらここまでドラクエ的じゃなくなるんだよ! スゲエ!

 今回完璧にドラクエとかかわりない話で終わってますが。ちなみに現在の進行状況をあくまでもあいまいに書き記しておくと、砂を覆ったガラスを砕いたところです。あー、メガテン出るころにはさすがにドラクエ終わらしてないとなあ。とか考えながら。

*1 コンシューマ三大RPG

一時期、そういうことになってた。ただ女神転生のかわりに『ゼルダの伝説』が入ることもあった。それを足して「四大RPG」ということもあった。じゃ『MOTHER』は?

*2 頭おかしいもんあのシナリオ

破綻してるとかいう悪い意味じゃなくて、「ここまでやる? スゲエ!」という意味あいで。

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2000.12.16(ドラゴンクエストVIIより)

今じゃ言えない 秘密じゃないけど

 困ったことに今日はいろいろあったんだけど、それをどう言ったもんだか。なにしろどうにも大事なところというか、えーと困ったなあ。
 とりあえず言えるのはタイムゴーズバイ的な感じでしたよ! こんな説明じゃ全然わかりませんけどな! タイムアフタータイムっつうかね! 本当わかんねえなチキショー! とか。
 まあなんつうか今まで何度か「今回のドラクエは町の人のセリフがちょくちょく変わる」っていう話をしましたが、それはつまり時間の流れを表現する手法であり、時間の経過を切りとる作業なんだって分かりましたが、そんな抽象的な話をされて皆さんはおもしろいですか? 僕はつまらないです。キー! かといって具体的に書くとそれはそれで、非常につまらない気がします。未プレーの人に。

 それともう一つ、大変な失敗を犯しかけてたことに気付きましたよ。今日。と言ってもこれもあんまり具体的に書けない気がするんですが、えーと町風なものがあって、その先に神関係のものがある場所。ダメか。その町風なものはある種の草と好色な主人で有名なんですが、おわかりでしょうか。そうそこ。
 その場所の先にある神関係のもの。その場所を僕は勘違いしていたのです。えーとこの説明にはどうしても具体的な表現が必要になるんですが、強引にぼかしますと、とにかく神関係の場所に行くには途中いくつかの自然チックな何かを通過する必要があるわけです。その自然チックな何か、言ってみればどうだっていいような通過点、それを僕は神関係の場所そのものだと信じきっていたのです。今日の今日まで。いやおかしいとは思ってたんだけど! 将来的になにかイベントが起きる場所なんだと思ってほっといたんですよ! だいたいあの自然チックな何かの中に建造物がちゃんと建ってるじゃん! いかにもあの建造物は例の神関係のもの風でしょ! 君『シスターサン・ブラザームーン』って映画見たことないのかね! ふつうないです。
 そんなこんなで、慌てて前のセーブデータ戻って神関係の場所の会話データ確認したりとか忙しいことになってました。現状はえーと、そのいわゆるタイムゴーズバイな場面の問題をなんとかしたところです。こんなの日記とはいえない。

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2000.12.17(ドラゴンクエストVIIより)

50時間

 気がついたらいつの間にかプレー時間が50時間を越えていた。おいおい。
 仮に総プレー時間を100時間とすれば、もう半分である。折り返し地点である。まあそううまくはいかないんだろうけどさ。とにかくある程度のマイルストーン関係にたどりついたのは間違いない。なにしろ50時間ですよ。エディ・マーフィだったらせっかくニック・ノルティに仮釈放されても刑務所に逆戻りする時間です (48時間) 。スネーク・プリスケン(*1)だったら楽勝でL.A.からエスケープ完了してる時間ですよ。5回くらい。スネーク大忙し。プリスケンと呼べ!
 そんなマイナーなのかメジャーなのかわからない話を織り交ぜつつも50時間です。今から少々心配なのは、最後の方どうなるのかっていうことですが、いや別に教えてほしいわけじゃなくて。いやむしろ教えないでください (←用心)。教えたら殺す。スネークと呼べ! 何の話でしたっけ。
 問題は最後の方です。これ最近5年くらいのRPGでたいていある問題なんですけど、最後の方になると話急につまらなくなったりしませんか? なんか最後の方どうでもよくなるっていうか。個人的にはとてもある話なんですよ。そういうのが今回のドラクエにあるとちょっと困るなあっていう話です。自分だけですか? そうですかすいません。いやマジでゴメン。
 あくまで個人的な意見を推し進めますと、なんつうか途中まで主人公の身の回りのパーソナルな話だったのが、急に最後の方になって世界とか宇宙とかを救うために努力する話に方向転換するのがどうにも入り込めないっていうか。むしろ引くんですよ僕とか。さっきまで町ひとつ単位とか人ひとり単位で救ってたものをいきなり世界まるごと救えって言われてもそりゃやる気でませんよ。ましてその頃までシナリオ進むと、主人公の身の回り的には問題全部解決してたりするし。ヒロインともすでにいい仲なってたりするし。もう十分オッケーじゃないですか。その上で見ず知らずの世界を、いや知ってるけど、たいして親しいわけでもない世界を救えっていわれても気分出ませんよ。そりゃスネーク・プリスケンだってマシンガン速射しますよ。でも相手は三次元ホログラムなので透過。
 結局のところ、いかにミクロな視点を維持しつつマクロな展開にもっていくかとか、又はいかにマクロな展開にインタレストを持っていくかということなんですけど、あ、ごめん今ふつうなこと言うのが恥ずかしくて無理して難しい言葉使ってごまかした。ちなみにそういう手法で過去一番うまかったのはそれぞれ『MOTHER2』 (あくまで自分と友達の冒険モノをつらぬきつつ、巨大な空間に放り出されて巨大な敵と巨大なスケールの戦いをしてた) と『真・女神転生II』 (おいおい千年王国かよ! おいおい大天使が! おいおい××××ってアンタ! という具合に、最後まで無茶しまくった) だったと思うんですけど。どう?
 で、今回のドラクエはどうなんでしょう。実際今回のドラクエはスゲエ個人的な単位で話が進んでるじゃないですか。大きくても町ひとつ単位だし。いやドラクエって基本的にそうだけど。ドラクエIVとかはその点うまく処理されてましたよね。世界単位の危機と個人単位の危機がキレイに融合してたから。逆にドラクエVは……あの正直、これ言っちゃうと怒られるかもしれませんけど、最後の方で世界とか別にどうでもいいやとか思いましたよ僕は? というか怒られる? これ怒られる? いや別にドラクエに限った話じゃないんですよ? あと、『VI』は最後までいってないんでわかりません。
 そんな心配と期待みたいなね、考えたりまたはあんまり考えすぎて予想しすぎてそれがうっかり当たっちゃった日には驚きパワーがかなり減少してへこむんで考えるのやめようと思ったりとか、いろいろ思う50時間すぎでしたよ。

 ちなみに現在、不思議な塔の仕掛けを制覇したところです。最後まで盛りだくさんなイベントでした。あーあとそうそう! 見逃してたアレ (12月3日参照) を発見しました! あーそりゃ見逃すわ。満足です。

*1 スネーク・プリスケン

潜水艇の操縦から湘北の三井ばりのロングシュートまでこなす男の中の男。

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2000.12.18(ドラゴンクエストVIIより)

何もない日

 今日という今日はドラクエどころじゃないっていうその「ドラクエどころ」という表現にはドラクエ程度どうだっていいぜという気持ちすらうかがえてちょっとそれはどうかね君という感もありますが、とにかく個人的には大変ふらふらで一刻も早く寝たいんですが、一刻といえばそういえば『めぞん一刻』の一刻ってどういう意味合いだったんでしょうかいや一刻館っていうアパートの名前に由来するのは知ってるけどじゃあその名前の意味は。そんなこんなで今日は非ドラクエ日であります。明日は石版埋めるぜー! 石版ー! 石版ー! ピカーなんつってキュイーンっていう(*1)、それで新しい土地に来たかと思えばうっかり北に直で進んじゃってまたキュイーンつって元の場所戻ったり。ダメじゃん。

*1 ピカーなんつってキュイーンっていう

頭がはたらいていない。

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2000.12.19(ドラゴンクエストVIIより)

叶精作とみずしな孝之を比べてどうする

 ちょくちょく言われることですが、今回のドラクエ画面がどうにもスーパーしょぼい。ファイナルファンタジーとかと比べて実際どう? ダセエ! やる気おきねえ! とかいう声があちこちから聞こえました。幻聴で。いや実際言われてるらしいですよ。
 個人的には、そんな言われるほどじゃないっつうか、むしろ画面スゲエ雰囲気いいとか思うんですが。だってさ、ファイナルファンタジーったって、あれプリレンダリング画像(*1)でしょ。ドラクエはポリゴンにテクスチャ貼ってる(*2)わけで。ドラクエはプリレンダリングじゃないけど、そのかわり回るんですよ? 背景が。あれ楽しいじゃん! マジで。むしろダンジョンとかで回らないことの方が納得いかないんですが、あれやっぱり回ると迷いやすいのかな。あと画面が記号的な分、どこに何があるのか一目でわかるし。
 だからそんなの比べるのって叶精作みずしな孝之を比べるようなもんじゃないですか。勝負してる土俵が違うんだから、そんな比較おかしいっつうの。『いい電子』が叶精作の絵柄だったら面白いか?っていうことです。それはちょっと面白いかもしれないけど。
 だいいち今回のドラクエの画面、単体で見ても十二分にキレイだと思いますよ本当の話。みずしな孝之の絵が叶精作と違うベクトルでうまいのと同様。なんつうかレゴみたいな精緻に作られた小物チックで超カワイくねえ? 四角形単位でちまちまオブジェクト並んでるの見るとスゲエそそりませんか? ほら『MOTHER2』なんかメチャメチャいい画面だったじゃん。むしろ今見ても最高イカすでしょ。あれに通じるものがあるっつうか。というか『MOTHER3』のあのポリゴニックな画面ってむしろどうだったんでしょうか。僕的には『2』の延長であってほしかったが、あれニンテンドー64だとハード的に難しいのか。しかし死んだ子の歳を数えるのはよくない。話がどんどんそれていくし。
 あ、あとファイナルファンタジーの画面を褒める手を休めるつもりはないので諸君勘違いしないように。あれはあれでモデリング技術とレンダリング技術と加工技術の夢の結晶的1枚絵なので、実に素晴らしいのだ。鼻血ブーものですよ。だから僕的には両方の腕をとって二人ともチャンプだよ!よく闘ったよアンタら! とか言ってるレフェリー気分なんですけど、だから闘っちゃダメじゃん。土俵ちがうっつの。

 そんなこんなで世間に風穴をあけてみましたが、僕としてはむしろどうだっていいっていうか (だいなし)。今日は「楽士ねえ……」とか思いながら話を進めているうちにだいたい大筋がわかってきたところで記録して終了しました。

*1 プリレンダリング

プレステの処理とは別に、前もってスーパーなマシーンで画像を作っておいて、それを1枚絵として使用する技術。抜群にキレイだが、なにぶん1枚絵なのでポリゴン的な角度変更や拡大・縮小、その他エフェクト、成長性はE (超ニガ手) レベル。

*2 ポリゴンにテクスチャ貼ってる

3次元形状ごとデータを持ってるので、速攻でぐるぐる回したり拡大縮小できたりする、格闘ゲームなどでおなじみのあの技術。ただしプレステの性能の限界で、形はどうしても単純になるしテクスチャ (模様というか、画像というか) もそれほどたくさん種類貼れるわけではない。

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2000.12.20(ドラゴンクエストVIIより)

ピンチ再び

 風邪ひいた。個人的な意見で恐縮ですが、流行性感冒にはとても弱いです私。意見か? それ。
 あと、えーとせめて1行くらいドラクエに関することを言おうと思ってるんですけど、じゃあ小噺をひとつ。
「隣の家に塀ができたってねえ」
「メルキド!?」
 ごめんもう寝ます。

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2000.12.24(ドラゴンクエストVIIより)

これは駄目だ

 個人的な話としては風邪がだいたい治ったり治らなかったりという調子で、まあ適当に楽しくやってますよ。叔父さんこそどうですか? (洋画の吹き替え調) ←台所で食器を片づけながら言っていると想像してみてください。
 2、3日ほど日記は空いてますがその間べつにドラクエやってたわけでもないんであえて埋めずに今日の話をしますと、水が水が水がァー (ダイイングメッセージ) というあたりです。わかりづらすぎるか。えーとすいませんブランクがあったせいかどういうテンションで日記書いてたか思い出せないんですが。
 で、そんなこんなで今日。とてつもない発見をしました。僕が。プレー中。ミッキーマウスを発見したのです。あの世界に名だたる黒い鼠。映画『フルメタル・ジャケット』での活躍は記憶に新しい (一応本当だと思う)。あと最近千葉のあたりじゃパラパラを踊ったりしてましたが、ミッキーはそういうのやめたほうがいいと思うんですが実際。それはそれとして。
 ミッキーです。安川じゃないほうのミッキーがドラクエに登場したのです。信じられない? 僕も実際驚きましたよ最初見たときは。自分の目が信じられなかったっつうんですかね。でもほら見てみ? これはどう見てもミッキーじゃないですか。僕らの楽しいヒーロー参上ですよ。あー、というか、ダメだこりゃ。
すいません本当二度とこんな事しません。
でも別につくったわけじゃなくて、本当に最初見たとき素で「ミ、ミッキー!?」とか思ったんですよ。

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2000.12.25(ドラゴンクエストVIIより)

不安になりながら

 本当はこれ昨日の話になるんですけど、全滅したんですよ。久しぶりに。
 なんつうのかいわゆるボス的な存在に勝負を挑んだところかなり完膚なきまで叩きのめされまして、むしろ相手には爽やかな友情すら感じましたが次に会ったら絶対速攻で滅ぼしたいと思います。どっちだ。
 で、現実的な判断としては戦術を見直す必要があるわけですけど、根本的な問題が多少。
 えーと (ハイハーイ皆さん、このあたりから徐々に具体的な話になってくるので職業とかに関してでも情報知りたくないっていう人は今日はもう読むのやめたほうがいいですよー、シーユー) 、今うちのパーティは職業が主人公が「バトルマスター」、ガボが「まものハンター」、マリベルが「まほうつかい」なわけですよ。これはもう明らかに「まほうつかい」のHPと防御力の低さがネックなわけで。
 というか何でマリベルだけ上級職じゃねえの? とかお思いかもしれませんが、実はマリベルこの前に「そうりょ」を経験してて、まあそこは普通なんですけどさらにその前には「ぎんゆうしじん」経験してたわけです。一発目に選んだ職業が「ぎんゆうしじん」だったわけで、これは少し本道とはずれてやしないか。僕が。でもマリベルの性格からいえばむしろ最初の職業は比較的華やかな職業を選ぶのではないのか。でも「おどりこ」とかまでいくとちょっと羽目をはずしすぎな感じで逆に気おくれするのではないか。マリベルが。やはり吟遊詩人だゼ! とか思ったあげくのこの選択なわけですが、一体なぜ僕は単なるデジタルデータのマリベルにこんな気をつかってるんでしょうか(*1)
 そんなこんなで魔法使いマリベルが現状対ボス戦のネックになってるわけです。だってあのボス攻撃力超高いんだぜ? しかも現時点で攻撃の要が主人公の「まじん斬り」とガボの「どとうのひつじ」になってまして、これやった人はわかるでしょうが「当たるときは当たるが、外れるときはスーパー外れる」というやっかいな特技。そう、決定的な得点力にもいささか欠けるうちのパーティーなわけです。得点力?
 こうなってくるとやはり適当なところで転職してボス戦に挑みたいところなわけですが、あー、ねえ、詳しくは言えないんですが諸般の事情で今、転職できないわけですよ。分かる人には分かる通り。やべえ! 大ピンチです!
 で、とりあえず今のところ口笛吹き鳴らしつつ熟練度上げて(*2)、対ボス必殺的な特技を憶えるという可能性に賭けてるわけです。でもこれもねー、今のところいまひとつなんですよ。いまさらイオラとか憶えてもなあ。あと「みなごろし」って名前聞いたときはスゲエときめいたけど、敵味方問わずの皆殺しだったりしてもはやときめくどころの騒ぎじゃありません。スカラとかもっと積極的にかけてった方がいいんだろうか。いいんだろうな。あー、やっぱボス戦にもAI自動戦闘でやってたのが問題なのか。でもAIはAIでどの魔法が (相手に) かかってどの魔法がかからないか自動判別してくれるんで便利でもあるんだよなあ。あとはアレか、いかにもいわくありげに発見した例の剣。あれを道具として使ってみる手か。昨日は気付かなかったけど。しかし決定打になんとも欠けるのは事実だしなあ。とりあえず熟練度MAXまで上げておくにこしたことはないか。……などとああでもないこうでもないと考えるのもまた楽しからずや。どうでもいいけど「楽しからずや」って楽しいのかそうでないのかよく分かんなくなりませんか?
 そんな具合にいろいろ悩みながらも楽しみつつも不安でもありでもまあドラクエのバランスだから結局はちょうどいい具合に勝てるんだろうと楽観しもしつつ、口笛を吹きつづけるクリスマスの夜でしたよ。助けて山下達郎!

*1 こんな気をつかって

あとガボを「とうぞく」にした時もけっこうそれは違うだろうという気になりましたが、将来「まものハンター」になるならこれはやっとかないと、と説得したのでした。マリベルが。僕の心の中で。大丈夫か? 俺。

*2 熟練度上げて

それとレベルも。本当のところ道中のザコ敵戦でもけっこう歯ごたえがあったので、根本的にレベル不足ではあるようなのだ。

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2000.12.26(ドラゴンクエストVIIより)

訂正

 あー、昨日「助けて山下達郎!」と書きましたが達郎が歌っているのは「きっと君は来ない 一人きりのクリスマス・イブ」なので、25日に助けを呼ぶには不適切な人材だと気付きました。今日になって。じゃあ、助けて福山雅治!(ウィズロイヤルフィルハーモニックオーケストラ) ということで。

 ところで僕は数字が苦手である。苦手というか、どうにも無頓着である。どうも普段生活する上で、数字というものをどんぶり勘定で見ているらしく、「だいたい多かった」とか「わりと少なかった」とか雰囲気でしか把握していないようなのだ。たとえば今日は札幌圏ではMG版νガンダム(*1)の発売日だったわけだが、 その価格を僕は憶えていない。それなりに「あー、今日発売かあ。欲しいなあ。でも想像してたより高いなあ。だいいちグフもまだ作ってないしなあ。けっこう高いしなあ」とか思って見ていたわけなのだが、それから4時間ほどした今現在、全然いくらだったか憶えていないのである。高いと思ってたくらいだから、2000円じゃすまないと思うんですよ。最低3000円から。たぶん3500〜4500円くらいだったんじゃないかと思うんですが、結局それは記憶というより「自分が思う『高いMG』の値段」だったりして、記憶自体はぜんぜんしてないということになります。しかも今3500〜4500円くらいとか言いましたが、そう言ってるそばからいや4800円でもありそうな線じゃない? いやむしろ5000円超えててもありえる話じゃない? とか想像はふくらみ、天井知らずのうなぎ上りといった様子。価格が。
 この話をしても「お金にだらしのない人」という程度にしか思われないかもしれない。いやそうじゃないんだ。じゃあ言うが、たとえば僕は自分の年齢がよく分からない。これを言うとたいていの人は僕をかわいそうな目で見るんですが。しかも僕は自分の生年もよく分からないので、逆算すらできないのだった。人に教えてもらってはじめて自分の年齢が分かるというわけで、人生がとてもミステリアスでそれってちょっとオシャレとか思ってますが、モテますかね? これって結構モテませんかね先輩?
 で、そんなわけでドラクエでも当然どんぶり勘定っぷりを発揮。HPが200から100まで減ろうが「あーまだ100も残ってるや。ところで最大HPっていくらだったっけ?」てなもんで、まああれはある程度まで減ると画面がオレンジ色になるんでそれほど問題はないんですが、MPが残りあと何回ベホイミかけれるかとかそういう計算もできないので、気付かずにMP足りないままダンジョンの奥まで行ったあげく「あ! MPいつのまにか10代になってるじゃん」とか思いながらまあリレミトかければいいやとも思いながらもう1回ベホイミして残りMP7、リレミトすら使えない状態になって泣きながら歩いて帰ったりとか楽勝でやります。ええ平気でやりますとも。書いててだんだん腹立ってきました。自分に。
 さて、そんなこんなで僕が何を言いたいのかというと、とにかく僕は数字に無頓着だしいつまでも記憶してられないということだ。だからこの日記で12月17日にそこまでのプレー時間「50時間」とか書いたけど今日あらためて見てみたら今現在でさえ48時間で、前のセーブデータをチェックしてみるにどうやら45時間のことを例によってどんぶり勘定ぶりを発揮して50時間とか考えてたらしいということが判明したとしても、何の不思議があろう。

 現在プレー時間48時間。熟練度も上がりきったので明日あたりボスを倒しに行こうと思います。

*1 MG版νガンダム

なんのことか分からなくても気にしなくていいです。

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2000.12.27(ドラゴンクエストVIIより)

苦労話

 自分の苦労話というのは誰かに聞かせたいものだ。「まあ自慢のコレクションというものは他人に見せて賛美の言葉を聞きたいと思うものです」とダービー (弟) (*1)も言っている。ましてその苦労話が相手の共感をよびそうとくればしない手はない。で、ドラクエのこの手の苦労話はやった人ならたいていどっかこっかで経験あるに違いない。そんなわけで今日は苦労話ですよ。

 まず結果から言うと、あのボス無事に倒せました。よかったよかった。
 あらためてセーブデータ見直すと、結局あのボスに全滅させられてからかれこれ4レベル分も経験値稼ぎしてましたよ。まあそれだけレベル上がるってことは、それだけレベル低かったってことか。とにかくああよかった(*2)
 もうね、本当に体の力ぬけるくらいホッとしてるんですよ本気で。職業の熟練度最大まで上げて、これで勝てなかったらかなり手詰まり感強いじゃないですか。なのにまだ戦力的にどうも不安でさあ。あ、ここからまた職業に関するやや重要そうな話が出てくるんで注意する人は注意。
 「まほうつかい」の最終特技にはけっこう期待してたんですが、憶えてみるとこれがヒャダルコだったりして、全然ダメだ! 全体攻撃魔法はボス相手には意味ねえ! か、勝てねえ! とか思って枕を涙で濡らしたりしたとかしなかったとか。あと「まものハンター」の最終特技がドラゴラムだった時はもう勝った! これ唱えとけば楽勝で勝てる!とか思ったけど、実際にザコ相手に実験してみると意外にたいしたことなかったり。もしかして前のシリーズよりドラゴラムの威力落ちてる? か、勝てねえ! とか思って枕で涙を濡らしたとか濡らさなかったとか。というかそれ真逆。枕が涙に大群で襲いかかってるところを想像してください。気持ち悪いです。
 やっぱり「バトルマスター」の最終特技「ばくれつけん」の力はデカかったね。いや本当にばくれつけん最高。ひらがなで書くと迫力ないな。爆裂拳最高。あれ、もしかして爆裂剣なのか? 画面上ではパンチっぽいイメージだけど、でもどっちともとれるな。個人的にはなんとなく爆裂剣のほうがとりかえしがつかなそうでより迫力があるので、そちらを推します。とにかく爆裂剣。確実にヒットする。スゲエ。当たるかどうかわからない魔神斬りの4、5倍凄い(*3)。あと地味に「いやしのうた」が便利。これ毎ターンかけつづけてたらたいてい大丈夫だった。あ、これは職業「ぎんゆうしじん」と「そうりょ」の合わせ技なんですよ。俺の選択は間違ってなかった! 良かった最初マリベル「ぎんゆうしじん」にしておいて! あとスカラがやっぱり効いた。かけとくもんですねアレ。
 とまあ最初の不安が嘘みたいに快勝でした。もうなんか主人公たちこんな強かったのかよ! とか思うくらい。あの時の主人公たち絶対刃牙より強かったね。範間勇次郎が相手でも相当いい線いくね。そのぐらい強かった。というか、まあ、たぶんレベルきちんと上げて戦術まじめに考えてたら当然の強さだったんでしょうけど。そういうの少しおろそかにしてると、いや、それなりになんとかなるんだけど、でもヤバい時にはヤバいっていう、この絶妙なバランスがニクいと思う。ていうかどうやってとってるんだ、このバランス!?
  今作だと特にレベル1つ上がるだけでけっこう戦闘が楽になるんだけど、それだけダイナミックな関数用意してるのに(*4)、なんでパーティー強すぎになったり弱すぎになったりしないんだろうか。今回けっこう苦労したとは言っても、それでも「弱すぎ」っていう感じじゃなかったしなあ。基本的には普通のRPGと同じふうに、敵のエンカウント率と得られる経験値の量で調整してるわけでしょ? あとボスの強さと。しかしそれでこのバランスの絶妙さ。誰に聞いても「ちょっと苦労した時もあったけど、がんばったら意外といい線いった」とかいうことになってるし。しかもその苦労した場所がプレーヤーごとにばらばらなんだよなあ。それってつまり、どっかに超強いボスやザコ配置して一律にレベル上げ強制してるとか、そういうズル(*5)してるわけじゃないってことですよ? しかもだいいち今回職業によって憶える特技も違うから、プレーヤーによっては相当イレギュラーな成長もありえそうな話なのに。まあ、こんな比較的正統派 (マリベルの「ぎんゆうしじん」除く) の職業チョイスをしてきてる僕が言うのもなんだが。

 そんな具合で今回のドラクエのバランスにどこか戦慄をおぼえつつ、今日はある種の謎めいてかつ前から気になっていた海に関係する宝石を手に入れる場面で保存して終了。あ、そうかあれが手に入るっていうことは当然あれ (手織り) が手に入るってことで、そうかじゃあいよいよ貯まったあれ (金属) がなんとかなるのか? とか思いつつ。分かる人は分かるよね?

*1 ダービー (弟)

ジョジョの奇妙な冒険。

*2 ああよかった

よっぽど今日のタイトル「花*花」にしようかと思いましたが、寸前で思いとどまりました。この判断は決して間違っていなかったと思う。

*3 4、5倍凄い

魔神斬りが外れる確率から言えば、論理的にはせいぜい2、3倍というところだが、こういうのは気持ちが大事だ。

*4 ダイナミックな関数用意してるのに

意味わからなくても気にしない。

*5 ズル

本当は別にずるくはないが、しかし少々安い手段とは言えよう。

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2000.12.28(ドラゴンクエストVIIより)

今日も今日とて新展開を目前にして

 昨日、なんというか貯まった例の金属質の小さなものをなんとかできるかも、とか書きました。で、それというのも例の繊維質で空に関係のあるものを手に入れられそうな雰囲気だから、とかそんな具合のことも書きました。最後の方で。例の繊維質があれば移動範囲が広がって、ということは前に行けなかったある地域にも手が届くゼ、とか思ってたわけです。その場所こそ例の金属質を収拾するある人物のいる場所だと思ってたわけですよ。
 えーとまあ、大筋としては間違ってなかったというか、結果からいうとその人物には会えました。が、まだ繊維質を入手する前。今日やっと行けるようになった場所ではあるが、繊維質とは関係ない場所に彼はいたのです。えと、じゃあ繊維質がないと行けない場所には誰がいるんだ?
 謎は謎を呼び、おかんは息子を呼び、いま夕飯が始まるといった感じですが (ちがう) 、いまのとこ謎は解けてません。今日は謎が解ける前に記録して終了しちゃったので。あせることもないと思ったのです。とりあえず今日はボス的な存在を倒して平和になった各地の様子を見ることで充実したし、あとは明日の分としてとっておいてもよかろう、とか。まだまだ先は長いんだし。

 いったいこのドラクエVIIというやつは先が知れないというか、こんな1日1時間以下の高橋名人ニッコリプレーしてる僕でさえ、毎日なにかしら違う展開が訪れてます。新しい町はどんどん見つかるし、ばんばん新しい特技憶えてくし、ダンジョンのつくりは多様だし、そうこうしてるうちにまた新しい町が見つかるし、とかやってるとまた前に行った町の人のメッセージ変わってるし、そんな具合で。考えてみると毎日、新展開を目前にして記録して終了してる気がします。
 というか、新しい展開だからといって無闇にガツガツと先に進めてるといつまでたっても記録して終了するタイミングがつかめません。たぶんやめどきを見失ってるうちに疲労で倒れかねないと思う。むしろこのゲームには「新展開か! よし、続きは明日にしよう」という、大人 (ターレン) ばりの余裕の態度で臨むべきですよ。

 考えてみるとここまで新展開が連続して、なおかつ長続きするゲームも今までなかったんじゃないか。普通RPGつったらどっかこっかで息切れする場面があるもんです。息切れとまで言うと言いすぎかしれませんが、具体的にいうとカジノ的な冒険に直接関係ない遊びとか、かなり見つかりにくい場所にある秘密のアイテム探しとか、あとやっぱり淡々とした経験値かせぎとかゴールドかせぎとか。なのに今回のドラクエではそういう息切れをしないままに50時間を迎え、ああそうでした48時間でしたを迎えてしまった。こんなものすごい事があっていいのか。
 そりゃちょっと冗談みたいに思うことはありましたよ。RPGってほら序盤は登場人物ばんばん現れるし今後の冒険の動機づけのための急展開もあるしでテンション高いじゃない? で、「あーこのテンションのまま最後まで続いたりしないかなあ」とか思ったり。でも普通に考えたらそんなわきゃねえのです。そんなハイテンションのまま話続いててもそれはそれで速攻でエンディングたどり着いちゃうわけで、普通道中ちょっとした時間稼ぎは起きるもんですよ。そして実際それはRPGというゲームの性質上、しょうがないことだと思ってあきらめてたもんです。
 が、今回のドラクエはヤバいです。走りっぱなしです。しかも走りっぱなしで50時間経って、まだそれ全体の半分なんですよ。尋常じゃねえ! こんなぜいたくな作り、あっていいのか? なんか書いててだんだん本気で呆れてきましたが。
 実際の話、僕は先の展開を知らないわけで意外に明日あたりから展開がスローペースになったりするのかもしれないんですが、でもここまで50時間 (正確には48時間) 走りっぱなしできてる段階でもうじゅうぶん異常ですよ。だいいちまだ、あのほら本気でよく知らないんだけど公告とかで見た準主役級っぽい女戦士風の人と老戦士風の人にもまだ出会ってないんだぜ? まだまだ先長いっつう事ですよ? 正直嬉しくなります。まだまだこのゲームが遊べる! しかも新展開がめくるめく雰囲気で! ワーオ!
 明日もこんな具合でありますように。

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2000.12.29(ドラゴンクエストVIIより)

バイツァ・ダスト (負けて死ね)

 『時間をぶっとばす』能力! これこそがキラークイーン第三の能力なのだ! という例によってジョジョ読んでないと分からない話で恐縮ですが、それはおいといて今日の話を始めよう。
 実は昨日先送りにしていたのは、なにも例の繊維質の空に関係のあるあれ問題だけではなかった。開放された町をきちんと見回ってもいなかったのである。町についたところですぐ教会的な場所に入り、神父風の人に話しかけて記録して終了したのだった。で、今日といえば当然その続きである。
 僕は見知ったようでもあるし全然初めてのようでもあるその町を巡りに巡った。全ての人に話しかけた。話しかけた後いちいち仲間にも話しかけた。猫にも話しかけた。宝箱という宝箱を開けた。タンスを開けビンを割りツボを割り、かつうっかり方向を誤って家の人にツボをぶつけてしまい心の中で「ゴメン!」とかも思った。当然ながらイベントも進行させた。新出発のチャンスをうかがっている人にいい場所を教えてあげた。ちょっと町から離れて遠出をして、そこでもやはり新出発のチャンスをうかがっている人にいい場所を教えてあげた。職業の熟練度がMAXまで上がっていることを思い出して、ルーラで転職関係の場所まで戻って全員転職させた。ダンジョン的な場所に行き、いくつかのアイテムを手に入れた。

 ところで、これは人によって違うだろうしむしろ僕は少数派に属するのかもしれないが、僕はイベントが起きる前にその時点でできることは全部やっておく派である。いかにもこの人に話しかけるとイベントが起きそう、とか思ったらその人に話しかけるのは一番最後にまわすタイプである。そうすることでその時にしか聞けないメッセージを見逃すこともないし、時にはアイテムを余計に入手できたりもするからだ。
 だからダンジョンにしても、その階で行ける場所には全て行ってから次の階に移動する。地下一階で下に降りる階段を見つけても、すぐ降りたりせずにまた別の横道をさぐる。あるいは一旦降りてみて、そこから先が長い通路になっていたり、四方八方に道が広がっていたら即もとの階に戻る。逆に階段を下りた先が宝箱しかないような狭い部屋なら宝箱を開けて、これまた即もとの階に戻る。とにかく細かいマス目を塗りつぶしていくかのように、一階ずつ順序よく隙間なく踏破していくというのが理想である。そして最後にはボスとの戦いが待っている。ボスと戦う前にアイテムの取り残しなどあってはならないのだ。第一、場合によってはボスを倒したらダンジョンそのものが (たとえば自爆装置的な機能で) 消失してしまうかもしれないじゃないか。そんなときにアイテムの取り残しがあってどうする。あってはならないのだ。
 さて、問題は今日のダンジョンである。今日起きたことについて詳しくは書かないが、とにかく自分にとってなんとも意外な場所でいきなりボス戦になってしまった。いや、考え方によってはいきなりでもなんでもないんだが、僕の考えとしてはそうなるはずじゃなかったのだ。
 まずいと思った。これはいけないと思った。おそらくこのボスと思われる存在 (ガボが「オイラの攻撃がこれっぽっちしか効いてねぇのか?」的なことを言っていたのでたぶんボスだと思う) を倒したところでこのダンジョンがいきなり消失したりはしないと思うが、たとえばだなあこのダンジョンの別の階にはそのボスの配下的なやつがいて、「あのお方に貴様らなどがかなうはずもないのだ! キヒヒヒヒ」とか言ってるかもしれないじゃないか。だがここでこのボスを倒したらどうなる。メッセージは「あ、あのお方を倒してしまっただと! キ、キ、キ、キヒャー!」とかいう具合に変わっちゃうに違いないのだ。「キヒヒヒヒ」が聞けなくなってしまうのだ。それはいけない。間違ってる。なにが? いやとにかく間違っているのだ。いまこそ決断のときだ。僕の指はプレステのリセットボタンに伸びた! 「いいや! 『限界』だッ! 押すねッ!」

 そして僕は再びメモリーカードを読み込んで冒険を再開したわけだが、この時になってある事に気がついた。そう、僕はダンジョンに行く前に冒険の書に記録するのを忘れていたのだ。というか、具体的には今日はまだ一度も記録してなかったのだ。つまり、あれだ、今日の日記の第三段落からこっち、全部やり直さないといけないのだった! キ、キ、キ、キヒャー!

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2000.12.30(ドラゴンクエストVIIより)

〜のことを おしえますか?

 あの町である。えーとこれまた多少具体的な話になっちゃうので、何も知らない無垢な自分でいたいという人は読んじゃいけませんが、そんな人ここ読むのか。まあとにかくあの町である。
 もう少し具体的に話をすると、成長する町のことだ。ここまでは有名なんですよね? で、そのさらに先まで話を進めると、あの町の住民というのは、ほうぼうの町にいる新生活を望む人をスカウトすることで増加するのだ。いわゆる移民である。
 問題はこのスカウトのしかたで、なんというか各地にはたまーにいるわけだ。今の生活に満足していない人が。むしろたまに発生するといってもいいが。そして彼らに話しかけてプレイヤーはそのことを知る。そのとき件の町のことを教えるかどうかはプレイヤー次第である。気に入らなかったら教えなければいいし、気に入れば教えればいい。つまりその気になればシスターとバニーガールと踊り子だけで町を構成することも可能なのだ。たぶん。以上、説明おわり。

 さて、問題はこの「教えるかどうか」という点で、どうですか皆さんはどういう人に教えて、どういう人に教えませんか? 個人的にはわりとこういうゲーム上の選択には素直なタイプなので、まったくえり好みせず全員に教えることになってるんですが。だって彼ら困ってるんですよ? 新天地を求めてるんですよ? 教えてあげるのが親切というものじゃないですか。
 しかし一方で、どうにもろくでもなさそうな人が新天地を求めてたりする場合もあって、これはどうしたものでしょうか。つまりそれはやる気がどう見ても欠如していたり、やめたほうがいいような理由で新天地を求めていたり、やる気はありそうだけど悪い方向にハッスルしていたりという人たちです。彼らに例の町を教えることは、例の町にとってマイナスなのではないか。自分たちもそれなりの責任があるわけで、そういう人を無条件に送りだすのはやっぱりちょっと気まずい。
 だがそういういまいちな人たちも、例の町に送ってみると意外に心を入れ替えてがんばっていたりもするので、まあ安心といえば安心なんですが、ごくまれにそうでもない人がいたりもするのでドキドキです。こいつに教えるのはヤバそうだけど、でもたぶん更生するだろうから、とか思ったらやっぱりダメだったということがあったのです。過去一回。というか正直な話、リセットしましたよ。ダメだこれはと思わせるものがありましたね実際。そんな具合で「もしかするとこの人は移住希望者かも、そしてヤベエ人かも」とか恐怖におびえながら人々に話しかける毎日なのです。どうにも。

 あ、リセットといえば昨日のあれ、その後どうやらリセットするまでもなかったらしいことが判明しました。なんかもう泣きそうです。

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